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アニエスに向かって、ニコッと微笑みながら

うんいい傾向だねシチューだけだと、よくないからね世の中には、色んな味覚があるんだっていうことを示すためには、タコスで良かったんじゃないかな

恭子さんがアニエスの様子を見て、そう言った

アニエスも、再びタコスに挑戦してみる

しかしやっぱり、口に合わなかったらしい

一口で止めてシチューに戻る

克子、後でデザートで何か甘い物を出してあげてこのまま味覚の刺激を教え込みたいから

いっそ、アイスクリームとかどうです冷たいのと甘いの、一遍に体験できますから

おっ、それは良い考えだねっ

恭子さんと克子姉で、アニエス味覚を高めるプランをどんどん組んでいく

しっかしあの子たちが、あんなに仲良くなるとは思わなかったよねっ

寧がそう言った

いつの間にかミス・イーディとアニエスは、くっついている

アニエスは、もうイーディに対する警戒心を解いている

彼女は敵では無いと、理解したらしい

イーディの方はアニエスが床に零した水を、紙ナプキンで拭いてあげたりしていた

ミス・イーディって、意外と面倒見がいいんだよな

野生児みたいに思っていたけれどアニエスが怖がらないように、微妙な距離感を保ってあげているし

すごく、アニエスに気を遣って対応していることが判る

オレの呟きに、恭子さんが

あら、あたしは最初から知っていたけれどね

あんたもさ、今朝の真緒ちゃんと遊んでいるイーディの姿を見たろあの子は、自分より年下の子には優しいんだよ

確かにイーディは、真緒ちゃんとずっと遊んでいた

オレは、真緒ちゃんが気に入ったんだと思っていたけれど

それだけじゃないんだ

ミス・イーディからすれば、年下の女の子がいれば、率先して面倒を見てあげなくてはいけないという感覚だったのかもしれない

あの子は、暗殺教団の中で育ったからね教団の中では、年上の子が年下の子供たちの相手をしてあげていたんだろう

年長者には、年下を保護する義務があるとかそういう教団の教えが、彼女の根底にあるんだと思うよ

そう言えば、彼女マナにも優しいですあたしとは、態度が違っていて

確か最初に、ミス・イーディに年齢を聞かれましたHOW OLD ARE YOUって

年齢を聞かれた

ヨシくんが気を失ってた時よあたしたちが、ホテルの地下の部屋から出られた後自己紹介したら、ミス・イーディにそう聞かれたの

そんなことが、あったんだ

そうね、最初に年齢を尋ねて年下のマナと、同い年のあたしで違う対応をすることにしたのねそういう考え方で、育てられた人なんだわ

恭子さんイーディにプレッシャーを掛けたら、自動的にアニエスに近付いていき

一度近付いてしまったらどう見ても、年下のアニエスを、イーディは面倒見るようになるだろうって

これは最初から、そういう計画だったのか

とにかく1人でも心を開く相手ができればいいんだよっ後は、開いたところに手を突っ込んでガタガタ言わせてやればいいんだからさっ

恭子さんは、ガハガハと豪快に笑った

色々とバタバタしていて済みません

溜まっている感想欄への返信は、今夜中にやりたいと思います

食べ物で釣ったので次話から、エッチシーンに入る予定です

368.第二次正妻戦争

うまい

さて、アニエスが一皿のシチューを食べ終わる

すると、すかさずイーディが手を差し出した

アニエスは、お皿を回収するつもりなのかと思いシチュー皿をイーディに手渡した

イーディは、克子姉の前へソソソと行き、アニエスの分のお代わりを貰う

そしてさあ、食えとばかりに、アニエスに差し出す

ニッという、笑顔と共に

大食いのイーディとしては、アニエスが一杯のシチューで足りるはずが無いと判断したらしい

アニエスは、仕方無く皿を受け取り食べ出す

タコスは、最初に一つ食べた切りで小皿の残りには手を付けていない

これはもう辛いから口に合わなかったんだろうと、イーディは思っているらしい

タコスの方は、無理に勧めない

まあミス・コーデリアが作ったものというのもあるんだろうが

その他にも、アニエスのペットボトルの水が残り少なくなったと思ったらすぐにメグにボトルを貰いに行く

ホント面倒見が良い

何か良い感じになってきたよね

オレは、寧に言った

うんイーディは、表情豊かだから悪意が全然無くって、さっぱりした感じが、アニエスにも伝わっているんだと思うよっ

しかし暗殺教団で、暗殺者としての教育を受けてきたんだよねあんなに、開けっぴろげな性格でいいのかな

オレの疑問に寧は

だから彼女のお祖母さんは、イーディに体術だけを教えて、暗殺者としての心の教育は一つもしなかったんだよ自分が死んだ後に、孫娘を教団の道具にされるのが嫌だったんじゃないかな

恭子さんにケンカを売るときも、真っ正面からで絶対に、相手の隙を突くとかしないもんな

わざとプロの暗殺者としては、落第する様に育てたんだと思うだから、教団はイーディが使い物にならないと判断して、ミス・コーデリアに売り払ったわけでしょ

一方恭子さん、イーニーとミーニー、マルゴさんの4人はドイツ語で盛り上がっている

何が可笑しいのか、ガッハガッハと豪快に笑っている

マルゴさん、楽しそうだね

うんマルゴお姉さんにとっては、恭子さんは絶対的に信頼できる師匠だしイーニーさんたちも、実際は良い人みたいだねミス・コーデリアも、マルゴお姉さんが恭子さんの恋人じゃなくって妹分だって判ってくれたみたいだし

ミス・コーデリアが、やたらにマルゴさんに敵対的だったのは勝手な思い込みからの嫉妬だったんだもんな

姉さんはドイツ語は判るの

ここはメグと克子姉が居るから姉さんと呼ぶ

あたしは日本語と英語だけだよっ

そうなんだマルゴさんが何カ国語も勉強しているって言うから寧も、3カ国語くらいできるのかと思った

あたしはマルゴお姉さんみたいに、頭良くないもんっ英語だって、ずっとアメリカに住んでいたから話せるだけで難しい言葉を読んだり、書いたりするのは苦手だよっ

寧は、うつむく

日本人で日本語喋れるからって、みんな国語の成績がいいわけじゃないでしょ

確かにそれはそうだ

普通に生活できる程度の読み書きは、できるけれどほら、あたし、学校へ行っていない時期が長いから

寧はシザーリオ・ヴァイオラによって監禁されていた時期がある

だからあたし、あんまり頭良くないのよっ

寂しそうに、寧は言う

いや、姉さんは頭良いよすっごく、機転が効くし物分かりが良いしオレなんかより、ずっとずっと頭が良いと思うよ