寧が、驚く
あるよ克子姉が運転してくれて
ずるいーっあたしもするうっえー、どんなの、どんなの
ええっと克子姉様に運転していただいたお車の中で後ろのシートを倒して、旦那様に抱いていただきました高速道路を猛スピードで走りながらでカーブでの揺れとかで旦那様があたしをギュッと抱いて下さったり高速道路の継ぎ目の段々とかを乗り越える度に、お腹の奥をゴツゴツ突っついて下さったりすっごく、エッチでスリルがあって、あたし興奮しちゃいましたっ
みすずそんなに詳しく話さなくても
うわっ、すっごく楽しそうっあたしもしたいっアメリカのハイウェイで、オープンカーとかでさっ
ね寧
わたくしはご主人様のお望みでしたら、場所や車種はこだわりません軽トラックの荷台でも、皇居一周コースでも、喜んでお相手致します
美智お前が一番、過激だ
そうだ、美智旦那様に、うちの学校の敷地内で抱いていただく計画、車の中にしましょうか
でも、車内での性行為は車のサスペンションが、激しく上下して、外から見破られてしまうのでは
だから、車を走らせながらよそれなら、おかしくないでしょしかも、あたしたちは窓から顔だけ出して学校のお友達に、ご挨拶しながら
ご主人様に犯していただきながらですか
そうよやってみない、美智
みすずが、美智に言うち
いいっそれ、いいっ
鼻息荒く寧が、叫ぶ
ヨッちゃん、それやろう今日は無理だから、明日やろうっ
そうだ恵美が練習しているグラウンドの横を、それで走ろうあたし、あの子に手を振るからあとできっと悔しがるわよっあの子
あ、いいですねっあたしもやりたいですっ
じゃあ、明日ねっ美智もおいでっ
何か明日は、カーセックス大会らしい
マルゴお姉ちゃん、車出してっお願い
まあ別にいいけど、あたしは克子さんの方がいいんじゃない
克姉だと自分もするって言い出すに決まっているじゃんかこれは、あたしとみすずと美智だけっ渚さんやマナにも内緒にするっ
はいっ寧お姉様っ
まあいいか寧-みすず・美智のラインが強化されるのは、悪いことじゃない
メグやマナのためのイベントは、また考えればいいんだし
もちろん、克子姉や渚も
ああ、渚と海辺のホテルに行くって計画もあるんだよなあ
うふふ旦那様と一緒だと、楽しいことばかり思い付きます
みすずと美智は、嬉しそうだった
うん、なら仕方無い
襖がスーッと開く
ご挨拶が遅くなり、申し訳ございませんお兄様
瑠璃子が現れる
美子さんも、後ろに控えていた
制服姿の瑠璃子は憔悴しきっていた
昨日より、酷い
大丈夫か、瑠璃子
お兄様お願いがございます
瑠璃子は、オレの前に三つ指をついて正座する
お願い
はい、実は
そこまでだ瑠璃子
ジッちゃんまた覗き見してやがったな
お祖父様わたくしは
悪いが、瑠璃子私は、お前の意志を尊重する気は、全く無い
ジッちゃんの声は、厳しかった
何の話をしているんだ
今、そっちへ行く待っていなさい
そのまま、瑠璃子は身体を振るわせて何かに耐えている
美子さんが、後ろから瑠璃子の背中を撫でてあげる
どうしたんだよ、本当に
オレが声を掛けるが
美子さんが、ギッとオレを睨んだ
敵意の眼で
一体ジッちゃんと瑠璃子の間に、何があった
待たせたな
1分も経たないうちにジッちゃんがやって来た
多分、オレたちが到着したと聞いた時からずっと、準備していたんだろう
ドアの向こうに、警護人の大徳さんと張本さんの姿が見えた
関さんと合わせて、3人のジッちゃん専属の警護人が勢揃いしたことになる
もちろん2人はドアの中には入らない
ジッちゃんは、スッとドアを閉ざした
おはよう、お祖父ちゃんっ
おはようございます香月さん
寧とマルゴさんが、挨拶する
えっとおはよう、ジッちゃん
オレも、挨拶する
うむおはよう
みすずが上座に座布団を用意すると喪服のジッちゃんは、どっしりと座った
さて悪いが、たいして時間が取れない私の方から用件だけ伝える構わんな
ジッちゃんの息子のお葬式なんだ
忙しいのは、判る
昨夜、瑠璃子と話をしたそれで、色々と私は考えを改めることにした
考えを改める
まず瑠璃子は、香月家の後継者から外す私の遺産は、みすずと美子にだけ遺す瑠璃子には、何もやらんことにした
そそれって
瑠璃子が、暗い顔をして身体を震わせる
美子さんが、そんな瑠璃子を必死で支えているが
瑠璃子は、美子さんを見ようとはしない
瑠璃子は香月の家から出す香月の名前も、名乗らせないつもりだ逆に、美子は香月の家に引き取る私の養女ということにして、香月の家名を名乗らせる
瑠璃子が香月家を追われ
美子さんが正式な香月家の一員に
遺産の分配はみすずに、株式など香月グループの経営権を握るための資産を美子には、土地や銀行預金を中心に遺す瑠璃子の様な娘には、何もやらんそう決めた
ジッちゃんの顔は、厳しかった
私は瑠璃子の教育を間違えたこいつは、自分こそが香月家の正統な跡取りであり、いずれは香月家を継承するものだと思い込んで成長した
自分のお父さんが、香月家の嫡男だと思っていたから
その娘である自分が後継者だと思っていた
ジッちゃんの三男の娘である、みすずより深刻に
いや、瑠璃子本人だけじゃない
瑠璃子の周りの人々香月家の分家たちや、グループ企業の重役たち、他の名家の人たちまで、みんなそう思って来た
だから瑠璃子は、ずっと特別な存在として扱われ
お付きの美子さん以外、親しい人間のいない生活を強いられてきた
昨夜瑠璃子と話をして、私は愕然とした今のままの瑠璃子では香月の家に遺すことはできない叩き出すより他に方法が無い
瑠璃子は人としての、正しい情に欠けているこれでは、どうしようもない香月家は多くの人間の生活と未来を預かっているのだからな
ジッちゃんはオレたちを見る
私は自分が人間として間違っていることを知っている私は自分の息子を殺させた香月家とグループ企業の未来のためには重秋は、あの場で殺すしかなかったそれは、確信しているだが息子を殺さなくてはいけなかったということについては、罪の意識を持っている私は、きっと地獄に墜ちるその覚悟で私は息子を殺した
高層ホテルを一つ丸ごと犠牲にした香月セキュリティ・サービスという会社自体、重秋の暴走を防ぐために作ったあいつを殺さずに済ませるために息子の殺害を回避するために、私はあらゆる手段を執った金も使ったしかしあいつは、司馬くんを暗殺しようとしたどうしても、自分ではなく、司馬くんが香月グループのトップに就任することが許せなかったんだならば、私は香月家の当主として、重秋を処断するしかない私には、名家との当主として企業グループのトップとしての責任がある