ちゃぷん、ちゃぷんと真緒ちゃんは、お湯を揺らして遊んでいる
やっぱり、身体がまだ緊張したまんまね
渚の長い指が、オレの背中に伸びる
緊張しているオレが
ええ、全身、ガチガチに強ばったまんまよ
そう言って、渚はオレの肩の辺りを揉んでくれた
ほら、大きく深呼吸して
ママ、真緒も深呼吸する
ええ真緒も一緒になさい
真緒ちゃんがニカッと微笑んで、オレを見上げる
はーい、では深呼吸しますよおっ吸ってぇぇーっ
すぅぅ
吐いてぇぇぇ
はぁぁ
もっと、ゆっくり長い息で吸ったり吐いたりしましょうねっ
真緒ちゃんは、先生の様にそう言った
幼稚園で習ってきたみたいなのよ気にしないで相手してあげてね
渚が、くくくと笑う
はい、吸ってぇぇぇぇーっ
すぅぅ
はい、吐いてぇぇぇぇ
はぁぁっ
そうよお湯の中に溶け込んでいくイメージよあたしにもっと体重を掛けてくれて構わないから
重くない
大丈夫だからもっと、寄り掛かってきて
耳元に、渚が囁く
後ろからオレの胸に手を廻して、キュッと抱き締める
怖くない怖くないからね
渚の豊満な胸が、オレの背中に当たる
乳首の感触も、はっきりと判る
あたしも真緒もここに居るわあなたを拒絶したりはしない受け入れている
はーい、深呼吸続けますよおっ
そうやって母娘に挟まれて、深呼吸していくうちに
オレの心と身体がゆっくりと解れてくる
大分、柔らかくなってきたわ
渚の指が、オレの腕や胸を撫でる
どれどれ、真緒も調べるぅぅ
真緒ちゃんの小さな手も、オレを胸をぺたぺた触る
真緒ちゃん、くすぐったいよ
オレは真緒ちゃんを抱き締めて、チュッとキスをした
真緒の身体と髪の毛、洗ってあげて
これからも、真緒とお風呂に入るんでしょ女の子の髪の毛の洗い方、覚えてね
オレは、真緒ちゃんのパパなんだ
渚が居ない時に、洗ってあげなきゃいけない場合もあるだろう
小さな女の子の世話覚えなきゃいけないことがたくさんあるはずだ
うんうんよしだくん、洗って
ああ真緒ちゃん
そして、オレは真緒ちゃんを洗う
女の子の髪も、慎重に
眼を閉じてて、眼にセッケンが入ると痛いよ
わーっ、よしだくん、いつものママと同じこと言ってる
真緒ちゃんがお返しに、オレの身体を洗ってくれた
髪の毛は力がないから、ぐしゃぐしゃしてるだけなので、途中から渚が代わってくれた
渚はオレの毛根まで揉みほぐすように、気持ち良く洗ってくれる
それから、オレと真緒ちゃんで渚の身体を洗った
真緒ちゃんが、きゃぴきゃぴと笑う
真緒、朝からそんなにはしゃぐと、くたびれちゃうわよっ
だって、楽しいんだもんっ
オレは、渚の背中のセッケンの泡をシャワーで流している
ママ真緒、何かすっごくすっごく楽しいのっ
それはね、幸せな気持ちって言うのよ
真緒しあわせ
真緒ちゃんは、ちょっと考え込んでオレを見る
うん真緒、幸せかもしんないよっよしだくんっ
続いて、渚の髪を洗う
女の人の髪って水に濡らすと、こんなにペタッとまとまるんだ
濡れた長い髪を、顔の真横に垂らして渚は両手で揉み込むように、シャンプーしていく
そうやって洗うんだ
そうよ真緒も、あなたも手伝って
シャンプーを流したら、次はトリートメント
オレも渚の髪をマッサージする
艶やかで不思議な触感がするな
ママの髪の毛、コンブみたいだよねっ
ほら、海でユラユラ揺れている方の
真緒何回も言うけれど、海の中で揺れている昆布と、お味噌汁に入っている昆布は同じものなのよ
違うよぉっお味噌汁のコンブは、海のコンブみたいに大きくないもんっ
真緒ちゃんは、屈強に言い張る
この間、幼稚園の遠足で海の水族館へ行ったのよどのお魚が一番面白かったって聞いたら、この子、昆布って言うの
それで昆布に思い入れがあるのか
っていうか、この独特の個性は喜ぶべきものなんだろうか
そんな心配そうな顔しないで変な事を言うのは、子供の特権なんだから一々気にしていたらダメよ
渚は、オレを見て笑う
そうそう、気にしていたらダメだよ吉田くんっ
ぬひひと、真緒ちゃんは笑った
お風呂から出る
着替え、そこにあるわ夜の内に、麗華お姉さんが用意してくれたの
下着とシャツの替えがあった
麗華が買って来てくれた
ホテルの1階は、水浸しだから近くのコンビニまで行って来てくれたらしいわ
後で礼を言わないと
ついでに食材も買ってきているはずよ克子が朝ご飯を作ってくれているはずだから
朝ご飯
克子たちが居る方のスイートルームには、キッチンが付いているのよ外国からのお客様だと、滞在中に自分で料理したがる人も居るから
今は、ホテル内の施設に問題がなくても係の人が居ないからね現場検証が終わるまで、休業だしあたしたちが泊まっていることは警察には内緒だからルーム・サービスとか頼めないのよ
オレの服はホテル内の劇場で脱いだものを誰かが回収してきてくれたらしい
克子姉がオレのサイズに直してくれた、ミナホ姉さんのお祖父さんの服
全部ちゃんと、ある
ホテルのランドリーも使えないから脱いだのは持ち帰ってから、お洗濯ね
渚は取りあえず、バスローブ姿だ
真緒ちゃんはバスタオルを巻いている
待っててね女はここからが時間が掛かるのよ
そう言って、渚は真緒ちゃんの髪にドライヤーを掛けていく
ちゃんと乾かさないとね
うん、風邪引いちゃうもんな
オレの言葉に、渚は笑って
それもあるけれど自然乾燥だと、ぼわんって爆発したみたいになっちゃうからこの子やあたしの髪質だと
オレはロン毛にしたことなんてないから、よく判らない
退屈だったら、テレビでも見ていて
ううんここで見ているよ
真緒ちゃんの髪を乾かす渚
次は渚の髪
真緒ちゃんもお手伝いする
オレは、それをずっと見ていた
全然退屈じゃ無い
面白い
うん、とっても
こんなのいつもしていることなのよ
いや、オレこういうの見るの初めてだから
オレは小さい頃、バァちゃんと風呂に入ったけれど
バァちゃんは、ドライヤーとか使ってなかったしな
オレの母親は
オレが絶対に立ち入り禁止の母親の部屋の中に、風呂とトイレと化粧部屋があるから
こういう場面は、見たことが無かったし
ね、後ろお願い
渚がバスローブを脱ぎ、フラジャーを付ける
豊かな胸をカップに収め、オレに背中を向けて