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犯して欲しい? 是非もない、契約した記念だ。今晩は一晩中可愛がってやろう

ちが、あ、んっ! ちがぁ、う、あぁんっ!

そうして、一日目の夜は更けていった。

第1.5話ダンジョン解説

第1話終了時点でのダンジョン。

階層数:1階層

瘴気:0

悪名:0

貯蓄魔力:5(単位:万/日)

消費魔力:0.1(単位:万/日)

新しい施設:

ダンジョンコアLV2

人間大にまで巨大化させたダンジョンコア。

魔力を100万程度まで貯蔵することが出来る。

ちなみにプロローグでOlが首から下げていた状態がLV1である。

新しい戦力:

リル(サキュバス)

戦力:2消費魔力:0.1最大貯蓄魔力:10

女性型の淫魔。幻惑、変身、魅了、精気吸収等の特殊能力を持ち、簡単なものであれば魔術も使用できる。頭はいいがあまり強くはない。

Ol

戦力:3最大貯蓄魔力:0.3

老いた魔術師。魔術によって20歳前後くらいまで若返っている。かなり高度な魔術を操り、特に魔力制御は世界でも有数の腕を持つが、戦闘に関しては素人同然であるため戦力LVはさほど高くない。

現状のダンジョン

施設はダンジョンコアのある部屋のみ。ダンジョンというより、洞穴と言った方が近い。

防衛設備は一切なく、ダンジョンを見つけさえすれば簡単に踏破出来るだろう。

ただし、現時点でその位置を知るものはOl以外にいない。

第2話近隣の村を襲撃しましょう-1

ううう、死ぬかと思った

体中精液にまみれ地面に突っ伏しながら、リルはOlに恨みがましい視線を向けた。

馬鹿を言うな、情交で死ぬ淫魔などと言うものがいる訳がないだろう

それに対し、Olは何十回と精を放ったにも関わらず疲れた様子もない。

あなた、化け物? 一体何回出したのよ

良かっただろう?

ニヤリと笑みを浮かべるOlに、ぷいとリルは目を背ける。初めて味わう快感に腰砕けになり、力も入らないリルをOlは一晩中犯し続けた。膣は勿論、口や尻の穴にも幾度となく精を注ぎ込み、リルが動く体力もなくなってからは体中に精を放ち汚した。

行為自体に不満は全くない。そもそも契約自体に好きな時にリルを抱く事は入っていたし、そうでなくとも性愛を生業とする淫魔である。むしろ、今まで感じたこともない快楽を味わえた事は彼女にとって非常に大きな感動であり、喜びであった。

しかし、魔力で無理やり感じさせられた上に、人間にいいように身体を弄ばれたというのはリルの淫魔としての自尊心を傷つけた事は確かであり、素直に良かったと認める気にはなれない。

まあそう拗ねるな。何も無為にお前を弄んで楽しんだという訳ではない。これも大きな目で見ればダンジョン作りの一環だ

なんでこんなのがダンジョン作りの一環になるのよ

ようやく体力が少しは回復し、リルは上半身を起こす。

ダンジョンコアは龍脈から魔力を汲み取る。溜まっている量も汲み取る速度もまだ大した量ではないが、体力を回復させる程度の術であれば無制限に使える程度ではある。魔力で体力を補いながらならば、半永久的にお前とまぐわっていることも可能だ

Olは自身の異常な体力の種明かしをした。肉体の状態を数刻前に戻し、体力を回復する。衰えれば、再び数刻前に戻す。そうすることで、無限の精力を得ていたのだ。大量の魔力を消費する術ではあるが、若返ることに比べれば造作もない。

が、それもこの迷宮内、ダンジョンコアのすぐ傍でだけの事だ。およそ30フィート以内。その距離にいなければ俺はコアから魔力をとり出す事は出来ん。そこで、だ

Olはリルの頭にぽんと手を置き、短く呪文を唱える。すると、魔力がリルの体内からOlへと吸い込まれ、次に瞬く間にリルの身体に活力が戻り、ついでに身体に付着した精液が吹き飛んだ。

このようにお前の身体に俺の魔力を精と共に仕込んだ。お前は悪魔だから、並みの魔術師の数倍は魔力を溜めておけるな。移動できる小型のダンジョンコアのようなものだ

ピクリ、とリルのこめかみが引きつるように動くのに、しかしOlは気付かない。

今後、ずっとダンジョンに篭っているわけにもいかん。が、俺の魔力だけではどうしようもないからな。しかし流石悪魔だな、許容量一杯まで魔力を溜めるのに一晩かかった。まあこれだけ溜めれば当分は大丈夫だろうが

ふざけるなあっ!!

Olの言葉を遮り、リルは叫ぶと拳を振り上げた。

あーもうこの馬鹿殴りたい!契約で危害加えられないから殴れないけど、すっごい殴りたい!

な、何故怒る!?

Olとしては必然性を説く事でフォローしたつもりだったのだが、その説明は火に油を注ぐものでしかなかった。ちょっと拗ねた、程度だったリルの感情は完全に怒りに燃えている。

男を誘惑し、情を交わすことが種としての存在意義と言ってもいい淫魔に対し、一方的に身体を蹂躙した挙句、ただ魔力タンクとして必要だったから、などと言い放ったのだ。リルにしてみれば存在自体を全否定されたに等しい。

煩い、このイ○ポやろー! あんたなんかゴブリンでも犯してなさいよ!このダンジョン馬鹿、若作り爺!

リルはひたすらに罵詈雑言をわめき散らした。契約で悪態は制限されていなかったからだ。

人間に対してこんなに怒りを抱くのも、悪魔として生まれて初めてのことだった。

第2話近隣の村を襲撃しましょう-2

と言うわけで、これからあの村を襲撃する。いい加減機嫌を直さないか?

Olにとっては数ヶ月ぶり、リルにとっては前回人間に召喚されたときから数えて数十年ぶりの、地上。遠くに見える小さな村を指差し、Olは相変わらずへそを曲げたままのリルにそういった。

別に機嫌悪くなんてない

明らかに機嫌の悪い声色で答えるリルに、Olは内心ため息をつく。

流石にOlも自分の行為ではなく発言が悪かったのだろうとは気付いていたが、だからといって機嫌を直すような気の利いた言葉は思い浮かばなかったし、盛りのついた若い男じゃあるまいし、小娘の機嫌を取るのも馬鹿馬鹿しいのであまり気にしないことにした。

見た目も言動も若い娘とは言え悪魔は悪魔だ。機嫌で仕事の質を左右されるようなことはあるまい。

では、改めて確認をしよう。俺はある程度魔術を修めてはいるが、その研究の大半はダンジョンコアに費やされたものだ。魔力の取り扱いについては世界でも有数である自負はあるが、戦闘経験は殆どないし荒事には向いていない。ただの村人に負けるようなことはなかろうが、ある程度の腕を持った剣士でも出てくれば少々辛い。つまり、お前だけが戦力という事だ。頼んだぞ

いいわ、皆殺しにしてやる!

凶悪な目つきをしながら唸るようにリルは答える。八つ当たりされる村人達に若干の同情をしつつ、Olは彼女を伴い、村への入り口へと向かう。