どうやらさ、先週の土曜日かららしいぜ
へー、先週の土曜
うん、何か昨日の練習の後で、遠藤のヤツが部活の先輩に問いつめられて、そんで白状したらしいんだよね
えー、何で先輩にバレたの
そりゃ昨日、白坂がグラウンドの隅で、ずっと遠藤の練習を見てたっていうから手に白いタオル持って
ほー、そりゃバレるわな
つーか、バレバレだよな
白坂さんのタオル、うらやましいぃっ
って、そこがポイントじゃないだろっ
うー、よし、もう一度よく考えてみよう
①先週の土曜から二人は付き合っている
②先週の土曜から二人はカップル
③先週の土曜から二人は恋人同士
今日は火曜日土曜日の三日後
てことは、白坂さんの純潔はまだセーフか
でも、休日が間に入ってるし
って、野球部は日曜も練習か
そんなら、も、も、も、もしかしたら唇も無事
まあ、まだヤッてはいないだろーけれど
そう、そう、してない、してないっちゅーのゼッタイにッ
えー、でも、チューはしてるんじゃないの
し、し、し、してないッッ
白坂さんはチューはしてない
チューはまだ
チューはしていないと信じさせてくれーっ
キスはしたって、遠藤が野球部の先輩に報告したらしいぜ
し、したのかしてたのか、チュウゥッッーはじめてぇのチュウウウッ
遠藤、ブッ殺す最悪でも呪い殺す
いずれにしても、そのうち遠藤にヤられちゃうんだろうなあ、白坂
はー、まあ、美人薄命と言いますか綺麗な子から食われちゃうんだよなあ
まあ、めぼしいオンナは、入学してゴールデンウィークまでに誰かしらツバつけるもんだよなあ
し、知らんぞ、そんなルール
ある意味、先に動いたもん勝ちか
ていうか、イケメン様は強いっていうか今週の日曜辺りに一波乱あるんじゃねーの
いよいよ連休だし、まー、この週末が一つの山場でしょーね
ふー、白坂も大人の女になっちまうのかねぇ
はーはかないもんですなぁ
ほー哲学だねぇ
ひー、白坂さんが遠藤と
白坂さんがヤられちゃう破られちゃう犯されちゃう
そ・ん・な・こ・と・は・ゆ・る・せ・ないーッッ
チクショウ嫌だ嫌だ嫌だゼッタイに嫌だぁぁっガッデームッ
BOOOブリブリブリッッ
あ
怒りにまかせて腹に力を入れたら、オレのおケツから屁が漏れた
ついでにウンコもブリブリと
くっ、臭い~っ自分の排泄物とは思えないほど臭いッ
なっ、何だよ、くせっ誰だよそこにいるの
うえー、ホント、くっせーなおい、出てこいよ
うわっ、連れションマンたちが、こっちにやって来る
ヤバイヤバイぞ、オレどうするどうなるオレ
おい、そこの個室の中にいるヤツお前、今、屁したろ判っているんだぞ
おい、こらぁぁ
連れションマンたちは、オレの入っている個室のドアをガンガン蹴飛ばしている
どっ、どっ、どうしよう
とりあえず死んだふり死んだふーり
オレはいない
オレは空気だ
透明になれぇぇぇっ
気配を消すのでござるよッ、ニンニンッ
それでも連れションマンたちは諦めてくれる気配はなく
え何何何
何かジャージャーと水の流れる音とか、何かを運ぶガシガシって音がするんですけど
おい、こっち見ろよッ
と、突然上の方から声がする
お見上げると、個室のドアの上から、連れションマン1号、じゃなかった小林がウンコしている最中のオレを見下ろしているるるるーっ
よう、元気かぁこれでも食らえェッ
便所の個室のドアの上からゲゲッ
水で満杯のバケツが降ってきたーッ
じゃぱあああんっ
便所の個室に雨が降るゥッ降るゥッッあ~、土砂降りの雨が
という感じで始まります
どんな風に着地するかは、まだ判りません
小説の投稿は初めてなので、色々と勝手が判りません
ご指導いただければ幸いです(ゆだ)
2.天国と地獄
オレは、連れションマンが立ち去るのを待ってそれもトイレの出口で待ち伏せされないようにしばらく時間を空けて、ようやくトイレから脱出した
あ~りゃりゃ全身水浸しびっちゃびちゃだ
放課後で良かったこんな格好、白坂さんには見せられない
この学生服は屋上にでも行って干すしかない
この時間なら誰もいないだろう
とんとんとーんと軽やかに階段を昇って、屋上へ出る鉄の重いドアをギギギーッと開く
ぴゅあああっと四月末のさわやかな風が吹いてくる
風があるから、ドアはゆっくりと静かに閉めた
今日はぽかぽかと良い天気
どこかに学生服を干す良い場所はこの屋上の北側は、廃棄予定の机と椅子が山になって置いてあるので干し場には困らない
おっ、あっちの方が日当たりが良いか
はて
思わず、そこにあった机の間に身を隠す
ぬぬっ
ぬおおおおおおおッッ
あっ、あっ、あれはーッ
まっ、まっ、まさかぁぁ
そこには、信じられない光景が
オレが世界一可愛いと思っている女の子白坂さんが、ききききききーっ、着替えている
人気の無い屋上で
青空の下、燦々とした陽の光を浴びて
ううう、うそぉぉぉぉ
白坂さんは、丁度、制服のブラウスを脱いだ所だった
風が吹いているからかオレには全く気付いていないようだ
オレと白坂さんの間の距離は、7~8メートルといった感じか
机の隙間から、そっと白坂さんの姿を盗み見る
ここから見えるのは白坂さんの裸の背中その上に白いブラ紐が¥みたいな形に浮かび上がっている
おお、ブラ紐
白坂さんの美乳を制服の下で持ち上げているあの伝説の下着の白い紐が、今、お日様にこんにちわしているぅぅ
ああっ、白坂さんが身体をねじった
白坂さんの脇の下の向こうに、乳の山が現れる
すすすすっげぇ
肉がこんもりと山を作ってて、白い布がくるるるんと肉を包んでいる
やっぱり、美乳だこれこそ美乳美乳に違いない
いや肉眼で若い娘のプラ乳を見るのは生まれて初めてだけど
それにしても白坂さんの背中は美しい
オレ知らなかった
女の背中って、こんなにセクシーだったんだ
白坂さんの肌はつるるんとしている
輝く白い肌そして細い腰
すっげぇ、抱きついたら折れてしまいそうだ
女の子って、こんなに細いんだ
ふと、白坂さんの脇の椅子を見ると体操着が掛かっている
どういうわけかは判らないけれど、彼女はこの屋上で制服から体操着に着替えようとしているらしい
今の彼女の姿は、上半身は白のブラだけ下半身はスカート
さてここから、彼女はどう行動するだろう
①スカートを脱ぐ前に、運動着の上を着る(あんまり肌を見せない派)