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それは瑠璃子も同じです

でもみすずは、旦那様のものになりましたあたし生まれて初めて、香月家とは関係無く自分だけのものを手に入れたんですあたしの旦那様ですあたしが一生お仕えする方です旦那様は、裸のあたし自身を受け入れて下さってあたしに絆と信頼を下さいました

みすずが美しい従妹に言う

あたしの旦那様ですあたしの何て、素敵な言葉なんでしょうこのあたしの満たされた気持ち今の瑠璃子さんなら、お判りでしょう

はい、お姉様

そして、オレの顔を見る

あたしのお兄様ですあたしの

オレたちは、三人で見つめ合って微笑む

よかったわね瑠璃子さん

あうあっ無茶をなさらないでああんっあああ

横から美子さんの喘ぎ声が聞こえた

見ると渚が美子さんを責めている

美子さんはいつのまにか、制服も半脱ぎにさせられて

胸と股間を下着の上から同時に、責められていた

無茶じゃないでしょっ気持ちいいでしょ

ふんっふんっと渚の指が、強く薄い布越しにクリストスに細かく振動を与えていく

ああ、ああいうテクニックもあるのか

オレも真似してみよう

ああっお兄様、何をなさるのですっ

渚の真似だよ

あああっあああああんっ

どうだ、瑠璃子こういうの気持ちいいか

い、いいですぅぅ気持ちいいですぅぅ

可愛いわよ瑠璃子さん

みすずは、自分で自分の同じ箇所を触っていた

あのご主人様

美智が恥ずかしそうに、オレに言う

美智も自分を慰めてもよろしいでしょうか

ああ、好きなだけやれ

美智も自分のスカートの中に、手を突っ込んで身悶えする

あああご主人様ぁぁみすず様ぁぁ

切なそうな顔で、オレたちを見る

美子さんを指で責める渚

瑠璃子さんの股間をまさぐるオレ

瑠璃子さんはそんなオレを、ギュッと抱き締めている

みすずと美智は自慰をしている

女たちの嬌声が部屋の中に響いた

ああっ、ご無体ですそんなところを触らないでっ

そう、ここがいいのいいのねっ

瑠璃子ここはどうだい

お兄様お兄様気持ちいいですぅぅ

ああんっ旦那様も瑠璃子さんも可愛い可愛いのぉぉぉ

ご主人様ぁぁわたくしもあああ

しばらく、そんな痴態が繰り広げられた

はいはーい、それじゃあ一回ストップねっ

明るく小学校の先生の様に、渚がオレたちを制止する

えっ渚様

みすずが渚を見る

イクまでさせてはいただけないんですか

ダメよ瑠璃子さんや美子さんは、こういうこと初めてなんだからイクとこまでイッたら、その後の体力が続かないわっ

それより先に、あなたと彼のセックスを見せてあげないとねっ

あっはいっ

嬉しそうに微笑むみすず

渚は、閣下に

どうシゲちゃん楽しんでるぅ

閣下は小さく嘆息して

今ほど、肉体の老いを恨んだ時はないよあと、20年若ければ私もそっちに参加するのだがね

やっぱり無理なのかしら

まず勃たんし勃ったところで、身体がもたんよ腹上死する前に、脳溢血だな

口惜しそうに、閣下は言う

しかし眼では楽しませて貰っているどれだけ肉体は老いてもスケベ心というものは抜けないものだな

じゃあ、見てるだけでも楽しんでいてねっ

そういう渚に閣下は

渚くん何を企んでいるこれは、御名穂くんの入れ知恵か

いいえ、あたしの独断です

渚は答えた

みすずだけでなく瑠璃子も、私の手から奪おうというのかね

ちゃんと香月様のお手の中でやっていますわ見えるところで

それにこの方が瑠璃子さんたちにとっても幸せなんじゃないかって思いますわ

香月様はこのまま、瑠璃子さんが何の性知識も無いままどこかの名家のバカ息子に政略結婚させられる姿を御覧になりたいのですか

私の眼の黒いうちはそんなことはさせん

閣下は不機嫌そうに、そう言った

では香月様の眼は、いつまで黒いままでいられるんですの

渚は笑顔のまま、切り返した

香月様はすでに82歳です明日にでも、突然お倒れになられるかもしれない不謹慎は承知で申し上げます病院で寝たきりになって言葉を喋ることも、筆談をすることもできなくなったとしますそんな事態になった時に誰が、お孫さんたちをお守りするんですか

渚の言葉が閣下に刺さる

香月家の重役たちは閣下の影響力がなくなれば、勝手なことをし始めるでしょう瑠璃子さんのお父様には、彼らを止めるだけの力はありませんそうなったら重役のみなさんは、みすずさんや瑠璃子さんを自分たちの都合の良い相手に嫁がせようとするでしょうねそういう動きを誰が止められるというのです

や、谷沢がいる

ご冗談を谷沢さんは、警護役のチーフです敵対者から、お孫さんたちを守ることはできても香月家内部の問題には対処できません政略結婚でも結婚というのは慶事ですからねおめでたい話を、警護役の谷沢さんが壊すことはできませんわ

確かにその通りだ

だから香月様は、お孫さんお二人の婚約者を決められたのでしょうそれも、婚約者は決まっているが、お二人が成人するまでは公表しないということにわざわざなさったのは部下の暴走を防ぐためでしょう

ああ君の言う通りだ

しかし、このままでは瑠璃子さんたちの性教育は、誰がするのです香月様ご自身では無理となれば誰かが代わりにしないといけないではありませんか

それは判っているだから、今も私は黙って見ていたしかし

その小僧の言動を見ているとだな私は、君たちがみすずと瑠璃子を籠絡して、香月の家を乗っ取ろうとしているのではないかという疑念を抱くのだよ

オレが香月家を

あの何を言っているんですか

オレはただの高校生ですよ香月家とか別に興味は無いです

うんそんなの、オレにはよく判らないし

家とか、そういうのよりオレはみすずや瑠璃子の方がいいです可愛いですから、こいつらが

瑠璃子は、きょとんとしてる

あいけね

美子さんも、可愛い人だと思っていますよもちろん

二つ年上の瑠璃子の付き人のことも付け加える

瑠璃子を受け入れる以上は美子さんを見捨てるわけにはいない

美智もちろん、お前は可愛い

オレの言葉に美智は、尻尾を振る子犬の様な可愛い笑顔を見せる

渚のことも大好きだよ

渚はクスッと微笑む

どういう子なんだねこの小僧は

閣下が渚に尋ねる

御覧になった通りですわ彼は、とてもシンプルで判りやすい思考しかしませんから彼は底抜けに正直なんですあたしたち家族には、絶対に嘘を吐きませんから