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イーディは

シスター・イーディと呼んで下さいお姉様

麗華の言葉を受けとめる

お姉様の言葉が身に染みます

そしてマルゴさん、関さん、美智を見る

私の姉妹たちはみんな、私よりも強い今は、よく判ります

祖母の死と、故郷からの追放ミス・コーデリアとの関係

ミス・イーディは、ずっと心を閉ざしていたんだ

祖母から学んだ暗殺術だけが、孤独な彼女の支えだったんだろう

だから、他の技を使う人間全てを否定して己の暗殺術だけしか、見ていなかった

美智と出会ったことで祖母と似た技を見た懐かしさから、心が開けて

マルゴさんに、負けたことと

オレたちの家族にならないかという誘いが

ミス・イーディの凍り付いていた心を溶かしている

この子の日頃の微笑みは全部、フェイクだったんだ

感情を押し殺す代わりに無理に笑顔を作っていたんだ

麗華お姉さんは、これでオッケーとして関さんは、どうなの

寧さんが、わざと日本語で関さんに尋ねた

いえ、あのわたくしは、まだ皆様の家族ではございませんから

関さんも、日本語で答える

そういうのはどうでもいいからさ闘いの先輩として、イーディに何か言ってあげてよ関さんも何か言わないと、この場がしまらないよっ

確かにさっきは、3対1で闘ったんだから

いまさら、関さんだけあたしは、ちょっと違うと言われたら、ミス・イーディが混乱する

関さんは、流暢な英語で喋り出す

確かにあなたは、まだ未成熟ねでも、とっても素質はあると思うし、今までの修行は絶対に無駄にはならないわきっと、もっともっと強くなるこれからも研鑽を積めば

関さん、そういうアドバイス的なことはいいのっ

寧さんが、メッと睨む

イーディを仲間として認めるかどうかそれだけを言ってあげてよっ

改めて、関さんはミス・イーディを見て

わたくしも、あなたを受け入れますこれからは仲間よミス・イーディ

ミス・イーディが、ニコッと微笑む

All Right Sister

再び、美智がミス・イーディに

シスター・イーディ、あたしたちが闘うのは護るべき人がいるからよあたしたちのFamilyシスター・寧と、あたしのご主人様それから、ご主人様の家畜のこの女性一緒に護ってくれるわよね

雪乃が、ブスッとする

また、あたしのことを家畜って言った

無視されなかっただけいいだろ雪乃は家族じゃないって言ったら、今のミス・イーディなら平気でお前を見殺しにするぞ

うん軽く想像できる

雪乃は美智に感謝するべきだ

I Do

ミス・イーディは、答えた

シスター・美智の家族は、私の家族シスター・美智の護る人は、私の護るべき人です

そんな風に宣誓してくれたらしい

そしてちょっと考えてから、また口を開く

なるほど自分一人で闘うのとは違う護らなくてはいけない人がいるというのは、全然違う感覚なのですね

ミス・イーディの新しい修行が始まる

さて、オレたちはマルゴさんたちに、ミス・コーデリアに捕まった後のことを手早く話す

マルゴさんたちも、オレたちと別れた後のことを話してくれたが通信で話してくれていた通り、何の襲撃の気配も無いまま、このフロアまで降りて来られたらしい

続いて、マルゴさんと関さんが、ミス・イーディに質問する

しかし、ミス・コーデリアは新人の彼女にはほとんど作戦内容については教えていないようだ

まあミス・イーディは、ミス・コーデリアに全然懐いていなかったし

一応、命令は聞くけれど、本質的には反抗的だったんだから仕方無い

現在のホテル内の状況知りたいわね

ここVIP用の待避所でしょ館内情報を引き出すことはできないの

監視システムとリンクするためのコネクターはあるんだけれどここにはモニタリングできる端末用の機械が無いのよここにVIPが避難してくる時には、必ず香月セキュリティ・サービスの護衛人が一緒にいる手はずだから

そうかその担当警護人が、専用の端末機械を持ち歩いているのか

まあ、こんな部屋に機密事項の多い機会を置きっぱなしにしておくわけがないか

こんなことなら、2505室から端末の機械を持って来れば良かったね

あんな大きな機械を抱えていたら、最初にミス・コーデリアに襲撃された時にやられていたわよ

そうだねだから置いてきたんだったっけまったくトニーさんにやられたねわざと、あたしたちに一番大きな端末機を持たせたんだから

苦笑する、マルゴさん

オレたちが2505室から脱出する時には、持ち運びに困って置いていく様にわざわざ大きい機械を貸してくれたのか

20階まで降りれば、警備員の分室があるわそこなら、ある程度の監視カメラの映像は見られるかもしれない

関さんが思い出したように言った

うんとりあえずは、そこを目指そうか

マルゴさんが、そう決定する

そろそろ良い時間だと思うんだ敵はみんな、あたしたちに構っていられないと思うよ

工藤さんたちが、シザーリオ・ヴァイオラの本隊に総攻撃を掛ける頃合いだと思うんだそうなったら、ミス・コーデリアたちはヴァイオラの支援に向かうしかないよね谷沢チーフだって、そっちの現場を注視するのが優先になる

これまでのところ

谷沢チーフとミス・コーデリアの間に繋がりがあることは予想されているが

谷沢チーフとシザーリオ・ヴァイオラの間には、何の裏も感じられない

抗争状態のままだ

どう考えても、ヴァイオラたちが21階まで上がってくるのは無理だと思う

工藤父ら、フリー警護人たちに迎撃され人数を削られているんだ

少なくなった人数で、偵察しながら進むんだから

侵攻のスピードだって、極端に遅くなっているだろう

わたくししも、そう思います

関さんも、そう言った

おそらく決戦地は、19階辺りのフロアになるでしょうね

ということで、ミス・イーディ編は終わります

家族入りしましたので、いずれ吉田くんとのエッチもあるでしょう

というかまた、月曜日か

324.友よ、なぜ

さて、再び隊列を組む

戦闘が麗華、サポートが関さん、真ん中に美智と寧さんと雪乃にオレ、殿《しんがり》がマルゴさん

ここまでは、前と同じだ

そのマルゴさんの後ろ10メートルくらいの距離を取って、シスター・イーディが追っ掛けてくる

(本人の希望で、親愛の情を込めてオレたちはシスター・イーディと呼ぶことになった)

とりあえず、このVIP用の避難所の周りは、ホテルの従業員の裏廊下だから監視カメラも隠しマイクも数が少ないし、ほとんど剥き出しになっていた