Выбрать главу

あーあ、やっぱりメグとマナは落ち込んだまま、部屋の隅っこにいる

広いですね

緊急避難室は、20畳ぐらいの部屋だった

ちょっとしたパーティルームみたいな作りになっている

少し空気が澱んでいる

今、空気の循環システムを作動させましたじきに気にならなくなりますよ

麗華が、そう言ってくれた

トイレは、そっちバスルームもあるみたいよ

缶詰とミネラルウォーターしか無いけれど、数日分の食料もあるみたいっ

克子姉と寧さんが、教えてくれた

ここは、どれくらい地下なんですか

フロアに換算すると、地下8階に位置するもっとも、ここには二つの部屋しか無いのだがな

オレの質問にジッちゃんは笑った

二つ

そっちの部屋がモニター室だホテルの上の全ての監視カメラの状況をチェックできる外部との連絡もな

ジッちゃんが関さんに指示する

関さんがドアを開くと部屋の中は、モニター画面だらけになっていた

私はそっちの部屋に行くよ全ての責任者である以上、状況のチェックはしておきたい

ジッちゃんは、モニタールームに向かう

あたしもご一緒します

ミナホ姉さんも、そう言った

あたしも付き合うよ

マルゴさんも、ジッちゃんの方へ

わ、わたくしもそちらに参りますわ

関さんがそう言うとジッちゃんは、振り返り

君と藤宮くんは、こっちに残ってみんなと親睦を深めなさい

親睦ですか

ああ、くつろいでくれ何なら、この部屋でセックスしていてくれても構わんよ

ジッちゃんの言葉に、関さんはギョッとする

そっちの奥の棚に色々な物が一通り入っているはずだそれから、そのソファは倒せばベッドになる

ジッちゃんは関さんを無視して、話を続ける

瑠璃子は、まだダメだぞ瑠璃子の初めては、私もじっくりと鑑賞したいからな

瑠璃子が返事をする

他の人ならよろしいですか

みすずが、祖父に尋ねる

映像と写真は撮っておいて欲しいね後で見たいから

ジッちゃんの返事にみすずは、スッと振り向いて言った

美智ロスト・ヴァージンしましょうか

はい喜んで、処女を捧げます

次話で、メグとマナの件を片付けて

それから、美智の初体験となります

282.乾杯

待ってジッちゃんも、ちょっと待って

オレは、みすずと美智それに、隣の部屋に行こうとしているジッちゃんたちに声を掛けた

不思議そうな顔で、オレを見るみすず

いやあのさとりあえず、ミネラルウォーターでもいいから、みんなで乾杯しよう

ジッちゃんも、驚いている

そうだよ、乾杯とにかく家族みんな、無事でここまで来られたことを乾杯しようそれから写真も撮ろう記念写真だよ克子姉、カメラ持ってない

カメラなら、奥の棚に一緒に置いてあるよ

ジッちゃんが答えた

私の性機能は、まだ現役ということになっているからなこの部屋にも、女を連れ込むだろうと谷沢のやつが気をきかせて一通りのものは置いてある

ちょっと、待ってこの緊急避難室のことを知っているのって谷沢チーフだけですか

克子姉が、ジッちゃんに尋ねる

ああそうだ谷沢と私の専任警護人の大徳、張本しか知らない

わたくしは、専任警護人に選出された時に、この部屋の存在は教えていただきましたが来たのは初めてです

関さんは、そう言う

ここに食料なんかを運び入れたのも谷沢と大徳、張本の3人だけでやったようだよ他の人間はタッチさせていないらしい

こう言っては何ですけれど

そのお三方は完全に信頼できますか

もしものことだけど

もし、その3人が敵と通じていたら

ここに逃げ込んだことが仇になってしまう

御名穂くんの言いたいことは判るしかし、人間は何から何まで、完全に他者に秘密にして生きていくことはできんからな何事にも、他者に委ねねばならないことはある確かに、あの3人に裏切られたら、私たちは破滅だだからこそ信頼するしかない

谷沢チーフ、大徳さん、張本さんが、白坂家、あるいはシザーリオ・ヴァイオラに与するメリットて何か考えられますか

特には思い付かんね私を裏切って、白坂守次に付いても意味はないし今更、あの3人がアメリカに渡って、無法者の仲間になるとも思えないしねだが人の裏側の事情というのは、なかなか見えて来ないものだよ私の知らないところで、とんでもないことが起きているという可能性はいつだってある

まあ、覚悟はしておいてくれ人生、ツキの悪い時もある

部屋の中の全員が黙り込む

まあこっちにも、切り札は残っているまず、ここへの直通エレベーターの電源はこちら側で切ることができる上の部屋からは、電源を入れられない取りあえず、エレベーターの箱は、下に置いたままにしておこう

ジッちゃんは、エレベーターのパネルを操作して電源を切る

これで上からは降りて来られない

エレベーターの空間を伝わって来るとかそういうことは無いのっ

寧さんが、尋ねた

あの途中で右に左に入り組んだ何百メートルもの暗い空間を、ロープか何かだけで延々と降りてくるのかねそんなことができるのは、特殊部隊の兵士でも何人もおらんよ何より、ここまで降りて来たとしてもこのエレベーターの箱が邪魔になるこのエレベーターの天井は鋼鉄製だからなまた上まで昇って、ガスバーナーでも持って来て焼き切らないと、下には降りられん

そっかそれでエレベーターは下りたままにしておくんだ

ここから外への脱出は、このエレベーターだけなんです

いや上の部屋からここに来るのは、このエレベーターだけだが、ここからは地上に出る秘密ルートが2本ある

秘密ルート

ルートの途中には、幾つもの扉があるそれらの扉は、全て地下の側からしか開かないように作られている無理に外側から開いて侵入しようとすれば、警報が鳴る

オレたちは、ここに閉じ込められたわけでは無いんだ

でも地上のどこに出るかは、谷沢チーフたちはご存じなんですよね

麗華が言う

ああ私たちが脱出したところを待ち伏せされるかもしれんそうなったら君と関くんの出番だ

わたくしとマルゴお姉様もおります

うむ最後の最後は、君たちの武に賭けるしかないね

ジッちゃんは、ニヤッと微笑む

うむお前の言う通りだなここで水でもいいから乾杯しておくべきだな記念写真も撮ろう確かに家族の結束には、そういうイベントも必要だろう

ジッちゃんは、オレを見て笑う

ずっと暗い顔で落ち込んでいたメグが、ビクッと反応する

みんなにグラスを配ってミネラルウォーターを注いで

あっ、あたしがやるよっ

寧さんと美子さんが、そう言ってくれるけれど

いいえ、これはメグにやって貰いますメグは今から、オレたちのクラス委員長だから