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何か、きっと、まだあたしたちの知らない秘密があるんだろうねっ

ああシザーリオ・ヴァイオラを名乗る犯罪者が複数居て、何者かが各ヴァイオラたちに指示を出しているのは間違いないと思うよそして、ミス・コーデリアは現場統括者なんだろうってこともでも、何の役割を命じられて、今回来日してきたのかその辺りが判らないね

それから4人目の潜入者が誰かってこともね

マルゴさんと寧さんで、どんどん考察を深めていく

2人とも、頭がいいしこういう状況に慣れているんだな

関さん、香月セキュリティ・サービスには、シザーリオ・ヴァイオラについての調査資料は無いのっ

調査部にはあるのかもしれませんが私も藤宮さんも現場の人間ですから、担当する警護に関わる資料しか開示してはもらえません香月セキュリティ・サービスの業務のメインは国内での警備ですし今回の様に、海外の犯罪組織が大挙して押し寄せてくるというケースは特異ですから

関さんは、そう答えた

谷沢チーフなら全てをご存じだと思いますがわたくしたちは、ロサンゼルスにシザーリオ・ヴァイオラという犯罪者のグループがあるという程度の一般的な知識しかありません

だって、今回の件はシザーリオ・ヴァイオラが襲って来るってことは判っていたんでしょっ

寧さんが、反論する

そうだ警備部の山岡部長は、数日前から動いていたはずだ

残念ながら、わたくしは閣下の専任警護人の中でも末席ですから閣下のご命令に逐次従うということ以外は命じられていません

わたくしもみすず様、瑠璃子様の警護しか命じられていません

麗華も、そう答えた

2人ともトップ・エリートだから、通常の香月セキュリティ・サービスのラインからは外れているんだ

山岡部長の部下では無いしヴァイオラの迎撃要員にも選ばれていないんだ

だからヴァイオラについての詳細な情報は知らされていない

ジッちゃんが、この2人をオレたちに接触させたのは

この2人が、詳細な情報を持っていないからなんじゃないのか

おそらくジッちゃんの専任警護人でも大徳さんと、張本さんには詳細な情報が伝えられているんじゃないだろうか

だから男の2人は、オレたちに接触させない

ジッちゃん自身も専任警護人の側を離れるという危険なことをしている

いや違うな

ジッちゃんが、そんな迂闊なことをするはずが無いし

大徳さんたちだって、ジッちゃんの警護を放棄するはずがない

多分、オレたちには見えない場所で、今も大徳さんと張本さんはジッちゃんを警護している

だから緊急避難室に警護役を残さなくてもいいと、ジッちゃんは言ったんだ

自分が最強の部下たちに護られていることを知っているから

あなたたちの知っているシザーリオ・ヴァイオラについての情報と、今言っていたミス・コーデリアだっけそれと白いヴァイオラって人たちのこと教えてくれるかしら

関さんが、マルゴさんに言った

じゃあ、重役たちの居る部屋に行く間に話します麗華お姉さんも聞いて下さい

寧これ

マルゴさんは、コンピューターのパッドを寧さんに手渡す

あたしはお姉さんたちに話しながら行くから寧がナビして

現在のホテル内はあちこちで防火扉やシャッターが下ろされ、通り抜けられるルートが決まっている

この赤く表示されたルートが、今通れる道だから

おそらく、地下の監視室から送られてきた情報なのだろう

先頭は美智さんが歩いてちょっとでもおかしなものがあったら、みんなを制止させて

寧たちは真ん中ねあたしたちが後ろを守るから

4人の潜入者が行方不明とは言えこのフロアには、大規模な敵はいない

なので、完全防御のフォーメーションを組まなくても良いとマルゴさんは判断したらしい

美智を先頭に廊下に出る

その後ろから、オレと寧さん

おい、雪乃くっつきすぎだよ

雪乃が、オレの背中にぴったりくっついている

い、いいじゃない怖いんだから、あたし

おどおどしている雪乃

その後ろにマルゴさんとお姉さん2人が、話ながら続く

あ、みっちゃんそこの角、右ね左の階段は途中で封鎖されているから

寧さんのナビに従ってみんなで進んでいく

階段で一つ上のフロアに到着するとさらに上の階へ行くためには、また別の階段を使わないといけない

階段から階段も、最短距離では行かれず大きく遠回りすることになる

ちょっとしたダンジョンだねこれ

寧さんが、ニコッと笑った

寧さんはどんな時でも、楽しそうな顔をしている

もちろんオレたちを心配させないための作り笑顔なんだろうけれど

この美少女の笑顔には、本当に心が癒やされる

寧さんの気遣いにオレはいつも助けて貰っている気がする

どうしたのヨッちゃん、あたしの顔ジロジロ見て

ん寧さん、大好きですよ

えへへあたしも、ヨッちゃんのこと大好きだよ

寧さんと一緒に歩いて行く

ずっとずっと、この人と歩いて行きたい

父上

角を曲がったところに廊下の向こうから、工藤父が居た

工藤父は、配下のフリー警護人を連れている

この人は確か

タケシ・ハンターさんだっけ

おお、ミッチーくんではないか元気にやっておるかね

工藤父が娘に笑いかける

父上こんなところでどうなされたのです

うん敵はまだ、ホテルの下層に居る

敵も工藤父の配下も分かれて闘っているはずだ

次の仕込みだそのうち、やつらもここまで上がって来るだろうしな

工藤父は敵が20階以上のエリアまで昇ってくると想定している

現在、敵集団の4割を壊滅させたといっても、敵がロシアから連れて来た素人のチンピラ連中ばかりだシザーリオ・ヴァイオラが、アメリカから連れて来た本隊は健在だと考えるべきだろうな

工藤父は大きな声でマルゴさんや、トップ・エリートの2人にも聞こえるように言った

こっちもフリーのやつらを殉職させるわけにはいかないからな敵の数を削りながら、怪我しない程度のところで撤退するように指示しているちょっとずつ、上の階におびき寄せては叩くの繰り返しだ

そろそろ、交代で戦闘メンバーを休ませてやらないといけねぇし今は、12階に防衛ラインを引いているが、すぐに突破されると思う

消耗戦は続くのか

んミッチィくん、どうしたんだ

工藤父が、娘の異変に気付く

何か腰の辺りを庇っているみたいだが、怪我でもしたのか

父上わたくし、さきほど、処女を喪失致しました

美智は真顔で、そう言った

それで、下腹部に違和感がございますが戦闘に支障があるほどでは、ございませんっ