Выбрать главу

さて、ご飯だけれどファミレスとかでもいい

運転席に乗ったマルゴさんが、言った

この辺だとそういうお店しかないみたいだから

カーナビを見ながら、そう言う

何でもいいよっお腹減った

瑠璃子はファミレスって、行ったことあるのか

お兄様、ファミレスとは何ですか

あそういうレベルか

そうだよな、知っているわけがないよな

うん、じゃあ行ってみよう

チンがメインだから、あんまり美味しくないけれどメニューが豊富だよ

チン

あのさっファミレスっていうのは、ファミリー・レストランの略で、大衆的なチェーン店ことなんだけどそこの料理は、主に冷凍食品を使っているものが多くてね、電子レンジでチンして出すからあ、判る

冷凍食品

大変だこりゃ

ヨッちゃん今度、瑠璃子を連れて、一緒にスーパーへ行こうそこで、山ほど冷凍食品を見せてあげるから

寧、スーパーだけでなくデパートの上から下まで、全部案内した方がいいんじゃない

そうだねホームセンターとかもいいかも

うん瑠璃子は、色んな場所へ社会科見学に連れて行かないといけないよな

オレは、寧に言う

え、瑠璃子だけなのっ

あたしは、みすずと美智も、結構危ういと思っているよ

確かに、あの二人も

世間知らずな気がする

まあ、アニエスとかイーディも居るからねぇそういう見学会は、企画しておいた方がいいよねっ

寧の言うとおりだ

いずれはアニエスもお屋敷の外へ連れ出さないといけないし

イーディも、今のままじゃなあ

何、言ってるの寧だって、そんなに外の世界を知っている方じゃないだろ

マルゴさんが、運転しながら苦笑する

今まではあたしか、ミナホか、克子さんが一緒じゃなかったら、外に出なかったんだからさ寧だって

寧もずっと、黒い森の年長組に守られてきた

一人で外を出歩いたりはしてきていなんだっけ

じゃあさっ、みんなでみんなで行けばいいんだよっ

うちのガチャポンのマイクロビキニの白井黒子さんは

頭が、あずにゃんにすげ替えてあります

しかし、寝正月です

数年前に、母が亡くなった祖母の遺産問題で親戚の皆様と大ケンカしまして

行かなくてはいけない親戚も、来る親戚もありません

まあ、楽でいいんですけれど

親しかった従妹とも、音信不通です

結婚したらしいのですが、いつ結婚したのかも今、どこに住んでいるのかも判りません

小さいときから、面倒を見てきた従妹だったんですけどねえ

年賀状も来ませんでした

403.スカイラーク3号

ほら、着いたよっ

寧が瑠璃子に微笑む

マルゴさんの運転する車が、ガガガッとファミレスの駐車場に入り込む

郊外の店だから、駐車場も広い

ああ、ファミレスというのは、こういうお店のことですかいつも、車の中から見ていますが中へ入ったのは初めてです

瑠璃子は、興味深そうに見ている

ほら、ヨッちゃん瑠璃子の胸のジッパーを上げてあげて

他の人たちがいっぱいいるところへ行くんだからさっ

瑠璃子の胸の谷間は、他のやつらには見せたくない

オレは瑠璃子の胸元をもう一度凝視して、それからジッパーを引き上げる

判ってるって

続いて寧のツナギの胸元も

寧の方が豊乳だからジッパーを引き上げるのに、コツがいる

ぐいっ、ぐいっと

あ、君はこれ着てあたしも羽織るから

マルゴさんがオレに|黒い森《BLACK FOREST》のロゴの入った革ジャンを手渡す

寧のだから、ちょっと小さいかもしれないけれど

いえ、着れると思います

オレは、革ジャンを羽織る

うん、それなら、君の制服がどこの学校か判らないしこの辺りは、あたしと寧で何回か遠征したこともあるから

この革ジャンはマルゴさんと寧が、不良狩りをしていた頃に着ていたものだ

えここら辺まで来たっけ

2回ぐらいは来たと思うけれど

うーん、じゃああんまり知られてないんじゃない

まあお守り代わりだよ

寧と瑠璃子は渚の店の名前が入った、ツナギ

オレとマルゴさんは黒い森の革ジャン

そんな出で立ちで車を降りる

ツナギの足の裾を幾重にも折って、素足にビーチサンダルの瑠璃子

髪の毛は、ツインテール

歩く度に、髪の毛が揺れる

うん瑠璃子は可愛い

しかも、このツナギの下は黒の極小マイクロビキニしか身に付けていない

そのことをオレは知っている

ビーサン、歩きにくくないか

サンダルの上の、桜色の足の指が小さくて綺麗だ

いえ、わたくし草履には慣れていますから素足で履くのは、初めてですけれど

瑠璃子は、スススと上品に摺り足で歩幅を狭くして歩いている

あ、ダメだよ、瑠璃子ビーサンは、草履みたい引きずって歩くと、引っ掛かって転ぶよもっとペタペタ歩かなきゃ

寧が注意する

ペタペタですか

そうだよ、もっと大股で足を持ち上げて

そうは言っても瑠璃子だと、どうしてもお上品になってしまう

ほら、駐車場と店の入り口の段差に躓いた

オレと寧で、抱き留める

ペタペタだよ、瑠璃子っ

そういう寧を見て、マルゴさんが笑った

寧は本当にお姉ちゃんをするのが好きだね

本質的にとっても面倒見がいい

そうじゃないって、瑠璃子が危ないからっ

ご心配をお掛けして、申し訳ございません

恥ずかしそうに、うつむく瑠璃子

ツナギ姿に、頭はツインテールだけれど良家のお嬢様として育った気品は、消えない

いらっしゃいませ何名様でいらっしゃいますか

4人だよ

ウェイトレスさんの声に、マルゴさんが答える

禁煙席と喫煙席がございますが

ああ、そういうのはどうでもいいからそっち側の窓の席にしてくれないかな

マルゴさんは、空いている席を指差す

えっと一応、禁煙側の席だな

はい、構いませんが

ウェイトレスさんは、オレたちをその席に誘導してくれる

メニューをテーブルに置いて

お決まりでしたら、お声をお掛け下さい

一旦、立ち去る

ここの席からだと、あたしたちの車が見えるよね

マルゴさんが、小声で言った

車を離れている隙に変な細工とかされたくないからねできるだけ、自分の眼で確認できる場所に居たいんだ

マルゴさんは、この状況でも臨戦態勢らしい

瑠璃子、何にするっ

寧が、メニューを拡げる

まあ、全部、お料理の写真が付いているんですねっ

そ、そんなことに驚くのか

わたくしが行ったことのあるレストランでメニューを見せていただく場合は、文字しか書いてありませんから