Выбрать главу

パンティのゴムが、腫れたお尻に触れた瞬間、瑠璃子は痛そうに眉を顰めた

膝立ちのまま瑠璃子の足を抱き締めた

瑠璃子の下腹に、頬ずりする

ごめんな大好きだからな、瑠璃子

お尻は痛いだろうから、太ももをギュッと抱き締めた

一生守るから

お兄様はとっても、不思議なお方です

オレは、瑠璃子を見上げる

わたくしにはお兄様という方が、よく判りません

瑠璃子は、明らかに困惑していた

そうね人の情の判らない瑠璃子には、旦那様のお心は、まだ理解できないかもしれないわね

すっかり身支度のできたみすずが、答えた

旦那様はとっても、シンプルなお方よね、美智

はい、こんなに判りやすいお方は、いらっしゃいません

2人は、笑う

そうでしょうかわたくしには判りません

損得だけじゃあないのよ人間は、動物だから情というものが、人間の行動の基盤になることもあるのよ

ごめんなさい判りませんわたくし

でも、瑠璃子にだって旦那様が、魅力的な男性だってことは判るわよね

オレが魅力的かぁ

みすずそれは、ちょっと

はいそれは、判ります

え瑠璃子

何故なんでしょう黒森様には、親しみを感じますわたくし

なぜなのでしょう判りませんわたくし

香月家の娘として生まれた瑠璃子は

右も左も、周囲にいるのは瑠璃子たちの後ろに、香月家の権力を感じて、擦り寄ってくる者ばかりだ

他家どころか、香月家の一族さえ、瑠璃子たちを政治的な道具としてしか見ていなかった

特に瑠璃子の実の父、香月重秋は、ジッちゃんにとって、気を許すことができない要注意人物だった

だから、孫娘たちを利用されないようにジッちゃんは、瑠璃子たちを世の中から隔離した

そうするしか、無かった

香月重秋の元に瑠璃子を置いていたら彼は、自分の地位を築くために、平気で瑠璃子を利用していただろう

今になってみれば、ジッちゃんの選択はどうしょもないものだったことがよく判る

自分が香月家の後継者になろうとして実の兄を家族ごと謀殺した男だ

娘にだって何をするか判らない

狭い世界に閉じ込められて暮らしてきた瑠璃子は

家臣である美子さんと、二人きりだけの生活を強いられてきた瑠璃子は

お前に色んなこと、教えてやるからないっぱい、楽しいことをしような

きょとんとしている瑠璃子

オレは、そんな彼女を見上げている

それは、セックスということですか

セックスも楽しいけれど、もっとたくさん楽しいことが、いっぱいあるのよ

みすずが、従妹に言う

そうだ、オレさ克子姉から、パン作りを習うんだ瑠璃子も一緒に習わないか

パンですか

パンだけじゃない、ケーキとか、お菓子とかそういうのも習うぞ

それは面白そうですねわたくしも、習ってみたいですでも

でも何だ

いいのでしょうかわたくしが、習っても

瑠璃子は、これまで日常生活の全てに、規制を受けていたから

日舞だけ許されていたのは紺碧流の家元の日舞教室が、完璧な警護体勢だからだろうあそこには、セレブの子女たちしかいないし各家の警護人が何重にもガードしている

学校も超セレブ校だから、同じだ

あたしは、瑠璃子に比べてずいぶん、楽をさせていただきました

みすずが、呟く

あたしの父は、国家官僚です大学を卒業した時から、香月グループとは一線を画していますから、重秋伯父様の標的にはなりませんでしたそもそも、父は野心家ではありませんし重秋伯父様は、このまま父に政府の役人を続けさせるか、いずれ政治家に転身させるつもりだったんだと思います

兄弟でもライバル視されなかったから

香月重秋の標的に、みすずの一家はならなかった

それでもあたしも、香月家本家の血筋ですから瑠璃子と同じですずっと世間知らずのまま、一部の人たちだけに囲まれて成長しましたでも、あたしの場合はあたしが、そんな閉ざされた世界で窒息しそうになっていることを、お祖父様がお気づきになって下さいましたから

それで、みすずは渚と引き合わされた

あたしも昔は、瑠璃子や美智の様に、自分のことをわたくしって呼んでいたんですよでも、渚様にそんな喋り方では、普通のお友達ができないって注意していただいて

ええ、実際わたくしをあたしに直しただけで、学校でも紺碧流のお稽古場でも、お友達が増えました渚様のお店のお手伝いの時でも、言葉使いを改めたら、先輩の皆様があたしに親しくして下さるようになりましたし

天下の香月家のお嬢様が、わたくしって言ってたらみんな、引くよな

自分から、近付いて来るのは香月家の権威を取り込みたい人ばかりになる

逆に、あたしって言ってたら親しみが湧く気がする

香月家のお嬢様だって、自分と同じ年頃の女の子だって

今でも、みすずの喋り方は、固苦しいって叱られることもありますがわたくしと言っていた頃には、そんな風に叱って下さるようなお友達はいませんでしたから

判る気がする

瑠璃子そういうのも、人の情の世界だ小さなことで、人との関係が変わるんだ

まあいいゆっくり、覚えていけばいいさ

オレは、もう一度瑠璃子の柔らかい足を抱き締める

みすず様、瑠璃子様よろしいでしょうか

外から、小石川さんの声がする

時間ですか

はい、お願い致します

今、参りますちょっと待って下さい

みすずも、美智も支度は、整っている

タオルは、オレが処分しておくからあ、お前ら全員、手を洗っていけ

みすず、美智、瑠璃子みんな手を洗う

では、行きます

うん、多分、どこかで瑠璃子を奪取することになると思う

マルゴさんと関さんで作戦を立てているはずだ

いいわね、瑠璃子あなたは、旦那様に誘拐されるのよ

はい判っております

瑠璃子も、覚悟はできているらしい

サポートは、わたくしが致します

頼む、美智

それでは、旦那様

オレの三人の美少女は優雅に、部屋から退出して行く

お待たせ致しました参りましょう

部屋の外から、みすずの声が聞こえてくる

さて、また部屋に一人きりだ

警備の人たちは、みすずたちと移動とは言うけれどすぐには、出ない方が良い

時間差を作るために、ここで静かに待つ

オレは、畳の上に大の字に寝そべる

やっぱり、ちょっとくたびれた

じゃじゃじゃーぁんっ

部屋のドアが、ガチャッと開いて

寧と、マルゴさんが入って来る

もう大丈夫香月セキュリティ・サービスの人たちは、このフロアには居ないから

あれれ、どうしたのっヨッちゃん、ちょっとお疲れ気味

靴を脱いで、寧が畳の上へ

そのまま、オレに抱きついて来る