わざと、キョーアクに話しかしないだろうな
岩倉さんはかなり、人が悪いし
純真な少女の心を汚すことに全力を掛けて来るだろう
姉さんも、気を付けて
オレは、バンの窓越しに寧に言う
あたしあたしは平気だよ岩倉さん、あたしには弱いから
岩倉さんの昔の不良行為売春やヤクザたちとの付き合いなんかは、全て、寧のものということになっている
寧の校内での悪い噂は、全て岩倉さんから引き継いだものなのだ
だから、岩倉さんは平然と、今は生徒会長という地位にいる
それで、岩倉さんは寧に頭が上がらない
逆を言えば岩倉さんは、寧が本当は悪い娘ではないことを知っている
本当に、信用していいのだろうか
すでに、岩倉さんは一度オレたちを罠にはめているし
あたしが、1年生の時にあたしを襲った先生をマルゴお姉ちゃんが半殺しにして、あたしが学校の武道場に火を付けて全焼させたでしょそれを岩倉さん、見ているから
寧は、さらりと恐ろしいことを言う
あたしが本当にキレると、何をしでかすか判らない女だってこと岩倉さんは、ちゃんと理解しているよマルゴお姉ちゃんと、夜の街で暴れ回っていることもね
ニッと、寧は微笑む
ヨッちゃんのお陰であたしも、随分、安定してるんだよちょっと前のあたしは、エキセントリックで、メチャメチャにハイパーで、すぐに何でも火を付ける女だったじゃないっ忘れた
確かにそうだったけれど
大丈夫だよ岩倉さんは、確かに危険な子だけれど本当に、アブナいのは寧の方だから
岩倉さんは、頭に血が昇ったら想像力が働かなくなるタイプだけど寧は興奮すればするほど、頭の中が冴えて冷静沈着になるから岩倉さんは、お金でコネのあるヤクザに人殺しを依頼することしかできなかったけれど寧だったら、確実に、自分の手を汚さずに相手を抹殺するよ社会的にも、肉体的にも
そうだ、寧も
ミナホ姉さんの、白坂創介に対する復讐の実行メンバーの一人だ
ミナホ姉さんはマルゴさん、克子姉、寧を実行メンバーに選んだけれど
岩倉さんや、渚は選ばなかった
そりゃ、渚はすでにお屋敷から引退して表の生活があったけれど
それ以上に復讐の実行犯としての適性を考慮したんだろう
岩倉さんは想像力に欠けるし、軽率すぎる
渚は相手に非情に成り切れない優しすぎる
じゃあ、岩倉さんを送って晩ご飯までには帰るから
また、後でねえっ
二人を乗せた、ベンツが火葬場前のレストランへ戻って行く
白いバンの中はミナホ姉さんと、オレと、瑠璃子の3人だけだ
じゃあ帰るわよ
少しくらい声で、ミナホ姉さんは言った
エンジンを始動させ車が走り出す
瑠璃子は心配そうにぴったりと、オレにくっついている
瑠璃子の肉体
15歳の中学3年生の美少女
小柄で胸もつるぺたの美智より瑠璃子の方が、成熟している
しかし、みすずやメグと比べると明らかに、幼い
胸を膨らみだしているし、腰もくびれている
しかし、何もかもがスタートラインを切って、今まさに成長しているまっただ中だ
どうしたんです、お兄様
瑠璃子が、オレに囁く
顔が近い
瑠璃子の吐息を、オレは肌で感じている
いや、オレは瑠璃子とどんな風にセックスしたいんだろうって思って
心の中に浮かんでいたことを、オレは素直に語った
どんな風でも構いませんわどんなことでも、喜んでいたします
瑠璃子は、頬を赤らめて、そう言う
でも何か、この数日メチャクチャ色んなことがあったからオレ、自分がどんなセックスをしたのか、判らなくなっちゃったよ
実際雪乃のレイプから始まって
異常なセックスばかりしてきた
自分の意志に反して、無理矢理させられたセックスもあったし
そういうモヤモヤとしたお気持ちも含めて全て、わたくしにぶつけて下さいませ
わたくしお兄様の奴隷ですから遠慮なさらないで
オレの奴隷
むしろ、遠慮なさったら瑠璃子は、悲しく思います
そうだオレが、瑠璃子に遠慮したら
それは、オレがまだ瑠璃子を香月家の娘だと思っていて手加減しているということになる
お兄様のものなのですからお兄様のなさりたい様になさって下さい
瑠璃子はセックスについて、よく判っていない
どんなヘンタイ的なセックスもそういうものなんだと受け入れてくれるだろう
オレは、もう一度瑠璃子の顔と身体を見る
セックスの対象として
これから花咲く寸前の蕾のような美少女
清純無垢な処女の肉体
瑠璃子可愛いなオレ、瑠璃子を抱きたいオレだけの女にしたい
他の男には、抱かせたくない
オレが一生独り占めにしたい
もう、お兄様のものでございます
そうじゃない違うんだ
オレは、瑠璃子の身体を抱き寄せて囁く
オレの男性器が、瑠璃子のお腹の奥に入って赤ちゃんの素の精液を、瑠璃子の赤ちゃんを作る場所に吐き出して初めて、瑠璃子はオレの女になるんだ
瑠璃子の身体が緊張する
言葉では覚悟しているけれど身体は、恐怖を感じている
それがまた可愛らしいと思う
そっちは、話がまとまった
運転席からミナホ姉さんが、言った
そして、ハァと溜息を吐く
どうしたの姉さん
オレが尋ねるとバックミラー越しに、ミナホ姉さんはオレを見る
さっきのマルゴの話聞いてたわよね
岩倉さんのセックス中毒と娼館の再開の件
マルゴが何で今、ああいう話をしたのか判る
もう、そろそろあたしの復讐が終わるからだから、あの子はあたしに、復讐が終わった後のことを考え始めろって、急かしているのよ
復讐
ミナホ姉さんの自分自身と、殺された妹さんのための
前も言ったけれど復讐が終わったら、あたしは死ぬつもりだったのよだから、お屋敷は閉鎖したんだし後のことは、恭子さんにお任せすれば大丈夫だろうって思っていたわ最初は克子とマルゴと寧と幸代とアニエスだけのことだったし
オレが黒い森に入って来る前のメンバーたち
克子には、店を持たせてマルゴは、恭子さんに預けて寧はマルゴと一緒に居るだろうし幸代は、引退したお屋敷のお姉さんにお願いするつもりだったわアニエスは
ミナホ姉さんは、口籠もる
復讐が終わったら一緒に死ぬつもりだったあの子を幸せにすることは、誰にもできないって思っていたから
12年間地下室の中で育てられた少女
父親である白坂創介への崇拝しか、教えられなかった
ミナホ姉さんは、アニエスの社会復帰は無理だと思っていたんだ
全部あなたのせいよ
あなたが、あたしたちの前に現れたから色んなことに希望が見えてきてしまったのよ