歌手とかタレントとか、知らなくても生きていけるし
東京本社が、何ら有効的な対策を取ることができない現在地方の系列会社の方が酷いことになっている不況は地方の方が厳しいから、スポンサーも減っているし東京からは、様々なツケも負わされているなのに東京本社からのゴリ押しのコンテンツばかり放送せざるを得ない状況になっているその上、自社としての意見を持った報道は許されていない
それが東京と地方との対立
白坂博光氏の大阪のテレビ局は完全子会社でないがゆえに、白坂家の東京本社の意向に沿わずに独自の放送をすることができる関西の企業を個別にスポンサーにしているから、東京にも文句が言える各地方の系列会社としては、東京本社に対抗できる唯一の存在なのだ
その人がここへ来る
私の狙いは東京の白坂家が支配する報道ネットワークの解体だ今回のことを軸に、他の報道機関にも波及させるそして、日本のマスコミを再編成させたいのだ
マナがオレに寄って来る
マナはオレの手を取り
自分のお尻に当てる
パンツを穿いていない裸のお尻
触って
怖いの、あたし
マナも白坂家の娘だ
自分の生まれた一族が崩壊させられるという話に
マナは、怯えている
うん、マナ
オレは、マナの尻をキュッと摘んだ
あんっ痛いよっ
オレの耳に、マナは囁く
ごめんとっても良い感触だったから
今度は、優しく美尻を捏ねる
うん優しくしてあたし
マナの眼が、潤んでくる
お兄ちゃんの女だよね
ああ、お前はオレのマナだ心配するな
お尻を揉まれてマナは安心していく
マナはお兄ちゃんのセックス奴隷です一生、お仕えします
そんなこと言わなくても大事にするから
オレは、マナの腰を抱く
うんお兄ちゃんあたしのお兄ちゃん
私塾の連中は、ジッちゃんの話に夢中になって、オレとマナの様子に気付かない
そういう意味では割と真面目な連中なんだと思う
あ、ジッちゃんはダメそうなやつは5人ほど帰宅させたって言ってたよな
ってことは
香月仁や角田みたいなお調子者でも、見所があるとジッちゃんは思っているんだな
うん簡単に決めつけないで、理解しよう
相手の悪いところではなくいいところも
もう、何をしてんのよっ二人とも
寧さんが寄って来る
お兄ちゃんに、お尻をイジッて貰ってるの
赤い顔で、マナは答えた
そっ甘えているんだっ
でも、ほどほどにねみんな、マナちゃんのこと睨んでるよっ
周りを見回すと
メグが怖い顔で、こっちを見ている
みすずもちょっと冷ややかな表情だ
マナみんな見ているから、そろそろな
オレがそう言うとマナは
えー、いいじゃん見せつけちゃおうよ
小悪魔のように、微笑む
マナ、幸せだよ
父の意識が戻ったと母から連絡がありました
まだ喋れないようですしどれくらい、意識がはっきりしているのか判りません
これから病院へ寄ってそれから仕事へ行きます
271.コンプレックス(その1)
それで白坂博光氏だけが、交渉に来るのですか
香月操が、ジッちゃんに尋ねる
事態はそう単純では無い昨夜の白坂家当主・白坂守次の記者会見放送での失態で、地方の系列会社の連中は危機感を持った身内の犯罪者をトップが庇う様な放送をする報道機関を、誰が信用する東京のキー局や新聞の本社には、当然、視聴者からの抗議の電話やメールが殺到している
そうか、地方の人は地元のテレビ局やラジオ局新聞の支社に抗議するから
さらに、白坂家の新聞社、テレビ局は多数の関連企業・財団・研究機関を持っているそう言った、報道機関とは直接関係の無い部署にまで、今回のスキャンダルに対する波紋が広がり始めている
白坂創介は、白坂家の一族だけれど
本人は、広告代理店の社員であって、白坂家のグループ企業の人間では無い
そんなやつの起こした不祥事で、抗議電話の対応で業務がパンクしてしまったり、デモや不買運動を起こされたら関連会社としては、たまったもんじゃない
こうなってしまったからには普通の一般企業なら、白坂守次が引責辞任するしか無い何しろ、犯罪者を擁護し、犯罪事実を隠匿するような会見を自ら行ってしまったのだからねしかし白坂家はよくも悪くもこの25年、当主・白坂守次のワンマン経営でやって来たこんなつまらないことで引退させられるということを、白坂守次は受け入れることができないだろう
しかし白坂守次氏が辞任しなければ、白坂家の関連企業に対する抗議運動は収まらないでしょう
だから地方のテレビ局や新聞販売店を中心に、東京本社に対して唯一独立を保っている大阪の白坂博光氏が推されたのだ博光氏は傍系でも、白坂家の人間だ白坂守次氏を当主から引きずり下ろすためには、本家筋の誰と手を結ぶべきか判っている
部屋の壁にスクリーンがツーっと降りてくる
この部屋は、本来はホテルの結婚式場として作られている
このスクリーンも、披露宴で映像を映すためのものなんだろう
白い画面にまず、一人目の人物が映し出される
まず、これが大阪の白坂博光氏だ
うん60過ぎの恰幅の良い、ハゲで眼鏡のオッサンだ
口元が、ニヤッと笑っている
何となく、策士っぽさそうな雰囲気がある
映像が変わるやっぱり60過ぎの派手なオバサン
何か、やたらと口がでかい
次が、白坂信子氏だ東京の白坂本家のそうだな、ナンバー6ぐらいの順列にいる白坂ホールディングス・専務取締役白坂国際政治研究所・所長、白坂平和基金・総裁、財団法人日本とアジアの子供が輪になって踊る会・理事長まあ、白坂本家の中で白坂守次氏に対抗する反主流派グループのボスだ
さらに、別の映像
チリチリパーマの40過ぎの太った男が現れる
白坂富久志氏、信子の息子だ現在は、新聞本社の文化部部長これといって、めぼしい働きはしていないが、信子氏が連れて来るまあ、新聞社の内部事情を聞く相手としては、良い人選だろう
それから小柄なお爺さん
最後が山田ヒサシ氏新聞社の副社長の1人だ白坂守次氏側の人間だったが、白坂博光氏に説得され、白坂守次氏失脚計画に参画することとなった白坂守次氏を見限り始めた中間層を押さえてくれることになっている
なるほどすでに、白坂家内でクーデターの準備ができているんだ
今夜、私たちが交渉のテーブルを囲む相手は以上の4名だ彼らは、私たちに計画のサポートを求めている
ジッちゃんは、私塾の連中にそう説明しているが
実際は少し違う
彼らはミナホ姉さんと取引をしに来る
ミナホ姉さんが、白坂創介の悪事についての情報をリークし続ける限り