背広の上着を脱いでそれを大きく拡げてカバーする
あたしたちも、みすずを隠すわよっ
渚が、真緒ちゃんに言う
渚と真緒ちゃんもみすずを隠すのに協力してくれた
美智もサッとカバーの位置に入る
旦那様よく聞いて下さい
パサッと制服を脱ぎ捨て下着姿になった、みすずが言った
あたしが裸になったら今、旦那様がお持ちの上着を貸して下さい
これは男物だから何とかみすずの裸体を包むことはできるだろう
でも、裾がみすずのお尻を隠すギリギリくらいだろうな
歩いたらお尻も秘部も丸見えになる
それを羽織ってあたしはこの部屋を出た後、一旦、廊下の女子トイレに隠れます
トイレ
このホテルの1階には女物の洋服を扱うお店がありました旦那様も御覧になりましたね
ああ、確かにあった
山岡部長は言っていた1階のお店は、通常通り営業させていると
店員は、香月セキュリティ・サービスの人間かもしれないが
洋服を買うことはできるはずだ
そこで洋服と履き物を買って来て下さいお土産品のTシャツと短パンで構いません履き物も、安いサンダルで結構ですとりあえず、ここを出るための服ですから
うん下着なんかは、後で買えばいい
今は、みすずの裸身を隠せる衣服と履き物があれば
そうかオレが買ってくればいいんだな
お金はありますか
ミナホ姉さんから、10万円渡されている大丈夫だ
Tシャツは、白地だと透けますから色の濃い物にしてくださいサイズはMで短パンはゴムの入っているフリーサイズの物を無ければMでサンダルは、ビーチサンダルみたいな物でも構いませんから
下着姿のみすずは、先に革靴を脱ぎ靴下に手を掛ける
あたしも行きましょうかその方が買いやすいでしょう
真緒も行ってもいいよっ
女物の服を買うのなんて、恥ずかしいでしょ
渚と真緒ちゃんが、そう言ってくれるけれど
いや1階に降りるのは、危険だ
まだミス・コーデリアの約束した午後8時にはなっていないけれど
すでにヴァイオラの手下が入り込んできているかもしれない
渚や真緒ちゃんを連れて行くわけにはいかない
これはオレが一人でやるよ渚と真緒ちゃんは、みすずに付いていてあげてくれ
判ったわ、あなた
美智オレが居ない間、みすずと渚と真緒ちゃんを守ってくれっ
スカートの下から赤いムチと電撃警棒を取り出し、大きく構える
美智が武器を出したことで、関さんと藤宮さんがスッと立ち上がる
いつでも動き出せるように
関さん、藤宮さん美智は、みすずたちが危険な状態にならない限り、絶対に手を出しませんそうだな、美智っ
はいご主人様のおっしゃる通りです
ですからオレが居ない間は、絶対にみすずたちに近付かないで下さい
オレは二人の警護人を見る
わたくしたち二人なら、その子なんて簡単に戦闘不能にすることができますわよ
関さんがそう言うが
わたくしが、命を捨てて立ち向かえばご主人様がお戻りになるまで、みすず様たちをお守りすることだけはできます
美智の闘志がめらめらと燃えている
守るだけですね
藤宮さんが美智に言う
はいわたくしが命じられたのは、それだけですわたくしの方から、皆様を攻撃することは絶対にありません工藤流古武術の名誉に誓って、お約束致します
藤宮さんはその言葉を聞いて、席に座る
あなたの言葉を信用致しましょう
ちょっと藤宮さん
関さんが驚いて、同僚を見る
警護人の本分は守ることわたくしも、そう思っておりますこの少女に攻撃の意志が無いのでしたら、問題は無いと思いますが
しかしもし、閣下がお望みになったらどうするつもり
オレのいない間にみすず達を力尽くで連れて行けと命じたら
わたくしは香月セキュリティ・サービスとは警護人として勤務しております閣下の私兵ではございませんから
もうどうして、あなたは頭が固いのよっ
関さんこそ節操が無さ過ぎると思いますわ
もし、あたしがこの子と闘うことになったら邪魔だけはしないで下さいね
関さんは嫌味たっぷりにそう言った
はいどうぞわたくしは、ここで閣下をお守りしておりますから
藤宮さんは、フフンと笑った
本当なら下着は全て、旦那様に脱がせていだきたいんですけれど
裸足になったみすずが、今度はブラのホックに手を廻しながら言った
うん、残念だな
オレは背広を拡げて、みすずの裸身を隠しているから
下着を脱がせてやるわけにはいかない
次からは旦那様にお任せしますからね
うん、判っている
そこで見ていて下さいみすずの裸
ホックが外れると同時にみすずの形の良いおっぱいが零れる
桜色の乳首が外気に触れる
綺麗だみすず
あたしの身体は全て旦那様の物ですわ
そしてオレの身体越しに、祖父に言う
お祖父様にはお見せ致しませんから
それから、両手でパンティに手を掛け
ススッと太ももの下に下ろしていく
みすずの秘部
チンコの付いていない女の股間はとても美しいと思う
何度見ても
みすずは、そのままくるっとオレに背を向ける
オレは拡げた背広をの上着を、みすずに着せてやる
全裸の上に背広の上着だけを身につけたみすずはセクシーだった
そのままオレの胸に飛び込んで来る
好きですあなたが好きなの
オレを抱き締めてキスを求める
オレは、みすずの生の肉体を感じながら唇を重ねた
わーおっ
真緒ちゃんが、歓声を上げる
このままでは胸元がスースーしますから、ネクタイも下さい
オレは、ネクタイを外してみすずの裸の首に掛けてやった
みすずは器用に、自分でネクタイを結ぶ
じゃあ、行こうか
まずは部屋を出て廊下のトイレだ
そうね、行きましょうか
渚がそう言った
ご主人様は先鋒をお願い致しますわたくしは、殿を務めます
美智が関さんを牽制する
うん、行くぞみんな
真緒ちゃんが大きな声で返事をする
それでは失礼致します、お祖父様瑠璃子さんもお達者で
瑠璃子さんは、捨てられる子犬の様な顔でみすずを見ている
ほんのしばらくのお別れよ大丈夫、安心して
あたしも旦那様も絶対にあなたと美子さんのことは見捨てないわ
瑠璃子さんにはその言葉の意味は判らないようだった
行きましょう旦那様
オレが、ドアノブに手を掛けた瞬間
待ち給え
閣下がオレたちの退場を止める
お祖父様まだ、あたしに御用がお有りですか
閣下は
すぐそこのトイレの中に隠れるとはいえホテルの廊下は、戸外の公共道路と同じだ誰に見られるか判らん