オレは、もう少しミナホ姉さんの温もりを感じていたかったのに
ごめんなさいこれ以上は、あたしには辛くなってしまうから
身体の奥が痛むのよ痛むはずの器官は、あたしにはもう無いはずなのに一生、この痛みはなくならないらしいわ
ミナホ姉さんはセックスができない
だから許して
そう言うとミナホ姉さんは、立ち去ろうとする
待って、ミナホ姉さんオレは
オレは別にミナホ姉さんとの、セックスを望んでいるわけではない
あなたの気持ちは判っているわこれは、あたしの問題なの
あたしは、12歳で娼婦にさせられて無理矢理、身体を開かれて色々な、薬も使われたわ快感を増幅させるような薬も
あたしセックスで、イッたことはあるのよ好きでもない相手に犯されて何度も絶頂に達したわ
ミナホ姉さんは、セックスの快楽を肉体で知っている
頭の中に、記憶として刻まれている
オレとのセックスを望んでいるのはミナホ姉さんの方だ
だけど、あたしこういう身体でしょ
なのに今のミナホ姉さんは、セックスができない
身体と心の傷が、今でもジクジクと痛んでいる
ありがとうあなたのお陰で心が温まったわ穏やかな気持ちで休める2時間ほど眠るわあなたもそうしなさい
ミナホ姉さんオレ
ミナホ姉さんは、穏やかな眼でオレを見て
そんな顔しないで愛しているわあなたを
オレもだよ、ミナホ姉さん
ミナホ姉さんが微笑んで、オレを見る
そしてスッと、廊下の向こうに消えて行った
しばらく、その場に立ち尽くす
オレは何て無力なんだ
不意にメイド服姿のメグが現れる
どうしたんだ、メグ
克子姉さんが行きなさいって
克子姉がメグを寄越した
あのね克子姉さんが言っていたんだけれど
メグが、オレに近付いて来る
男の人には、色んなことでムシャクシャしている時があるからそういう時は、積極的に女の子の方から、ご奉仕しなさいって
メグの中に吐き出していいのよあたし、ヨシくんの性のはけ口になりたい
いやそんなのよくないよ
メグが、オレの手を掴み自分の胸に当てる
小振りだけれどしっかりと、おっぱいが自己主張している
高校一年生の弾力のある感触
しよ
ここでいいわよ
だって廊下じゃないか、ここ
気にしないわ誰に見られたって構わないもの
メグは、周囲を見廻す
じゃ、そこの部屋へ行きましょう
そこって何の部屋
何でもいいわヨシくんと二人きりになれるのなら
メグは、ガチャッとドアを開く
部屋は小さな応接間らしい
ソファと低いテーブルが置かれている
窓から、明るい外光が差し込んでいた
いいじゃないここで
メグは、オレを引っ張り込みドアを閉めた
カチッと鍵を掛ける
これでヨシくんとあたし二人きりだよヨシくんが、あたしを犯してもあたしは、この部屋から逃げられないんだからね
あぁぁっ
オレはメグの胸に飛び込む
なあにどうしたのヨシくん
メグは、ニコニコ微笑んでくれている
どうやらオレとミナホ姉さんのやり取りを見ていたのは、克子姉だけらしい
メグは、何も知らないんだ
ごめんオレのことじゃないから、勝手には教えられないんだ
ミナホ姉さんが、実の父親、黒森公一郎にしたことを克子姉は、メグに知らせたくはないのだろう
克子姉、マルゴさん、寧黒い森の古参メンバーは、おそらく真実を知っている
この3人は、最初からミナホ姉さんの復讐計画に携わっていたのだから
渚は判らない
うん、判ったじゃあ、聞かない
メグは、笑って受けとめてくれた
抱いてモヤモヤしている、ヨシくんの気持ちあたしの身体で、吹き飛ばして
荒々しく、メグの唇を吸う
メグは舌を絡めてオレの欲求に応えてくれる
いいよ、服破いちゃっても克子お姉さんが、好きにしていいって
ということで、次話はメグとのエッチです
モヤモヤしている気持ちのまま、雪乃を犯すというパターンも考えたのですが
もっと、モヤモヤしそうなので
昨夜、父が病院の診察券が無いと大騒ぎ
どっかに入れてあるんだろうと、家中捜索するが出て来ず、次に行く時に、再発行して貰うという話に
と今日になって、警察から電話
落とし物で、父の診察券が届けられたらしい
で仕事帰りに、私が取りに行く
どうやら、昨日、病院に検診に行った時にそのまま落としてきたらしい
拾われた場所が病院のすぐ近くだった
家に戻ると、父が
おう、なくなってたヒゲ剃りが見つかったぞ
というので、ホッとしたら
父よ、そのヒゲ剃りは無くしたやつじゃなくって、昨日、オレが買ってやったやつだ
昨日、新しいのを買ったことすら、忘れている
どうしたもんだか
362.リング (メグとセックス)
克子お姉さんが、ヨシくんのこと心配しているの
オレを抱き締めながら、メグが言った
克子姉が
うん早く元気になって欲しいって
元気だよオレは
違うわヨシくん、疲れているわよあたしにだって、判るわ
さっき、克子姉さんが教えてくれたんだけれどセックスには、人の心の傷を癒やす効果があるんだって
心の傷
うんあたしも教わったばかりだから、あんまり上手くは説明できないんだけれどセックスは、究極のスキンシップだからって、克子姉さんは言ってた
メグの胸にオレは顔を埋めている
そんなオレの頭を、メグは優しく撫でてくれていた
人は、みんな孤独で寂しいから抱き締め合って、お互いの体温で温め合うことが大切なんだって
でもそれがきちんと効力を発するのは、本当に愛し合っている男女同士だけとも言っていたわ好きじゃない人とセックスしても心の中の澱みを吐き出して、気持ち良くさっぱりできることもあるけれど、それは良いことじゃないって
やっぱり、お互いをいたわり合う心とか信頼関係が大切だって言っていた本当に信頼できる相手じゃないと、心まで裸になれないから
心まで裸
克子姉さんが娼婦だった時はお客様が心まで裸になってリラックスできる様に、場を和ませることを大事にしていたって言っていたわ黒い森の御名穂姉さんたちが再建した本当の黒い森の方よお客様は、ただ性欲を満たすために娼館へいらっしゃるわけではないから心穏やかに、安心できる相手に、心の澱みを吐き出して、リフレッシュするために来館なさるんだって
娼婦としての克子姉の考え
それは当然、ミナホ姉さんの指示なんだろう
だから、克子姉さんは細やかな心配りをしてお客様が、心を解放できるようにいつも考えていたって