うふふふーんっごめんね実は、ここに来る前にあたし、ヨッちゃんに愛して貰って来たのっだから、全然問題無しだからっ気にしないでねっ
まあ、そうだったんですか
ていうかみすずの居ない時に、これからもヨッちゃんとイチャイチャするからっ今夜とかねっ
寧は、みすずの嫉妬心をわざと刺激する
旦那様、寧お姉様と何回したのかメモしておいて下さいねっ
あたしも同じ回数、していただきますっ
えーっ、同じ回数でいいのっじゃあ、ヨッちゃんあたしたちは、たっぷり時間を掛けてしようねっ一晩中、裸で抱き締め合おうっ
寧お姉様っそれはズルいですっ
寧のからかいに、みすずはつい本気で釣られる
みすずさん、大丈夫だよお屋敷には、克子さんもメグちゃんもマナちゃんも居るんだからあの人たちが、寧一人に彼を独占させるわけがないでしょ
マルゴさんが、優しく間に入ってくれた
ううっライバルが多いですっ旦那様ぁっ
みすずが、オレの胸に顔を埋める
オレは、みすずを抱き締めて
大丈夫だよみすずのこと、忘れたりしないからちゃんと、他の子と同じだけ時間を作るからなっ
約束ですよ
オレは、みすずの唇にチュッとキスする
うふふ旦那様、大好きっ
みすずの機嫌が直る
もう、晴れたり曇ったり大変だ
美智、お前の時間もちゃんと作るからな
はいお願い致します
美智の方が、物分かりが良い
というか、美智の方が本当に欲求不満になったら、無理にでも襲って来る気がする
この小柄な美少女の正体は、野獣だから
本来の、内面のエネルギーを隠すために普段は、大人しく礼儀正しい少女を演じているような気がする
瑠璃子明日だからな
瑠璃子は、オレに返答しない
迷っている
うつむいたままオレを見ようとはしない
美子さんが、おろおろしている
お前の意志は、関係無いオレは、お前を誘拐する絶対に
オレは、きっちりとそう告げた
廊下に出るマルゴさん、寧、美智と
関さんが、さっきのまま待機していてくれた
ずっとここでみすずと瑠璃子の控え室に、誰も来ないようにしてくれたらしい
ありがとうございます関さん
もう、いいの
はい一通り、話はしました
オレは廊下の先を伺う
うん、近くにはオレたちしかいない
関さん、お話があります
明日告別式の後、瑠璃子を誘拐します
ジッちゃんの了解は得ていますだけど、香月セキュリティ・サービスには連絡しないそうですオレたちだけの力で香月セキュリティ・サービスを出し抜いて、瑠璃子を連れ出せということです
関さんは、一間置いて
なぜ、そんなことを
オレは、真っ直ぐに関さんの眼を見る
瑠璃子には、香月家の庇護下から離れた生活を体験させるべきです香月家の呪縛から解き放ってやらないとあいつの人生は、始まりません
関さんも、オレの眼をじっと見返す
判ったわあたし、あなたたちのサポートをすればいいのね
関さんは、了承してくれた
詳細は、今晩中に連絡します
マルゴさんが、関さんに言った
了解ここにメールをして
関さんが、メモ用紙を取り出して、メールアドレスを書く
そのページを引きちぎり、マルゴさんに手渡す
個人的なアドレスだしこれは、香月セキュリティ・サービスの人には知られていないから
判りましたよろしくお願いします
マルゴさんが、メモを見て
すぐにスタスタと廊下の端の喫煙コーナーへ行き
灰皿の上で、ライターで火を付ける
え燃やしちゃうんですか
うんもう、覚えたから
マルゴさんは、オレにニヤッと微笑んだ
ボワッとメモが燃え上がる
さすがねそれも、キョーコ・メッサーの教え
関さんの問いに、マルゴさんは
黒い森の流儀です
黒い灰になったメモを、確実に粉々にする
元の道を通って駐車エリアへ
マセラッティに、戻る
マルゴさんは、車に乗る前にチェックをする
うんやっぱりね
あっという間に、3つも不審な機器が発見される
それって、あの
ジッちゃんの指示なんだろうか
それとも、谷沢チーフの
今は喋らないでこれとこれは発信器だけどこれは、盗聴器だから
あはい
さすがに爆弾とかは仕掛けてないみたいだよ
はいいいよ、乗って君は、助手席寧と美智ちゃんは、後部座席ね
よく判らないけれどとにかく、マルゴさんの言うとおりにする
それじゃあ、行くよ
マルゴさんは、マセラッティのエンジンを掛け出口の検問へ
香月セキュリティ・サービスの制服警備員が現れると
君、悪いけれど、これ返しておいて
警備員に、さっき見つけた発信器と盗聴器を手渡す
君の会社の備品だと思うんだよ多分
慌てる、警備員
それから、窓から顔を出して、車の後ろへ
おいっ、何をやっているんだっ
見ると別の制服警備員が、いつの間にか忍び寄り、マセラッティの後部に触れようとしていた
下手な真似をすると殺すよ
マルゴさんの殺気に怯えた警備員は、動きを止める
ゲートを開けなっ
寧が叫んだ
はい、ただ今
最初の制服警備員が、入り口のゲートを開く
うんご苦労様
マルゴさんは、マセラッティを急発進させる
危ないところでしたね
いや、発信器を付けられたよ
後ろに居た警備員顔はビビッた振りをしていたけれど、しっかり発信器は取り付けてる右手をあたしたちによく見えるように強調して左手で車体の下に付けたよ
これって、ジッちゃんの指示ですか
違うよ香月さんは、こういうことはしない谷沢さんだよ
谷沢さん恭子さんが怖いんだよまあ、仕方無いよね東京の街中に、人食いライオンが野放しになっているようなものだから今の恭子さんは、ミス・コーデリアとも繋がっているし谷沢さんとしては、あたしたちの動向を常に監視しておきたいんじゃないかな
じゃあ、明日、瑠璃子を誘拐するのは難しいですか
オレたちのことを常に見張っているのならその監視の眼を潜り抜けて、瑠璃子を連れ出すのは
いや、それは何とかするよさすがにちょっと頭に来るからね谷沢さんには、あたしたちの首に鈴は付けられないことを知って貰わないと、さすがに窮屈だよ
マルゴお姉ちゃん後ろ、2台、尾行だねっ
白と青の車です
美智も、尾行車がはっきり判っているらしい
ねえ寧と美智は、あたしが責任を持って池田先生の医院に連れて行くから、君は尾行を半分引き受けて
引き受けるって
大丈夫そのまま電車で、お屋敷に帰ってくれればいいあいつら、手は出してこないよあたしたちは、香月家と敵対しているわけではないから