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確かに何か、パリっとして見える

ま、香月セキュリティ・サービスみたいにお金持ちの警護が専門の会社じゃ見た目にお金を使わないと商売にならないしね

一方公安の方は、決められた予算で遣り繰りしないといけないしあたしたちの監視なんて、急に決まったことでしょ空いている車輌と人員で、慌てて準備したんだと思うよ寧警察のお兄さんたちに、手を振ってあげな

これからずっと監視されるんだよ愛想良くしておいた方がいいよ

たまたま学校の外を歩いている時にメチャクチャな理由で補導とかされてもいいのカッターとかハサミを持っているってだけで、逮捕とか

そんなこと警察がします

驚いて、オレが尋ねる

するよそれっくらいはわざと自分から転んで、よくも突き飛ばしたなとかさ

あたしたちは、犯罪組織だからね根本的に、警察の敵なんだどんなことだって仕掛けて来るって思っておいて

寧もだよ寧自身じゃなくっても、彼や恵美ちゃんが捕まえられる可能性もあるんだなるべく、現場の人間には反感を買わないようにしないとね

ムカッとした気分で不当逮捕されることもある

あっちはオレたちを犯罪者の集団としか思っていないんだから

少しでも、現場での摩擦は無いようにしておかないと

判ったわよっ

寧は、作り笑顔で車の中の監視員たちに手を振る

あみんな、寧の美しさにびっくりしている

はい、おしまいもう、行こうよっ

ああ、ご苦労さん

マルゴさんが、アクセルを踏む

あ、香月セキュリティ・サービスと警察それぞれの車が1台ずつ、オレたちを付けてくる

香月セキュリティ・サービスの方には、愛想を振りまかなくて良かったのかな

寧が尋ねた

それこそ新しい警備部長の顔を見てからにしたいんだよ下手に出ると、舐めてくるような相手だったら、逆効果だしそれに、警察と香月セキュリティ・サービスの監視者は、なるべく敵対させておきたいんだよね

仲良くされて、情報の共有化とかされたら厄介だし警察の方は、どうしたってご機嫌取りをするしかないんだから香月セキュリティ・サービスの監視者とは、あたしたちの応対に差を付けないといけないんだよ

差を

うん警察官のプライドってのは、なかなか難しいんだよ警察にも、香月セキュリティ・サービスにも、平等に寧が愛想を振り向いたらオレたちを、民間の警備員と同列に扱いやがってとか、僻むかもしれないしね

でもさ、逆に香月セキュリティ・サービスの監視員の人たちの方が、警察にばかり、良い顔しやがってとかならない

寧がそう言う

それは別にいいんだよ警察と違って香月セキュリティ・サービスの人には、あたしたちを逮捕・拘束する力は無いんだから

もっとも今日の恭子さんの行動の結果で、全部引っ繰り返っちゃうかもしれないけれど

恭子さんと、ミス・コーデリアが組んだらどれだけ、危険なことになるのかその実例が示されたら

ああ恭子さんたちは、今日、暴力団組織をブッ潰すと言っていた

何をどうやるのか、全然判らないけれど

もしかしたら、あたしたちに付く監視の数が今の倍になるかもしれないよ

昨日と同じ様に葬祭場に到着する

しかし、今日は昨日みたいに押しの利くマセラッティではないから

いきなり、警備員の立っている入り口にはいかずに一度、場外から関さんに連絡する

関さんは、裏の業者用の駐車場から入るように、指示してくれた

そっちにも、もちろん警備員は立っていたが

関さんからの連絡があったらしく、そのまま中へ入れてくれた

指定された駐車スペースへ行くと関さんが、来てくれた

おはよう皆さん

ニコッと、オレたちに微笑む

オレは、車を降りて関さんに挨拶する

今日はまた地味な格好で来たのね

白い業務用バンとオレたちの制服姿を見て、関さんが言った

あ、ちなみにマルゴさんは、黒いパンツスーツに着替えている

こっちが、オレたちの普段通りの格好ですよホテルの時は、背伸びしていたんです

そうでも、あの時のスーツ姿は、格好良かったわよその制服姿も可愛いけれど

関さんは笑う

ほら、聞いたことない男はスーツを着ると、魅力が3割増しになるって

いや、オレは聞いたことないです

関さん、彼にはすっかり気軽に話す様になっていますね

マルゴさんの言葉に、関さんはえっと驚く

そそうねどうしてかしらやっぱり、一緒に死線を潜り抜けた間柄だから親しみを感じているのかしら

関さんは、顔を赤らめる

関さんもさっ、早く、あたしたちの家族になろうよっ

寧が勧誘する

寧、強要しちゃダメだよそれは、関さんがゆっくり考えて決めてくれればいいことなんだから

うん、そうだよねっ関さん、ごめーんっ

寧は笑って、謝る

い、いいんですよさあ、行きましょうみすず様たちがお待ちです

関さんは、そう言ってオレたちを誘導する

寧が、オレの耳に囁く

いい感じだよね

関さん絶対、あたしたちの家族になってくれるよっ

そ、そうなんだろうか

もう一押しだね

マルゴさんが、関さんに尋ねる

お葬式のスケジュールは、どうなっているんですか

告別式は、10時からですそれから、出棺して火葬場の方へ向かいますそちらで2時間ほど待機して、初七日と四十九日の法要を済ませて、精進落としです

精進落としって

みなさんで、亡くなった方を忍びながら会食することですわ

それが、お昼ご飯の代わり

そうですね、予定では2時過ぎですが

オレとかって、どこまで付いて行っていいんですか

それが知りたい

うーん、この告別式の会場から火葬場に移動なさるのは、ご親族と特に故人と親しかった方だけですよ一応、大型バス2台用意していますけれど

いや、あのみすずや瑠璃子が、寂しがるかなと思って

あの閣下やみすず様、瑠璃子様には、もちろん別の車を用意しておりますが黒森様たちが一緒にお乗りになるのは、無理だと思いますわ特に瑠璃子さんはお父様のご遺影を持たれて、一番前の席に座っていただく予定ですし

確かに死んだ人の親や娘だけが乗っている車に、オレや寧が乗るのはおかしい

大型バスの方なら、乗れないことはないかもしれませんが香月家の一族の皆さんがいらっしゃいますし

あ私塾の連中とか、その親とかも居るんだ

みすずやジッちゃんが居ない車内で、あいつらに出遭ったらそれこそ、何を言われるか判らない

瑠璃子様、みすず様をお慰めしたいというお気持ちは判りますが告別式以降は、付いていらっしゃらない方が良いと思いますわ

何か別の手を考えないとな

それであの人たちも、もう来ているの私塾のボンボンたちは