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この部屋だけがアニエスの世界だった

アニエスしかいないアニエスのための世界だ

この閉ざされた世界からアニエスを、外に連れ出すのは、相当、大変だと思う

そんな時間は掛けられない

だったら、オレたちの方から、アニエスの世界に浸食する

まずは、アニエスにとって身近にオレたちが居ることが、当たり前に思わせないと

今までは、彼女あたしたちの存在に呆然としているだけだったけれど今は、わざと無視しようとしているわそれってさ、存在を認めたからこその行動だよね間違いなく、ヨッちゃんの作戦は良い方向に進んでいるよっ

そうなら、いいんだけど

カーペットに引っ繰り返っていたイーディが、むっくりと起き上がる

そしてぽいぽいと、自分の服を脱ぎ捨てながら

アニエスの方へ向かう

何か言った

何する気だ

背中を流してあげるって言っているけれど

マナが通訳してくれた

ビクッと警戒する、アニエスにイーディは、ニカッと無垢な微笑みで答える

そのままむしり取るように、パンティとブラジャーを外す

怯えるアニエスの前に、ズカズカと進んでシャワーヘッドを奪う

泡だったスポンジを片手に掴み

荒っぽく、アニエスの身体を洗っていく

一人じゃあ、背中は上手く洗えないだろって言っているね

寧が教えてくれた

アニエスは仕方無く、洗われている

本当に、教団では年下の子の面倒を見ていたみたいねあの子

克子姉が、作業の手を止めて言った

もおっ、ヨシくんジッと見すぎっ

あもしかして、イーディの裸身のことか

いや確かに、しなやかそうな褐色の肉体だけれど

恵美ぃ何で、アニエスの裸はよくて、イーディだと嫉妬ちゃうわけっ

寧がジトッとした眼で、メグを見る

メグお姉ちゃんは、イーディと同い年だからだよっ自分と比べて、色々と思うことがあったんじゃないのっ

二人ともスポーツマン・タイプで、身体のキャラが被っているからっ

そ、そんなことないわよっマナっ

顔を真っ赤にして、怒るメグ

どうやら、大当たりらしい

でも、メグは陸上のアスリートの肉体だしイーデイは、格闘に特化した肉体だろ全然違うよ

オレは、そう言ってメグに微笑む

そうそう、嫉妬するだけヤボだってどうせ、ヨッちゃん、イーディだって食べちゃうんだからっ

オレの亀頭に頬ずりしながら寧が言った

でも同い年の子に対する気持ちって、判るけどね

そうなの姉さん

うんほら、美子さんてあたしと同い年でしょだから、美子さんを見たときに、色々考えちゃったものあたしももし、お父さんがアメリカに転勤にならないで、ずっと日本に居たら、どうなっていたのかなって

瑠璃子の付き人で実は従姉だった、瑠璃子さんは、18歳

寧も、ダブつているからまだ高2だけれど年齢は一緒だ

同い年って言ったら、岩倉さんもいるじゃないか

オレは生徒会長の名前を思い出す

あの子は論外だよあの人は淫乱大魔王だからあんな淫乱な子、あたし、昔の克姉ぐらいしか知らないよっ

寧何か言った

寧の言葉に、克子姉の眼がキラーンと光る

いえ別に

寧は、慌ててオレのペニスを咥えてもう喋りませんという仕草をする

それよりメグお姉ちゃんの雪乃さんへの対抗意識の方が凄いでしょやっぱり、同い年だからっていうのは大きいんじゃない

マナがメグを見る

それはあたしは、ずっと雪乃が姉妹だって知っていたからあっちがお嬢様で、あたしは隠し子じゃあ気が滅入るわ

マナが頭を下げる

あたしもメグお姉ちゃんを苦しめていたんだよね

メグが、マナに近寄りそっと抱き締める

マナはずっと、あたしに優しかったわよ

なら、マナこれからは、メグの良い妹になるんだよな

マナがオレを見てそして、メグを見る

うんあたし、メグお姉ちゃんの良い妹になる約束するから

あたしも、良いお姉さんになるから

抱き締め合う姉妹

ねえ、そういう同い年の意識って、瑠璃子にもあるのかな

オレは、寧に尋ねた

瑠璃子って美智と同い年だろ

でも、美智はみすずさんの警護役だし本家のお嬢様である瑠璃子さんは、特に何も感じていないんじゃないかなっ

寧は、そう言うが

いえ、良い手だと思うわよっ香月家という枠を外して一人の女の子になった時に、瑠璃子さんが比較するのは、まず美智ちゃんだと思うわ

克子姉が、確信する

今は何も感じていないとしてもそういうコンプレックスを作ることはできるわ

コンプレックスを作る

そうだね瑠璃子さんの良くないところは、他の女の子に対してコンプレックスが無いことだからね

ほら、瑠璃子さんは最初から、自分は香月家の娘で、普通の子とは違うと思っているからぶっちゃけ、美子さんさえいれば、家族も友達もいらないって思っているでしょっ

自分を特別な人間だと思っているから他の子に対して、コンプレックスが無い

ヨッちゃんは瑠璃子さんを香月家から、引きずり出すつもりなんでしょ

うんだから、誘拐することにしたんだ

だったら美智を使って、瑠璃子さんにコンプレックスを生じさせる作戦イケると思うよっ

寧は、そう言ってくれる

うんちょっと、考えてみるよみんなも良い方法を思い付いたら、教えてくれ

オレの言葉にメグ、マナ、寧、克子姉が頷く

そのころイーディは

アニエスの身体を洗い終えるとスポンジを彼女に手渡す

そして、自分の背中をビッと指差した

あたしの背中も洗ってくれって言ってるよ

マナが、教えてくれる

ちょっと考え込んでいたがイーディの逞しい背中を見ると、ハァッと溜息を吐いてしずしずと洗い出す

うんうん、ますます良い傾向だねっ

喜ぶ、寧

イーディという、空気の読めない年上の女の子によってアニエスは、オレたち闖入者を無視することすらできない

さらにイーデイは

オレたちの後ろに、ずっと控えていた麗華に手招きする

麗華が驚くとイーディは、うんうんと頷く

そして大声で話す

えっとねお前、なかなかやるなお前も汗をかいているだろうこっちに来て、一緒にシャワーを浴びようって言っているよ

麗華にコテンパンにやられたのになかなかやるなは無いだろう

しかしイーディが、あれで麗華に対して親近感を深めたことは間違いないらしい

困っている麗華

代わりに寧が、英語で返答する

うんと彼女は、美智のお姉さんだぞその態度は、間違っているんじゃないかイーディの方から、洗って差し上げますと敬意を表するべきだだって

イーディは納得したらしい