滑らかな布地の上に指を這わす
みすずの柔らかな乳房の上で、オレの指先がスケートする
うふふ旦那様に触られるの、気持ちいいっ
みすずが、熱い息を漏らす
あんっそこが、乳首です
布地の下に、コリコリとした感触
みすずの乳首が、急速に勃起していく
あはっ気持ちいいっ
みすずの痴態に、すっかりみんな息を呑まれてしまっていたが
ななななな、何をなさっているのですみすず様ハ、ハレンチなっ
工藤遙花が、大きな声で喚き出す
あら、遙花さん人と人が愛し合う行為を、ハレンチなんて言ってはいけないわよ
みすずは、艶やかな眼で笑う
みんないいのこのままだと、みすずが旦那様を独り占めしちゃいますよ
そのみすずの笑顔に
ヤダヤダ、ヨッちゃんはあたしのだもーんっ
寧さんが、前からオレに飛び込んで来るッ
豊かな胸を、オレに押しつけてきた
あああマナもッ
マナが、オレの足に抱きついて来る
可愛いおっぱいを擦り付けて
よ、ヨシくんあたしも
メグがオレの左手を握りしめる
オレの手に何度もキスする
黒子ちゃんはいいの
寧さんの言葉に雪乃は
えっとあ、あの
じゃあ、黒子ちゃんは抜きってことで
マナが、ニヒヒと笑う
雪乃スカートを捲って、パンツを見せろ
自分から入って来られないのなら、せめて参加する余地ぐらいは作ってやらないと
雪乃が自分でスカートを捲り上げて、オレにパンツを見せる
パンティまで、縞々かよ
黄色と黒の
お前は、雷様の娘か
ハハハ、ハレンチよっハレンチ何をやっているのよ、あんたたち
工藤遙花がキレる
その様子さえみすずは、無視する
美智こっちへ来なさい
姉と交戦寸前の状態だった美智がハッとする
いいからこっちへいらっしゃい
美智は、まだ姉を気にしている
その人は何もできないわ無視して、こっちへいらっしゃい
美智がオレたちの方へやって来る
旦那様美智の頭を撫でてあげて下さい
みすずが、笑顔でオレに言う
オレの右手は、みすずのおっぱいを揉んでいる
左手は、メグが握りしめているし
そのお優しい手をあたしの胸から、美智の頭に
みすずは、優しくそう言った
オレはみすずの浴衣から右手を抜き、美智の頭へ
輝く15歳の少女の黒髪をゆっくりと、撫でる
美智あたしが愚弄されているのに、よく耐えてくれました
みすずが、美智を褒める
そして仲間のために、よく立ち上がってくれました
みすずはオレたちを仲間と呼んだ
苦手な姉に対して、立ち向かう勇気を見せてくれましたありがとう今日の美智は、あたしの誇りです
オレに撫でられている美智がうっすらと涙を浮かべる
あなたはもう、あたしの仲間です妹ですよ
もったいないお言葉です
15歳の武士娘の眼からポロポロと、涙が零れた
工藤遙花
みすずが美智を見たまま、工藤遙花に声を掛ける
事態の進展に戸惑っている工藤遙花が、慌てて返事をする
許しませんからね
あなたのことは、許さないと言ったのです
みすずの声には、圧倒的な強い意志が感じられた
わ、わたくしをどうする、おつもりですか
工藤遙花は、平静を装うが
その声は、震えていた
あなたはあたしを愚弄しましたあたしの仲間を愚弄しましたあたしの世界で一番大切な旦那様に危害を加えると宣言しました絶対に許しませんからね
みすずの顔は、笑っていた
しかしその眼は、怒りに燃えていた
ゆ、許さないからどうすると、おっしゃるんですかわたくしの無礼を、香月閣下にご報告なさるおつもりですか
あなたの様な小者お祖父様のお力をお借りしなくとも、あたし一人で処分できます
冷たい眼で工藤遙花を見る
そうだ、この眼は
ミナホ姉さんの眼だ
そんなことがみすず様は、まだただの高校生でいらっしゃいますし
あなただって、ただの高校生でしょ、遙花さん高校生が、高校生を許さずに罰するただ、それだけのことですよ
みすずの口調は、完全にミナホ姉さんと同じになっていた
わたくしは高校生である前に、一人の空手家です瑠璃子様のボディーガードです
みすずは、そんな工藤遙花の言葉をハッと鼻で笑う
あなたなんて、何の価値も無い人間よあたしにとっては
みすずの言葉が、工藤遙花に深く突き刺さる
み、みすず様あ、あなたは
以前のままのあたしならあなたの脅しに屈したかもしれないわいいえあなたの企てにまんまと乗せられたかもしれないでも、残念だったわねあたし、変わったのこの数日間で、自分でもびっくりするほど強くなったの
みすずが、工藤遙花に微笑む
そこに隠れている人、出て来なさい
みすずが、ロビーの衝立の向こうに声を掛けた
もう判っているのだから早くなさい
みすずの鋭い言葉に衝立から、4人の少女が現れる
みんな工藤遙花と同じ、パンツスーツを着ていた
伏兵がいたのか
オレが、そう呟くと
違うよ、ヨッちゃんそこの女は、ミッちゃんをあたしたちから引き離したかったんだよだから、わざとミッちゃんを挑発してこの場から連れて行こうとしていたんだ
美智を、連れて行く
判ったわ美智さんが席を外した隙に、他の人たちが力尽くであたしたちを追い出すつもりだったのね
なるほどやっぱり、美智の戦闘力が怖いから
ううんそうじゃないんだなあ
あたしたち追い出すのは、別に自分たちでやらなくてもいいんだよ
あたしたちとケンカになった振りとかしてさ適当に騒いで、香月セキュリティ・サービスの警備員を呼ぶつもりだったんだよそしたら今日は、財界の重鎮やアメリカの次官が来るわけでしょ
今、この場でメッチャクチャに騒いだらどんなことになると思う
オレたちと伏兵の4人はおそらく、全員退場させられる
この会場には、居られなくなる
とにかく、この場で何か騒ぎを起こそうと企てたんだよそうしたら、あたしたちを追い出す名目ができるでしょ
でも何で、わざわざ美智を
そりゃあ自分の妹が退場処分になるのは、みっともないって思ったんでしょうよ
自分の世間体のためかよっ
でもみすずはいいのオレたちと一緒に居たら、みすずも退場処分になっちゃうだろ
美智を、連れ出す前に
みすずを、連れ出すべきなんじゃあ
判った、お兄ちゃん
マナが、叫んだ
この人みすずさんに恥をかかせるつもりだったんだよ
みすずに恥を
そうねあたしたちのことなんて、二の次だったのね