二人とも心の中に自分しか居ない
世界から孤立したまま
瑠璃子が、怪訝な顔をする
ああ、瑠璃子は知らないんだな
後で紹介するよそういう子が居るんだ
判っていると思うけれど今、ここで瑠璃子を甘やかしたら、ダメだからね
この子箱入りのまんま、ずっと大事にされてきたから判っていないんだよ奴隷になってもヨッちゃんに大事に、優しくして貰えるって思っているみたいだから
寧は、わざと瑠璃子に聞こえる大きさの声で耳打ちする
瑠璃子、あなたは旦那様があなたのことを、ずっと大切に扱って下さると信じているのね
瑠璃子は、にこやかに
もちろん、信じております黒森様は、香月様からわたくしを譲られたのですから黒森様のお家と、香月様とのご関係もございますし無碍にはなさらないと、信じています
やっぱり政治的に、考えている
それに、みすず様と黒森様のご関係もございますわたくしを酷く扱われれば香月様が、お二人のご交際に干渉なさる可能性もございますし
でも、香月のお祖父ちゃんは、最後に言ってたよね奴隷となったからは、何でも好きにして構わない瑠璃子を他に売り飛ばしても良いぞって
それは香月様は、とても冗談お好きな方ですから
瑠璃子は、作り笑顔でそう言った
瑠璃子心にもない言葉で誤魔化すのは、いい加減にお止しなさい
あなたはお祖父様が、どれほど厳しいお方か知っているはずです
瑠璃子の顔が曇る
お祖父様は、一度口にしたことは絶対に守るお方ですあなたは、もう香月家の娘ではありません旦那様の奴隷ですそう、お祖父様が宣言なさった以上今後、あなたにどんな恐ろしい運命が待ち構えていたとしてもお祖父様は、決して瑠璃子を助けないでしょう例え、あなたが死ぬことになったとしても
今、あなたがあたしたちに話したことは自分を大切にしないと、香月家との間にトラブルを抱えることになるぞという脅しですそうやって旦那様に、自分を丁重に扱うように、思い込ませようとしたのでしょう
はいみすず様のおっしゃる通りです
瑠璃子は、キッとオレを見る
香月家の後ろ盾をなくした以上わたくしは、わたくしで自分の身を守っていかなければなりませんから
確かに香月様は、わたくしを黒森様に売却なさいましたしかし、だからと言って黒森様がわたくしをいい加減に扱われれば必ず、香月様のご不興を買いますそれは、間違いありませんからねっ
瑠璃子は必死に論理(ロジック)で自分を守ろうとする
わたくしは多くは望みませんただ、わたくしの生まれに相応しい生活を望みます
それって、贅沢したいってこと
物質的なことではございませんっわたくしに対し敬意を払っていただきたいだけです
瑠璃子は答えた
これって、アレだよね江戸時代とかに、徳川の将軍の娘を側室に貰った大名みたいなものだよね
自分の奥さんなのにそれも、側室なのに何か、お城の中で一番エバッてて、手が付けられないみたいな
うん確かに、そういう感じだな
でも残念だけれどあたしたち、香月家の権威なんて全然怖くないんだよね
もし、香月さんと全面戦争になってもあたしたち、勝てると思うし負けそうなら、外国へ逃げるしどうしても、日本に居座って、香月さんの庇護を受けなきゃいけない理由なんて、あたしたちには無いんだよ
そんなわけありませんっ
瑠璃子は、ビクッと震える
それがあるんだよあたしたち、ホンモノの犯罪組織だから
ヨッちゃん、とりあえずこの奴隷にお仕置きしないといけないよねっ
ニヤッとオレに微笑む
オレの背中をちょんちょんと誰かが、突っ付く
何だ美智
ご主人様提案をお許し下さい
うん、許す
こういう場合はお尻が腫れ上がるまで、叩くべきだと思います
美智お前
無表情だけれど怒っているのか
この奴隷は、ご主人様を愚弄しすぎております
眼の奥がメラメラと怒りの炎で、燃えている
オレがそこ答えると
それっ、捕まえろーっ
みすず、美智、寧が一気に、瑠璃子を抑え付ける
い、いやぁぁ、や、やめて下さいっ無礼ですよっ
叫ぶ、瑠璃子
無礼はあなたの方よ瑠璃子さん
ほーら、引っ繰り返せっ
寧の言葉に瑠璃子の身体か、持ち上げられうつぶせになる
やめてやめて下さいっ大声を出しますよっ
マルゴさんがスッと瑠璃子の顔面に、ナイフを突き付ける
殺すつもりはないけれど、あんまり騒ぐと傷を付けるよ一生消えないやつを
低い声でマルゴさんは、言った
それにねドアの外は、関さんが守っている香月さんは、関さんに部屋の中から瑠璃子さんの悲鳴が上がったとしても、絶対に中に入るなって厳命しているはずだよ君だって、そう思うだろ
瑠璃子の眼の前でナイフがキランと鈍く輝く
お尻を叩くだけだ腰を上げろ
肝心な命令は奴隷の主人である、オレがしなくてはいけない
どんな時でも、明確に
誰が主人なのか判らせないと
旦那様のご命令です早くなさい
瑠璃子は従わない
しょうがないなあ右手の指の骨、折っちゃってもいい
もう日舞の扇は持てなくなるけれど君が強情なせいだから、仕方無いよね
強ばっていた身体の力を抜く
何が判ったんだ瑠璃子
オレは、追い込む
黒い森の流儀で
お、お尻を叩かれます
叩いていただきますでしょ
みすず、今はいい瑠璃子は、そんなレベルじゃない
無理に言葉を強いても心の無い言葉が返って来るだけだ
まず肌で痛みを覚えさせようこいつの場合は、全部、それからだ
さあ、腰を上げなっ四つん這いになるんだよっ
寧が命じる
制服姿の瑠璃子が畳の上に、四つん這いになる
本当なら自分でスカートを捲り上げさせて、お尻を露出させるんだが
今の瑠璃子には、そこまでは望まない
瑠璃子、スカートを捲るぞっ
オレは、堂々とスカートを捲り上げるベロッと
そのまま、純白のパンティの上に手を乗せる
15歳の尻は、まだ充分に肉が足りていない
白くて透けて見えそうな肌だ
つるんとしていて、弾力がある
さ触らないで見ないで下さい
お前は、オレのモノなんだ見るのも触るのも、オレの自由だろ
わたくしは黒森様のモノではございません
瑠璃子は、口惜しそうに呟く
だったら、何でさっき、ジッちゃんがお前をオレに売り飛ばした時に、抗議しなかったんだ
結局、お前オレのことを舐めているんだろっ
ぴしゃんと、平手で瑠璃子の尻を叩くッ
こんなもんじゃないぞっ
もう一発ッ
痛い痛いですッ
瑠璃子が叫ぶ
旦那様、直接に叩くと旦那様の手が痛いでしょうこれをお使いになられませんか