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うんすっごい偉そうだよねっ

そうでしょ、笑っちゃうでしょだから、ママたち、笑っているのよっ

にゃはははっうんっ、おっかしいよねっ

真緒ちゃんも、笑い出す

ホント自分自身の力なんて、まだ何も持っていないのに、おかしな方たちですね

瑠璃子もこいつらの無礼が、本気で許せなくなってきたらしい

美子、わたくしたちも笑いましょう

こんな頭の悪い方たちでも、わたくしたちの身内ですせめて、笑ってあげなくては、可哀想ではありませんかふふふふ

瑠璃子はプリンス派のやつらを笑う

る瑠璃子様

驚く香月操

いや、プリンス派だけでなく、新興グループも含めた私塾全員が驚いている

司馬アキラさえ

あなたたちはお祖父様に従順なだけの、人形の様なあたしたちしか知らなかったんでしょうでも、あたしたちも人間です笑って差し上げるしか評価のしようが無い相手に対しては、心の底からの侮蔑を込めて嘲笑います

みすずも笑う

あはははははっうんっこれは、確かにおかしいですっ笑うべきことですねっ

麗華も笑う

ぬふふふふ、ぐふふふふふ

美智、笑うのが不得意なら、無理して笑う必要は無いんだぞ

メグお姉ちゃん、あたしたちも笑おうよっ

でも、あたし急に笑うなんてできないわ

そんなの簡単だよっ大きな声で、わっはっはって言えばいいんだよっさん、はいっわっはっはっはっはっは

わ、わっはっはっは

黒子ちゃんも今だけは一緒に入れてあげるから、ほらっ笑って

うわっはっはっは

マナにせっつかれて、雪乃までわっはっはを始める

何かオレの女たちが、メチャクチャにカオスな感じになっているけれど

みすずが、瑠璃子を見て微笑む

はいみすず、お姉様

瑠璃子も、みすずに微笑み返す

香月家の正当なる後継者として、あなたたち臣下に申し渡します

瑠璃子が立ち上がった

わたくしの相手はわたくし自身が決めますお祖父様は、わたくしに様々なご助言を下さいますでしょうが決めるのは、わたくしです

わたくしはあなたたちの勝手な争いの道具にはなりませんわたくしを手に入れたいのなら、その情けない集団から自立なさって、もっとご自分たちを磨く努力をなさるべきだと思います

プリンス派は、はっきり言って瑠璃子を舐めていたのだろう

その強い言葉に、みんな仰天している

みすずお姉様お姉様も、はっきりこの人たちに宣言なさって下さい

瑠璃子が、みすずにバトンを手渡す

あたしたちは、お祖父様の香月重孝の孫ですあなたたちみたいな弱い人間とは、生まれが、育ちが違います

みすずが、瑠璃子に寄り添うように近付く

美子さんの肩にも手を置いて

彼らに気付かれないように美子さんに、あなたも香月重孝の孫なのよとメッセージを送っている

あたしたちは生まれながらにして、香月の家を背負っているのですから

みすずの眼は、力強く輝いている

家を背負っているのなら、なんでそんな得体の知れない男を引き込もうとしているのですか

香月操がみすずを挑発しようとするが

あたしはこの方と結婚しますそれは、もうお祖父様にもご承諾いただきましたあなた方は、まさか香月家当主、香月重孝の決定に異議を唱えたりは致しませんわね

みすずが、私塾の連中をザッと見渡す

お祖父様にはこの方を、香月家には引き込まないという条件で、あたしとの交際を認めていただきました

司馬アキラが、ハッとする

それはどういうことですか

この方黒森様は、あたしと結婚しても香月家の企業、関連団体には入られません香月グループとは、完全に離れていただきます

それはみすず様が、香月家からお離れになられるということですか

司馬アキラの問いにみすずは、笑う

あたしと黒森様は、別の人格ですあたしは、ずっと香月家の中で生きてきた人間ですどうして、今更、香月家を離れることができます

みすずの言葉に、瑠璃子が補足する

はいみすずお姉様には、香月家の中でわたくしの補佐をしていただきます美子と一緒に

美子さんが顔を上げる

ずっと一緒よ美子

涙目で、瑠璃子さんに大きく頷いた

つまりそちらの男性は、香月家の中で何らかの役職に就くことは無くみすず様と瑠璃子様は、自ら香月グループの運営に関わられるおつもりなのですか

司馬アキラの言葉に、みすずは

今、そう申し渡したはずですアキラさんあたしは、あなたはもう少し理解力のある人だと思っていましたが

いえ申し訳ございませんっ

フッと、不敵にみすずは微笑む

あたしたちあなたたちの様なつまらない男性に、大切な香月グループをグチャグチャにされるのは嫌なんですあなたたちに期待できないのなら自分でやるしかありません

そうですね、お姉様この方たちの振る舞いには、瑠璃子もゲンメツいたしましたわ

香月家最高ランクの美少女2人が、エリートたちを罵る

あなたたちお父様が、重役だからと言って、このまま香月グループに入社できると思ったら大間違いですからね

しかしみすず様、オレたちは代々、香月家に仕えてきた

角田が、叫ぶ

ご先祖が忠義であったからといって、なぜ、あなたたちを雇わなくてはならないのですか

みすずが切り捨てる

はっきり言ってさきほどまでのあなたたちの態度には、我慢なりませんお父様たちがどうであれ、あなたたちが香月家に対して忠義の心を持っていないことはよく判りました

瑠璃子もそう言った

いや私たちは

香月操は、そう言うが

あなたたちは香月グループを、あなたたちがゲームする遊び場としか思っていません申し訳ないですがあたしは、あなたたちをプレイヤーとして受け入れる気はありません

みすずの言葉に香月仁は

ふざけんなっお前ら女に何ができるって言うんだっ

そうだ、馬鹿にしやがって閣下の孫だからって、オレたちをナメるんじゃねえぞ

角田も、喚き立てる

そうですとも今の当主は閣下ですそして、閣下は我々の才能を認めて下さっている

嘉田も、必死で叫ぶ

そうだっお前らなんか、関係ないっ全て閣下が決めることなんだからっ

香月仁の興奮は、治まらない

操様こうなったら、誰が瑠璃子様の亭主になるのか、はっきりさせちまいましょうよ

角田も煽る

そうだ、瑠璃子様と結婚して、香月家の当主となるのは操様以外には考えられないっ

大張も、そう言う

うん、オレもその意見に賛同するっ

オレもだぁっ

谷と虎田も

まったくまた、このパターンか

みんなで同じ方向の意見を叫んで無理矢理、多数決でそういう展開にしようとする

操さんだけは、絶対に嫌です