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克子姉は、心配なようだった

最初はオレと克子姉の二人で部屋に入って克子姉は、アニエスに食事を届けたら、部屋から出てってくれていいよ後は、オレとアニエスの根比べだ

オレは覚悟する

うんいい手を思い付いたねあの子の閉じた世界をブチ壊すには、日常から変えるしかないんだろうからねやっぱり

恭子さんが何か考え込んでいる

でもさあの地下室は、いわばアニエスの心の世界なわけだよそこに、君が異物として侵入してそう簡単に、あの子は変わるんだろうか

それはまず、オレが入っていくことから慣らして行って段々に、他の人とかともアニエスの部屋に入る人を増やしていけば

オレは、そういうが

そんな悠長なこと、やってられないだろしかもそれだと、結局、アニエスはあの部屋に閉じ籠もったまま、自分から外へは出て来ないんじゃないかな

アニエスの地下室に人を増やしてもあの部屋は、アニエスの世界だ

他の人間が近くに居ることに慣れても部屋からは出て来ないだろう

むしろ、あの地下室の中に、さらに自分のテリトリーを作って例えば、ベッドの周囲だけとかねそうやって、より狭い自分だけの領域を作ることで、さらに心を閉ざしていくんじゃないのかな

じゃあ、どうするんです無理矢理、アニエスをあの部屋から引きずり出すんですか

馬鹿言っちゃいけないよそんな荒療治をしたら、あの子の心はパンクしちまうよ

どうしたらいいんだ

あの部屋そのものを変えるしかないね

アニエスをあの部屋に置いといたまま部屋そのものの意味を変えちまうんだ

意味を変える

あんたが、アニエスとあの部屋で食事したいって言ったのは、確かに良いアイデアなんだよそれは間違いないさ

ただあんた一人じゃあ、ダメだってこと

コップの中に、透明の水があるとするよねその水に黒いインクを一滴落とす黒い粒は、コップの中に落ちた瞬間拡散してしまって、消えてしまう水は、元の通りの透明のままさ

だけどコップの透明な水に、黒いインクをドバドバ注ぎ込んだら透明な水は、黒いインクを拡散と切れない水は少しずつ黒く染まっていく

透明な水が今のアニエスが支配する地下室なら黒いインクは、あたしたちだ変えるなら、一気に注ぎ込まないとね無色透明な地下室を黒い森に染め上げるんだよっ

恭子さんが、オレたち全員に指示する

料理もお皿も、みんなアニエスの部屋に運び込むよっ

アニエスの部屋で

了解ですわ恭子さん

克子姉、寧、マルゴさんの三人がさっそく動き出す

あの部屋って、下は板だよねクッションとか持っていく

いや、丁度良いサイズのカーペットがあるからそれを敷こう運ぶの手伝って

そうね後は、クッションをたくさん持っていきましょうカーペットに座って、それでお食事しましょう

これは克子姉

うふふんっ、中央アジアの遊牧民みたいだねっ

寧が笑った

なら、食事とお皿はあたしとイーニーたちとで運ぼうか

アニエスのことはよく判らないがとにかく、別の部屋で夕食にするということは理解してくれたらしい

地下の部屋には、あたしがご案内しますわ

克子姉が、ミス・コーデリアに言う

じゃあ、あたしクッション、持って来ます

ミス・コーデリアたちと一緒よりは、そっちの方が良いな

うん、あたしに付いて来て、恵美っ

クッションのある場所は、寧が知っているらしい

あたしたちも行こう

マルゴさんが、オレを促す

オレたちは、カーペットの運搬係だ

克子あたしは、何をしたらいい

恭子さんが、克子姉に尋ねた

恭子さんはあの子を運んで来て下さいっ

克子姉の指の先にはミス・イーディが転がっていた

恭子さんは、ササッと動いてミス・イーディの首根っこを引っ張り上げる

ミス・イーディーは、バタバタ暴れるが

そのまま平然と肩に担ぎ上げる恭子さん

ほんじゃあ、さっさと移動するよっ

オレはこの時大切なことを忘れていた

白坂雪乃の存在を

365話ですが最初の数話は、同じ日に投稿したので厳密にはまだ1年は経過していません

終わらないですねえ

確実に終わりに向かっていますが

じっと手を見る

ぴったり365話、1年で完結したら格好良かったのになあ

この感じだと400話ですかねえ

何としても、年内には完結させたいと思っています

別の話も書きたいんですよ

いや、もう構想はあるんですが

短期間で、さらっと終わるのがいいですよね

ここまで長くなっちゃったのは、キャラクターが自己主張してくれるせいです

イーニーとミーニーは、森薫先生のエマに出て来るインドの女の子たちをイメージしていますマハラジャの王子が連れてきていた、おんなじ顔をした女の子たちですねハキム・ガールズでしたっけ

何故か、ガチャポンサイズでフィギュア化されてまして3体持っています

秋葉原の中古屋さんで見掛ける度に買っていますがなかなか見掛けません

あのガールズは3人じゃ足りないんですが

代わりに、エレノアさんの頭を他の人形に挿げ替えたりしていますプラグスーツとか

そういえば、エマ本人を持っていない

というか、エマ本人の人形は中古屋さんで見たことがありませんね

366.アニエスとの夕食 (その1)

オレと克子姉、メグ、寧、マルゴさん

恭子さんとミス・イーディミス・コーデリアにイーニー&ミーニー

10人でぞろぞろと地下へ向かう

ミナホ姉さんだけは、参加していないがどうせ、監視カメラで観ているだろう

克子姉を先頭に、ミス・コーデリアと二人の部下はそれぞれ食事やお皿の乗ったワゴンを押していく

階段は、どうするんだろうかって思ったら

ああ3人とも、体力は有り余っているお姉様たちでしたね

1台ずつワゴンの前後を、イーニーとミーニーの二人でひょいと持ち上げて、そのままスススと階段の下へ下ろしていく

普段から息の合ったコンビな上に、戦闘術で徹底的に体幹を鍛え上げられている二人だからワゴンは少しも揺れない

床に対して水平をキープしたまま、何事も無く運ばれていく

オレはマルゴさんと丸めたカーペットを抱えているけれどマルゴさんが軽々と担いでいるのに、オレの方はヒーヒー言っている

カーペットって、こんなに重いんだ

オレの後ろでは、寧とメグがクッションを両腕に抱えていた

1回だとこれだけしか持てなかったから、場所が判ったらもう一回取りに行くわっ

片腕に2つずつ、計4つ寧も同じ数持っていて、合計8つ

うん10人分だもんな

いや、後でミナホ姉さんも来てくれるかもしれないし

麗華や、マナや、渚や真緒ちゃんも合流してくる可能性がある