真っ直ぐに恭子さんは、麗華を見つめている
自分の幸せを、家族の幸せと重ね合わせるんだそうすれば、あんた自身も幸せになれる
泣きながら麗華は頷いた
もちろん、真緒ちゃんの育児も手伝うんだよそれから、あたしは毎晩必ず寝酒をやるからね忘れずに、酒とつまみを用意しておくれ
一見良い話のようだけど
恭子さんは、麗華に家事を押しつけようとしている
大丈夫です麗華お姉さん、あたしも一緒に克子姉さんに教わりますから
マナもマナも教わるから
いいのわたくし、みんなのお姉さんのままで
麗華は、涙目で二人を見る
あったり前じゃんねえ、お兄ちゃん
ああしょうがねえな
麗華みたいな面倒な人は、オレたちと一緒じゃないとダメだよだから、このまま家族で居ればいいんだよねえ
オレは、ボールを寧さんに渡す
そうそうもう、諦めてあたしたちのお姉さんで居て下さいっ
そうね歓迎するわ
寧さんの言葉に、ミナホ姉さんも笑ってくれた
ほら、真緒麗華お姉ちゃんにようこそって言ってあげなさい
ようこそっ麗華お姉ちゃん
真緒ちゃんの満面の笑み
麗華は、感激しながらまた泣いた
はい、玉子焼いてきたわあら、どうしたの
新しいベーコン・エッグのお皿を持って来た克子姉が、麗華の様子に驚いている
まあ、床にへたりこんで泣いているんだから
麗華お姉さん、そんなところで泣いていないでほらほら、席に戻って下さいね
メグが、麗華の背中を撫でる
はぃぃぃ
泣きじゃくりながら、麗華お姉さんは席に戻る
何か、よく判らねえんだけどよお前ら、毎回こんな大騒ぎをしながら仲間を増やしているのか
ええまあ
そうよ毎回毎回、馬鹿騒ぎをして仲間だ、家族だってやってんのよこの人たちホント、馬鹿みたい
雪乃が、横から口を出す
雪乃は、まだ一人だけ食卓に着かずにテレビを観ている
それでも腹は減っているのか、シリアルだけをムシャムシャ食べていた
オレのミッチィくんも、この手で引き込まれたのか
そういうことよねっ
引き込まれたなんて、言葉が悪いですよ
マルゴさんが、苦笑して言う
とにかくオレ一人だけじゃないですからここにいる家族全員で、美智のことは護ります絶対に、みんな美智を見捨てたりはしませんから
オレは、工藤父にそう約束した
へっならいいんだけどなまあいいオレも、お前らのことは信用するよ
と、答えると工藤父の携帯が鳴る
ん、オレだ判った、すぐ行く
工藤父は、携帯を切ると
あんたたちを乗せる車の支度ができたそうだオレは、ちょっと谷沢のオッサンと警察との対応のことで話があるから先に行くぜ外に出る準備ができたら、内線の993に電話してくれノーマくんが出るはずだから
判りました993ですね
ああ、そんじゃあ、また後でなっ
そう言うと工藤父は、そそくさと部屋から出て行った
あの人美智ちゃんのことが心配で、あたしたちの様子を見に来たんだね
オレたちが、本当に信頼できる人間かどうか
美智が居ない時を狙って、確認に来たんだ
いいお父さんですよね
うん美智お姉ちゃんが羨ましい
メグとマナの父親は
そう言えば恭子さんは、オーストラリアから
オレがそう言った瞬間マナがシッと唇に指を立てる
この部屋にはまだ敵がいるんだからその話は、ここでしちゃダメだよっ
敵って雪乃は、お前の実姉だぞ
ソースケなら、あたししか知らない場所に監禁してあるよ
雪乃がこっちに注目している
全身縛り上げて、猿轡して耳にはヘッドフォンで、大音量の音楽を聴かせているからまあ、一睡も出来ないでぐったりしている頃だと思うよ
何の音楽を聴かせているんです
んミラクル少女リミットちゃんと風船少女テンプルちゃんの歌をエンドレスでね
リミットちゃんとテンプルちゃん
何なんだそれは
家庭用品の名前だってことは、判るけれど
テンプルちゃんは、多分、てんぷら油を固めるやつだな
リミットちゃんは、クッキング・タイマーか
何で、そんなのに歌があるんだろう
コマーシャル・ソングか
まあ、この後、回収してくるよ
恭子さんは、ぐふふと笑った
早く、家に帰りたいなあ
お兄ちゃんの部屋で、一緒にお昼寝しようよねっ
マナにとって、家はもう白坂家では無い
黒森のお屋敷なんだ
あっ、そうそう麗華お姉ちゃん
マナが、笑顔で麗華に話し掛ける
あたしたちの家事にはお兄ちゃんの夜伽も入っているからね
大丈夫お兄ちゃんを、エッチなことで満足させてあげればいいんだからっ麗華お姉ちゃんがよく判らなかったら、マナと寧お姉ちゃんで教えてあげるからねっ
マナは、寧さんにニコッと微笑む
そうだよねっ寧さん
マナ寧さんは、処女なんだよまだ
よ、よろしくお願いします
麗華が、オレに言う
あの嫌なら、いいんですよ別に
いえ嫌じゃないですからわたくし
顔を真っ赤にして答える
こういう機会でないとわたくし、ずっと処女のままだと思いますし体験するのなら、主様にしていただきたいです
いいいんだ
あじゃあ、オレ頑張ります
あのわたくしの身体では、ご満足いただけないと思いますが
また自分を卑下する麗華に、マナは
もう、麗華お姉ちゃん1回で満足して貰えなかったら、何回でもすればいいのっ質より量だよ
ごめん、オレ、マナのこと処女喪失から、もの凄い回数犯しているもんな
マナなんて、お兄ちゃんのためなら10回連続だってエッチしちゃうんだからねっテクニックの足りない分は、回数で補うんだからっそうでないと、技術と経験の豊富な克子お姉ちゃんや渚お姉ちゃんに勝てないものっ
いや麗華
マナの体験は、特殊というか
済まん、マナ
そんなセックスを体験させて
本当よあたし、本当に一晩で10回以上犯されたことあるから処女だったのに
済まん雪乃
そんなこともあったな
えっとあたし、連続10回とかしていないよねヨシくん
メグしたいのか
いやあたしだけしないのは、良くないのかなって
寧お姉ちゃんは、お兄ちゃんに何回して貰ったの最高記録は
マナが、寧さんに尋ねる
そんなの、秘密だよっ
処女の寧さんは、ニコッと笑った
シスター・イーディが、ギロッと克子姉を見上げる
どうしたのああ、お代わりが欲しいのね
シスター・イーディは、日本語での会話を気にすることなくわっしわっしと食事を続けていた
すっかり、オレたちと一緒に居ることに慣れたらしい