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それが恭子さんの本心

クロモリ・ミナホは彼女は、あなたの何なの

ミス・コーデリアは、尋ねる

あんたも調査して知っているだろうけれど御名穂は、元娼婦なんだでも、男たちに身体をメチャクチャにされてもう2度とセックスできない身体になっている最初に会った時のあの子は、酷く痩せていて絶望の眼をしていたあの子の妹も娼婦に堕とされて死んだんだよ

ミナホ姉さんの妹奈生実さん

白坂創介たちに身体を玩ばれて玩具にされて、殺された

あたし御名穂を助けてあげたくてねあの子の心を救ってあげたくてそれで、あの子に娼婦たちの待遇改善の計画を作らせてそれから、あの子自身と亡くなった妹のための復讐計画を考えさせた何だっていいそれが、今を生きていくための起爆剤になってくれれば

ミナホ姉さんに、白坂創介への復讐を決意させたのは恭子さんだったのか

その瞬間オレには、様々なものが見えてきた

ミナホ姉さんだけじゃない

マルゴさんの普段の冷静さは自分の心の不安定さを、何としても制御しようという強い意志からなんだろう

12歳で輪姦され、父親を含む暴漢たちを射殺してしまったマルゴさんの心を救うには強い克己心を育てるしかない

彼女がそうできる様に指導したのは恭子さんだ

マルゴさんが、恭子さんのたった一言で混迷から正気に戻れたのは

恭子さんが、今までに何度も何度もマルゴさんの心を救って来たからだろう

時間と手間を掛けて

その積み重ねが心と心を繋ぐ強い絆になっているんだ

気弱で繊細すぎる奈島寧子《ナジマ・ヤスコ》の心を覆い被すように、明るくてあっけらかんとした奈島寧《ナトウ・ネイ》の人格を作っている

寧《ネイ》の明るい人格が寧子《ヤスコ》の心を救っている

この寧さんという人格は

恭子さん、そっくりじゃないか

いつも明るくて、おどけていて、ひょうきんで強くて、優しいお姉さん

多分奈島寧子《ナジマ・ヤスコ》は、恭子さんみたいな女性になりたかったんだ

弟さんを失って失意のどん底にいた寧子は

だから恭子さんをモデルに、自分の新しい人格を作った

恭子さんもいや、ミナホ姉さんやマルゴさんたちも、寧さんの人格造りに協力したんだろう

寧子のままでは心が砕けたまま、息絶えてしまうから

骨折のした場所にギブスをはめる様に寧という新人格で覆って、内側の心が癒えるのを待っているんだ

恭子さんという強力な姉がずっと側に居て、的確な指導を続けてくれたから今のマルゴさんと寧さんがいる

ミナホ姉さんも、恭子さんの影響下で強い女になれた

みんなの一番の姉黒い森の最も太い精神的な支柱なんだ、恭子さんは

そう判った瞬間オレは、ゾッとした

そんな大切な人が今まで、ずっと不在だった

白坂創介という名家の一族で、社会的な地位もある人間をオーストラリアで誘拐し、しかも、警察や白坂家の派遣した追っ手から逃げ続けるというのは

本当に危険で大変な仕事だったんだ

恭子さんでなければ、任せられないくらい

だから、ミナホ姉さんは日本での復讐は、恭子さん抜きでやらなくてはならなかった

オレたち本当に厳しい状態に居たんだ

ずっと

どう、コーデリアあんたと別れてからのあたしのこと、判ってくれた

恭子さんは、穏やかな眼でミス・コーデリアを見る

判ったわ信じる

小さな声で、ミス・コーデリアは答えた

評議会のエルネスト・ホークにお仕置きしてやんないとね

そうね3倍返しにしてやるわ

愛しているよコーデリアこれまでもこれからも

あたしだってキョーコ

LOVERSが数年ぶりのキスを交わす

それは、それとして

恭子さんは、ミス・コーデリアの身体をヒョイと持ち上げる

あたしの妹たちをイジメた分はきっちりとお仕置きするよっ

恭子さんは、ミス・コーデリアを担ぎ上げそのお尻をオレたちに向ける

お尻叩き、20発だっ

止めてぇぇキョーコお尻は止めてぇぇ

ほーら、一発目

恭子さんの尻叩きは強烈だった

大相撲の横綱の本気の張り手みたいなパワーだった

一発、引っぱたく度に、ミス・コーデリアはきゃあああんっと悲鳴を上げるが

恭子さんは、ニコニコと笑ったまま尻叩きを続ける

20発叩き終わった時は、ミス・コーデリアはもう腰が抜けて、ヘロヘロになっていた

はい、これでおしまいっマルゴ、寧、それから他の子たちもこれで勘弁してあげてくれる

恭子さんに任せるよ、全て

寧さんは、オレを見て

いいよね、ヨッちゃん

これで、ミス・コーデリアの脅威がなくなるのなら、何でもいい

寧さんにうんと頷く

ごめんねこの子のあたしに対する執着から、みんなに迷惑を掛けたみたいで

恭子さんは、自分が叩いたミス・コーデリアのお尻を優しく撫で撫でしながら、オレたちに言った

いいんです恭子さん、来てくれたから

そうそう恭子さんが来てくれるって、信じていたよっあたしたち

マルゴさんと寧さんは、そう言って微笑む

もうあんたたちは、もっとあたしから自立しなさいっていうか助けに来ちゃうあたしも過保護なんだけれど今回は仕方ないよねコーデリアが出張ってきちゃったんだからシザーリオ・ヴァイオラとロレンザッチョ・バンディーニだけなら、あんたたちに任せて、あたしは静観していたんだろうけど

本当に、面倒見が良い人なんだな

ねえ、あんたはどう思うコーデリア

恭子さんは、まだ担ぎ上げたままのミス・コーデリアに尋ねた

彼女は

キョーコ、もっと

もっと、お尻ペシペシしてぇぇ

ミス・コーデリアは、もうずっと前から恭子さんにメロメロな様だった

寧さんが、オレに声を掛けてくれる

はい、もう平気です

心月のショックも美智から引き受けた邪念も、大分、霧のように拡散してくれている

オレは、ゆっくりと身体を起こす

まだ違和感はあるけれどどうにかなりそうだ

美智平気か

はい、ありがとうございますご主人様わたくしは大丈夫ですシスター・イーディが、ちょっと落ち込んでいますが

褐色の肌に金髪碧眼の美少女は元気が無い

あの方の強さは別格なんだと、今、説得しているところです

うんシスター・イーディは、ずっと暗殺教団の中に居て

自分のお祖母さん以上に強い人には会ってきていないものな

ミス・コーデリアたちですら、シスター・イーディには強く感じなかったみたいだし