Выбрать главу

毎日、自転車を漕いで通っています

それから仕事に行って帰りも自転車

何か、すっかりくたびれていますね

週の半ば以降は、ぐったりとしています

父は、今日一般病棟へ移る予定だったのですが

熱を出して、寝込んでしまいました

肺炎ぽいらしいので、院内感染かもしれません

やっと点滴が全部外れたのにまた、点滴生活です

呆けも治りませんね

ちゃんと話ができるようになったのですが突然、夢と現実の境が判らなくなります

丸っきり、呆けていた時よりも怖いです

たった1ヶ月で、人ってこんなに変わってしまうものなんですね

とにかく、頑張っていこう

前を向いて

人は、前にしか進めないのですから

287.奥義余話

はぁ、はぁ、はぁご、ご主人様ぁぁ

全身、汗だくの美智が涙目でオレを見上げている

できましたわたくし奥義を掴むことが

み美智ぃぃ

ギュッとオレの手を握りしめる

オレは美智と溶けたままだ

心と肉体が溶け合っている

もう一撃ビビュッと、一塊の精を吐き出す

身体の中の水門が崩壊したみたいだ

睾丸で製産されたばかりの精子がそのまま美智の子宮に注がれていく

しゃ射精が止まらないんだ

大丈夫です幾らでもお好きなだけ、わたくしの中に注いで下さい

美智も蕩けた表情で、受精の悦びに震えている

わたくしはご主人様の一部ですご主人様を受け入れるために、わたくしは存在しています一つなんですわたくしたちは

オレは、美智をギュッと抱き締める

美智もオレを

一つだ

身も心も一つに解けている

このままオレ美智の中に、沈んでいきそうだ

だ、ダメだよっ、ミッちゃんッ

耳元で、寧さんが叫ぶ

そのまま続けたらヨッちゃん、衰弱して死んじゃうよっ

とろとろと長い射精が続いている

射精が終わらない

1回、同調を断ち切りなさいッこのままでは、二人とも溺れきってしまいますっ

この声は麗華か

でも素敵なんですご主人様と一つになっているの

ダメよ戻っていらっしゃい、美智

みすずも、慌てている

しかし、そんな声も何だか、遠くの世界のことの様に感じた

オレは美智と完全に溶け合っている

ザッと立ち上がる麗華

ちょっと何をするつもりなの、藤宮さん

関さんの驚く声

や、やめなさいあなた、まさか

藤宮麗華参るッッ

麗華が撲殺ステッキを正眼に構える

よしなさい、藤宮さんッッ

はぁぁッっ

関さんの制止を聞かずに

麗華は、激しい裂帛の気合いとともに撲殺ステッキを振り降ろすッッ

ご主人様、危ないッッ

ハッと気付いた美智がオレを抱き締めたまま、身体をグリッと横に捻る

ズゴッッッ

ほんの数秒前まで、オレたちが寝転んでいたソファベッドの上に鋼鉄製のステッキが突き刺さる

美智の処女血の付いたシーツに穴を開けて

な、何てことをするのよッあなた

関さんが、麗華に叫ぶが

本物の殺気を感じさせなければ美智妹《イモウト》と主様の心の同調は、崩せないと判断しました

麗華は冷静な声で答えた

でも危うく、ブッ叩いちゃうところだったじゃないそんなので叩いたら、この子の背骨が粉々に砕けちゃうでしょ

美智妹は、本物の武人ですどんな状況でも、主を庇って身を躱すことは判っていましたから

関さんに、麗華は真顔で答える

はぁ、はぁ、はぁはい、ありがとうございます麗華お姉様

美智は、オレを抱き締めたまま答えた

この奥義はなかなか、制御するのが難しいようです

それから、オレを見て

大丈夫ですかご主人様

さっきまでの甘美な溶け合う感覚は途切れている

射精も治まった

とにかく、一度身体を離しなさいあなたたち

克子姉が、オレたちにそう言った

うん、そうだね美智、離れるよ

はい残念ですが

オレは美智の胎内から、ペニスを引き抜く

つっ

美智は、処女喪失の痛みが戻って来たらしい

痛みに額をしかめる

亀頭がチュポッとヴァギナから引き出されると大量の白濁液が、ドロリと零れ出す

その液には美智の処女血も混じっている

美智ちゃんもっと足を開いて、そうよ顔はカメラを見て

克子姉が、思い出したようにシャッターを切っていく

渚もビデオカメラで、女になった美智の裸体を記録する

お水いる

メグがグラスにミネラルウォーターを注いで持って来てくれた

ありがとう美智にもあげて

オレは、水をゴクゴクと飲む

ああすっかり、全身汗だくだ

美智何が起きたのか、説明なさい

奥義とか言っていたけれど

美智はグラスの水を一口飲んでから、答えた

はい工藤流古武術、奥義心月これまで、祖父によって伝授されておりましたもののわたくしには使いこなすことができなかった技を、初めて使用致しました

使いこなすことのできなかった奥義

工藤流古武術の神髄は敵の気を受け流し、反らすことにあります真っ正面から、相手の気と対峙することなく流水の様に身を翻して、気の隙を突く

それは知っている

美智とお姉さんの遙花との闘いで見た

人間は群集生物です従って、実は日常生活においては、しばしば他人と気を同調させますそうして群集心理を形成し集団として、社会を営むのが人間という生き物です

日本人は空気を読むというのが、大好きだ

というか集団の気が読めないで、周囲から浮き上がる人間は嫌われる

ですから工藤流の気を反らすという技は、群集心理から徹底的に逸脱するということです場の雰囲気に呑まれることなく常に、確固とした自我を持ち続けるということが要求されます

美智や工藤父が、マイペースな理由が判った

工藤流の人間は、絶対に周囲と歩調を合わすことを避けるんだ

人と群れないというと、格好良いけれど

常に他人から浮いているということでもある

しかし、代々の工藤流古武術継承者たちは、他人の気を反らす研究を重ねた結果五代目継承者、工藤君康は、逆に他人と気を融合させる技を開発致しました

他人と、気を融合させる

みすずが、美智に尋ねる

はい敵と完全に気を融合させれば敵を自分の意のままに操れる五代目様は、そう考えられたのです

うんさっきのオレと美智

オレは、美智と完全に同調していた

あの時に美智に何かを命じられたらオレは、どんなことでもしただろう

しかし実際に五代目様が、編み出された技は、実戦には使えないものでした

寧さんが、疑問を投げ掛ける

さっきのヨッちゃんとミッちゃんを見ていたら心がシンクロしちゃってて、気持ち良さそうだったけど

この奥義は心と心を繋げてしまいますから同調した相手とは、とても親しい間柄になってしまいます相手の心の全てを見ることができますが自分の心も全て見透かされてしまいますから