Выбрать главу

その上で、瑠璃子は瑠璃子なりに現状を変えるためにどう行動するか、必死に考えた似違いない

例えばジッちゃんが急に考えを変えて、瑠璃子を救済するように仕向ける方法や

オレとみすずたちを分離すればどうにか、オレだけなら事態を自分の有利な方にコントロールすることができるんじゃないかとか

香月セキュリティ・サービスを利用して、自分を保護させる方法とか

とにかく色んな可能性を、考えたはずだ

瑠璃子の発想の斜め上に、飛ぶ

瑠璃子は、もういいやこんな、自分勝手な女の子だとは思わなかったよもう、相手をするのも面倒くさいや

瑠璃子が、大きく眼を見開く

わたくしを解放して下さるのですか

解放何のことだ

オレは、わざと不機嫌に答える

お前は、最初っから自由じゃないかだから、もっと自由にしてやるよ、みすず

瑠璃子は裸で放り出す本当に、文字通り素っ裸で場所は、そうだなあ南の島とかにしようか

香月家の所有している無人島がございますわ

じゃあ、そこに放り出そう瑠璃子、1人で頑張って生きてくれよな

瑠璃子は真っ青になる

そんな死んでしまいますっ

人間が居るところの方がいいのかじゃあ、どっかの繁華街に放り出すよまあ、頑張れば一週間で東京まで歩いて帰って来られるくらいの場所にしてやるよ

瑠璃子想像しているな

みすず瑠璃子は、自分で切符を買って、電車に乗ったことはあるのか

無いと思います

地図を見て自分の居場所を理解して、家まで帰ることは

できないと思いますそれどころか

瑠璃子は自分でお店に入って、食べ物を買うことさえできないと思います

瑠璃子、あなたも知っていると思うけれど世の中には、恐ろしい悪人がいっぱいいるのよ瑠璃子が街中で1人で怯えながら、うろうろしていたらあっという間に誘拐されて、殺されてしまうでしょうねそれは、もちろん香月家の恥辱となるわ

あなた、自分が何もできない人間だっていうことをきちんと理解なさい

そして、くふっと笑う

そう言うあたしもあなたと変わらないけれどだから、お祖父様はあたしを渚様に託されたし渚様は、旦那様に今なら、よく判るわ自分がどんなに世間知らずのお姫様だったかあの頃のことを思い出すと、恥ずかしくて、顔から火が出てしまいそうよ

それから、みすずは瑠璃子を見る

これまでのあたしたちはお祖父様の庇護下にいただけですお祖父様が、あたしたちをお守り下されていたのであってあたしたち自身には、何の力もありません

それは、判っております感謝致しております

瑠璃子は、そう主張するが

いいえ、判っていないわお祖父様はご自分が亡くなった後の、あたしたちの行く末を案じていられるのよ今

みすずの真剣な眼に瑠璃子は戸惑う

瑠璃子もし、今すぐに、お祖父様が亡くなられたとしたら、あたしたちはどうなると思う

それはおそらく、香月家の分家の方たちと司馬さんの政争の道具となります双方の力関係の中で、政略結婚の道具になるでしょう

瑠璃子の政治的な頭脳がそう、判断する

うん、一昨日のホテルで香月家と新興グループの対立は、取りあえず落ち着きそうな雰囲気になったけれど

それは、あくまでもジッちゃんが健在だからだ

司馬さんにトップの座を譲ると決まったけれど司馬さんが、本当にグループ全体を掌握するまでには時間が掛かるだろう

今、突然ジッちゃんが急死したとしたら

何もかもがご破算になって香月グループ内は、内戦になる

そうなったら瑠璃子は、どうするの

政争を勝ち抜かれた方のご意志に従って黙って従いますそれが香月家の娘の義務ですし少なくとも、わたくしを迎える嫁ぎ先は、わたくしに相応しい生活を保証してくれると思いますので

それ本心から、そう言っているわけではないわよね

もちろん、お祖父様には長生きをしていただいて、香月グループにとって最善の道をお示しいただきたいと願っています

みすずは瑠璃子を笑った

残念だけれど、もし、お祖父様にご不幸があったとしてもあたしは、瑠璃子の様にはならないわあたしには、もう旦那様がいるから

瑠璃子はギロっとみすずを睨む

確かに、お祖父様はみすず様のと黒森様の仲をお許しになられましたがお祖父様がいらっしゃなくなれば、みすず様だって香月グループ内の争いに

巻き込まれないわもっと言うと、あなたの言う様な政争も起こらないから

きっぱりと、みすずは言う

あたしの家族がそんなことはさせないわ

黒森家に、そんな力があるとは思えません

瑠璃子は言い返す

黒森家だけではないわ香月セキュリティ・サービスは、谷沢チーフはお祖父様のご意志を守るために動いて下さるでしょう黒森家の家族と香月セキュリティ・サービスが組めば香月グループの中は、抑えきることができるわお祖父様は、そのことを理解していらっしゃるだから、ご自分もあたしたちの家族にご参加なさったのよ

家族になることでもし、ご自分が倒れられた時の香月グループというより、あたしたちの身の上ねそれを、黒森の皆様に託されたのよ

そうかそういうことだったんだ

だから、あたしはもう何が起こっても平気旦那様のお側で、一生幸せに暮らします

そういうことだから、お祖父様は、瑠璃子も旦那様に託された託すというより、売り払ったわあなたの所有権を香月家から黒森家に移されたのよこれであなたの安全も、黒森家が保証してくれるお祖父様の決断は、そういうことよ判るですから、お祖父様の気が変わられることは、絶対にありませんからね

瑠璃子は、絶句する

逆を言うとね瑠璃子が今みたいに旦那様に対して、反抗的な態度を取っているということはお祖父様の決定に対する反抗と同じですからねよく、考えなさいね

さてそろそろ、オレの番か

で、オレは瑠璃子を買い取ったけれど我が儘なだけの瑠璃子なら、要らないよ迷惑だし、面倒だしオレには、大切にしないといけない女がいっぱい居るんだから瑠璃子の相手だけ、しているわけにもいかないからな

瑠璃子の政治脳が必死で、計算している

現在の自分の状況を

瑠璃子は自分が香月家の直系の娘であるということをベースにして、全てを計算している

だからその前提を破壊する

前も言ったけれどオレは、香月家なんてどうでもいいんだ名家とか、血筋とか、会社とか全然、興味が無いしオレが、そういう人間だってことは、もう判っているだろ

瑠璃子が、ジッとオレの眼を見る

オレが、ジッちゃんから瑠璃子を買ったのは可愛い女の子だったからだでも、その女の子が、オレに対して可愛くない態度ばかり取るのなら捨てるよ道端で、野良猫みたいに生きて行けよ誰にも助けられずに、一人きりで