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オレの問いを寧さんが英語で尋ねる

うんとねイーディは、もう戒律に縛られていないってThe gloveから売り飛ばされた段階で、彼女は組織からは異端者の扱いにされてしまっているらしいのだから、もう二度とニューオリンズには帰れないらしいわその代わり、戒律を守る必要もなくなったらしいんだけれど

さらにミス・イーディが、何やら言う

ごめん戒律を守らないじゃなくって、守れないというのが正しいらしいわ組織では、日常生活の全てのことについて、宗教的な上位者が下位の人間を監督していたらしいから上位の者の言葉には常に従うというのが、戒律の根幹だったみたい

そうか結婚相手まで、指示されるんだもんな

組織の外に出たら、何もかも自分で決めなきゃいけなくなるから自分の意志で何でも決めるということは、戒律違反なんだけれど身近に監督者がいない以上、一人で生きていくしからいものね

なるほど組織を離れた段階で異端者とされる理由が判った

イーディの場合はずっと、お祖母さんが監督者だったらしいわそして、今のボスよりも亡くなったお祖母様の方が、宗教的には上位の立場に居たらしいのそれでイーディは、ボスの命令に従う義務が無かったらしいのよ

そういう存在が組織内に残っていることを嫌って

ボスは、ミス・イーディを売り払ったんだ

そして、そのままレズのミス・コーデリアに引き取られたから

男女の性愛なんて、学んでいるわけがない

彼女にとっては、組織に属していることよりも、お祖母さんとの絆の方が大事なんだって自分の監督者であったお祖母様の最後の指示が、組織の外に出て、修行しろだったから

だから、ミス・イーディは暗殺術の求道者なんだ

うん、この子のこと大分判ってきた気がする

いや、確か16歳って言ってたから、オレや雪乃と同い年なんだよな

この子って言うのは、失礼か

どう、ヨッちゃんイーディのこと、信じられる

寧さんが、改めてオレに尋ねた

え、当たり前じゃないですかミス・イーディ、もの凄く開けっぴろげな性格だし

うん美智の正反対で

いつも笑っていて、感情豊かだ

感情が全て、顔に表れている

ミッちゃんはどう思う

彼女は嘘を言っていません信じられますいえ、信じますわたくし

美智も、そう言った

美智にとっては、初めての友達になれるかもしれない少女だ

雪乃さんは、どう思う

寧さんに意見を聞かれて、雪乃はビクッとする

うん、雪乃さんの意見も聞いておきたいの

寧さんは、はっきりとそう言った

この子は小細工とかできないわよいわゆる、格闘馬鹿でしょ深いこと考えていないもの

寧さんは、改めてミス・イーディを見て

三人のセンサーが安全て評価するのなら信じても平気みたいだね

そうか、寧さんはそれでも

ミス・イーディが、ミス・コーデリアの仕掛けて来たスパイという可能性を考えていたのか

この子と谷沢さんとの繋がりは、どう考えても無いだろうしスパイとして送り込んでくるにしては、彼女の設定は特殊すぎるものねそれに、ミッちゃんとの手合わせでも、邪気が無かったし

美智と手合わせさせたのもミス・イーディの本心を探るためだったんだ

うんこれなら、ここでマルちゃんたちと連絡を取っても平気だよね

ミス・イーディが味方だと判別できるまで寧さんは、待っていたらしい

通信機はミス・コーデリアに傍受されますよ

同じ機械を、ミス・コーデリアたちも持っているのだから

判ってるってでも、仕方無いよマルちゃんたち、あたしたちが捕まっていると思って、さっきの劇場に向かっているんだから

今のままでは、ミス・コーデリアたちの待ち伏せに遭う

この通信機は、壁の中の中継器を通しているでしょだから、この部屋から通信したら本部に居る谷沢さんにはあたしたちの居場所がバレちゃうと思うのよでも、多分、谷沢さんはミス・コーデリアには教えないと思うんだ

ミス・コーデリアと谷沢チーフの微妙な関係を考えて

寧さんは、一か八かの賭けに出るつもりらしい

えっえっえー、あのそれは

ミス・イーディと喋っていた美智が、突然大きな声を出す

どうしたんだ美智

美智は、困惑した顔でオレを見る

わたくしが心月を開眼したのはご主人様に抱いていただいたおかげだという話をしていたのです

何で、今、そんな話をしているんだ

それはイーディさんにも、ご主人様の素晴らしさを知っていただきたくて

オレは、全然素晴らしい人間じゃないぞ

そしたら彼女

ミス・イーディは、相変わらず無邪気な笑顔を浮かべている

自分もしたいって言うんです

したいって

オレとセックスを

ええっと一昨日までは、エディで男の子の予定でした

しかし、ミス・コーデリアが男を連れて来るはずがないよなあと思い

気が付いたら、こんなことに

イーディの設定は、この24時間で思い付きました

320.スローにオリロー

美智が、真剣な顔でミス・イーディに話す

英語だからオレにはよく判らないけれど

セックスは、本当に信頼し合って愛し合っている男女でないとしてはいけないものだって言っているよ

寧さんが、美智の言葉を通訳してくれる

ミス・イーディが、驚いた顔でオレを見る

そして、美智に尋ねる

これはオレの拙い英語力でも判る

つまりこの男性は、あなたのハズバンドなのかって尋ねているんだな

NOHe is my Master

マスターってああ、ご主人様か

さらに流暢な英語で、言葉を続ける

ミッちゃんは私はこの人に生涯を捧げ、お仕えして尽くすことにしたご主人様も、そういう私を受け入れて下さっているって話しているよ

美智の真剣な態度にミス・イーディの顔から微笑みが消える

sorry

ミス・イーディは、美智に謝罪した

あなたたちの関係を知らないまま、自分勝手な申し出をしてごめんなさいって、謝っているよこの子

えミス・イーディ

この子の中では、ご主人様とか一生お仕えするとかアリなのか

まあ、謎の暗殺者教団で育ってきた子だから、オレたちとは一般常識が違うんだろうけれど

ミス・イーディは、今度は寧さんに何かを尋ねている

うんとねあたしとミッちゃんの関係を尋ねているんだよ

この乳白色の金髪に褐色の肌の暗殺者美少女は

美智に対する興味だけで、オレたちに近付いて来た

美智と稽古友達になる約束をしてようやく寧さんやオレにも興味が湧いてきたんだろう

We Are familyっていうか、この場合はちょっと違うかなSisterhoodって言った方が判りやすいかもね

何ですか、シスターフッドって