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あのこれは、つまり、食べたい物を自分で選ぶということなのでしょうか

わたくしお祖父様とご一緒にレストランへ行く場合は、ほとんどがコースですので

自分でお料理を選ぶことは、あまりありません そういう場合でも、同席なさった方が、お祖父様にここの土地では、これが美味しいんですとかこれが今は旬ですとかお話になられたらそれを選ばなくてはなりませんし

せっかく勧めていただいた物を食べなくては失礼になってしまいますから

名家は、大変なんだな

瑠璃子はもう香月家じゃないんだからさっそういうのは、忘れなっ何でも、食べたい物を食べなよっ

はいでも、こんなにたくさん種類があると

選択肢の多さに、瑠璃子は戸惑っている

瑠璃子そんじゃあさ、和食、洋食、中華、イタリアン今は大雑把に考えて、どれが一番食べたいっ

うーんそうですね和食だと思います本当は、今日のお昼は和食の予定でしたから

ああ、精進落としの会場は和食のレストランだったっけ

それならさここの和食のページだけ見ればいいんだよっ

そうですねっありがとうございますっ

あたしも和食にしよっさっきも言ったけれどファミレス、洋食はほとんどチンだからヨッちゃんは

じゃあ、オレも和食にします

あたしは蟹クリームコロッケ

えっ、冷凍食品だよマルゴお姉ちゃん

いいんだよ蟹クリームコロッケ

マルゴさん蟹クリームコロッケが好きなんですか

うーん、蟹とコロッケは割りと好きかなクリームは、ぼちぼち

ぼちぼち

こういう時はさ、普段、克子さんが作らない様な料理を食べることにしているんだよ

あ、判る克子お姉ちゃん、以外と保守的なお料理しか作らないから

パンもそうだけどさ街のベーカリーのパンじゃなくって、一流ホテルのパン屋さんのパンなんだよ克子お姉ちゃん、理想が高いからついつい、何でも一流の味を目指しちゃうんだよね

ああ、そんな感じはする

3流グルメ嗜好は、克子姉にないな

克子さんも、お客さんのお付きで美味しい物ばかり食べて来たからね舌が高級になっているんだよ

うんだから、うちに来ても、瑠璃子は食事の味で困ることはないと思うよっ克子お姉ちゃん、変なものは作らないから

だけどあたしとかは、たまに変な物が無性に食べたくなるんだよねそれこそ、キョーコさんと一緒に南米のジャングルとか行くと毎日、変なものばかりだからさ

マルゴお姉ちゃんその話は、今はやめてね

美味しくご飯が食べられなくなるからジャングル・サバイバル体験の話でしょ

あ確かに、それはキツイ

了解この話はしまっておくよ

マルゴさんは、申し訳なさそうに言った

料理を注文するとオレたちは、ドリンクバーへ向かった

マルゴさんだけ、席に残して

えっ、これ全部好きに飲んでもいいのですか

あ、やっぱり瑠璃子も驚いている

そうだよ何杯飲んでも、何種類飲んでも同じ料金だからっ

まあ、本当に

いや、オレも数日前に驚いたから

瑠璃子の驚きは、よく判る

瑠璃子、コーラとか飲んだことあるのっ

あ、ここに書いてあります、ジンジャーエールは飲んだことがあります

じゃあ、それから飲んでみる

ここにコップを置いてね瑠璃子、そのジンジャーエールのボタンを押してみてっ

トトトトト

わあ、すごい

そんなことが凄いのか

いや、今までは

何でも、人にやってもらっていたんだもんなあ

いいのですかわたくしのような者が、勝手に機械を操作しても

いいんだってドリンクバーを注文した人は、誰でも自由にドリンクサーバーを使うことが許されているんだからっ

お兄様、お兄様は何になさいますっ瑠璃子が注いで差し上げますっ

じゃ、じゃあオレもジンジャーエールで

瑠璃子は、オレの分も注いでくれた

面白いか、瑠璃子

はい、とっても

ならいいんだけれど

瑠璃子は、普段、昼ご飯はどうしているんだ

ちょっと聞いてみた

学校に行っている時は、お弁当です美子といいえ、美子様と一緒に学校のミルクホールで食べます

感情が高ぶっているから美子さんをつい、いつもの調子で美子と言ってしまった

みすず様や美智様とも、ご一緒することもあります美智様は、みすず様としかお食事なさいませんから

前なら美智さんだったんだよな

香月家を出された今は美智も様を付けて呼ばないといけない

それにしても

美智、やっぱりクラスに友達がいないんだな

みすずのお付きとは言えべったり過ぎるってのは、どうなんだろうか

お弁当は誰が作っているのさ

香月の家の厨房の方で作っていただいていました

ああ、瑠璃子も美子さんも料理は全然ダメなんだ

学校の無い時は、昼食は家で摂りますしお祖父様のお供をすることが無ければ、外には出ませんから

あれ、一昨日は劇場では、仕出しのお弁当があったけれど

わたくしと美子は家から持参したお弁当をいただきました

そういや、お弁当が余っているっていう話を聞いたような気がする

今考えるとお祖父様は、お父様を油断させるために、わたくしを特別に優遇して下さったんだと思います

そうだろうね

瑠璃子とみすずに差を付けて瑠璃子の方を徹底的に、大事に囲い込むことで、香月家の後継者として大切にしているって風に見せていたんでしょ自分の娘の瑠璃子が後継者なら瑠璃子のお父さんは、無茶な暴走はしないだろうからさっ

それだけじゃないよ

オレは、口を開く

やっぱり、ジッちゃんは瑠璃子が心配だったんだよ香月重秋から完全に遮断するために、瑠璃子と美子さんは完璧に隔離していたんだと思う

香月重秋が勝手に瑠璃子を連れ出して、重秋の都合だけで、他家との婚約を誓わせたりするようなことを恐れたんだろう

前の瑠璃子なら父親の命令に背いたりはしなかっただろうし

オレたちが、ドリンクバーのコーナー前で、そんな話をしていると

君たち、可愛いねぇどっから来たのお

大学生ぐらいのニヤけた男が、二人やって来る

ねえ、何ならさオレたちと同じテーブルに来ない

振り向くと、同じような品の無さそうな男が5人ほどこっちを見て、気色悪い笑顔で笑っている

瑠璃子は、ツインテールの髪を揺らして、オレの後ろに隠れる

お兄様なんだ、お前この子のお兄ちゃんなわけ

男の一人が、オレに言う

そんなのさっ、あんたたちに教える必要はないでしょっ

寧が、ぷんぷんと怒る

いいじゃん、いいじゃん、いいじゃんかぁ教えてくれたってよなあ

わー、怒った顔も可愛いじゃんお前、何て名前

初対面の女の子に、お前と来たもんだ

あのこの子たち、嫌がっていますから、そこをどいて下さい