口を開くジッちゃんをオレは制する
ジッちゃんは本当は、逆を狙っていたんだろ瑠璃子を、オレのセックス奴隷にするんじゃなくって実際は、オレを瑠璃子のセックス奴隷にしようとしていた瑠璃子の性欲を、外に出さずに封じ込めておくためにね
ジッちゃんは黙り込む
そして、いずれ瑠璃子は、香月家に戻すつもりだったんだろ後継者としてそりゃ、その頃にはオレとの間に隠し子の2人や3人はいるかもしれないがそんなのは無視して、どっかの名家からムコを見つけてきて、香月家を継がせるつもりだったんだろ
今は晩婚だから瑠璃子が、30代になるまで待ってもいい
母になれば、少しは性欲も抑えられるだろうし
そうなってから瑠璃子にムコ取りをさせても、遅くはない
今は瑠璃子を遠ざけておいて、美子さんを引き立てておくそして、香月家内部の連中や他の名家には、後継者候補が美子さんの様に見せ掛ける瑠璃子には、光が当たらないようにしておいてオレたちに、面倒を見せるでも、いずれは瑠璃子に家を継がせる計画なんだろジッちゃんは
オレの問いに
ジッちゃんは問いで答える
今、ジッちゃんが自分で言ったじゃないか瑠璃子っていう名前は、ジッちゃんにとって特別な名前なんだろ最初っから、ジッちゃんの中でみすずや、美子さんとは別格の存在じゃないか
そんなことあるってだって、みすずが処女を喪失した時には、ジッちゃん、こんな風に騒がなかったろその後も、みすずがオレたちのところへ来ることを妨げなかったし今の瑠璃子の時と、全然反応が違うよ
じゃあ、聞くけどみすずの名前は、誰が付けたの意味は
みすずの名も私が付けた詩人の金子みすずから名前を貰った
そうじゃあ、美子さんは
ジッちゃんは口籠もる
美子のことは知らん
美子さんはうなだれる
この子は重春の隠し子だ私が、この子の存在を知った時には、もう命名されていた
お父様が、母に寬美(ひろよし)という偽名を使っておられたからです母は、わたくしのことを認知していただけるか判らなかったのでお父様の名前を一文字取って、わたくしに名付けて下さったのです産院にも役所にもお父様は、いらしては下さらなかったそうです
美子さんが重い口を、開く
やはり香月様は、わたくしを孫娘としては愛して下さっていらっしゃらないのですね
そ、そんなことはないぞ美子
しかし、わたくしは瑠璃子様を、隠すための道具なのでございましょう
悲しそうに美子さんは、言う
それでも構いませんわたくしが犠牲になることで、瑠璃子様が幸せになるのでしたら
長年、瑠璃子のお付きだった美子さんは瑠璃子のことを一番に考えている
美子さんが、キッとオレを見る
それってさ瑠璃子が、いずれ香月家に戻って家を継ぐってのが前提でしょでも、悪いけれどオレは、瑠璃子を返す気は無いし瑠璃子だって、死ぬまでオレの奴隷で居てくれるって約束してくれているんだぜ
無礼者瑠璃子様は、香月家のお嬢様ですよっあなたの様な下賤な人間の奴隷になんてなってはいけないのですわっ
ああ、オレが下賤な男だってのは認めるでも、瑠璃子はもうオレの奴隷だオレは、これからあいつとセックスするセックスするっていうことの意味美子さんも、もうそろそろ判ってきているだろ
美子さんは黙り込む
セックスというのは子供を作るための行為だオレの子種を瑠璃子の身体の中に流し込む瑠璃子は妊娠するんだ
そんなの嫌ぁぁっっ
美子さんは、絶叫する
香月様お願いです止めさせてくださいませ瑠璃子様を汚さないで
美子さんは、ジッちゃんに泣きつく
わたくしは何でも致します命だって差し上げますですから
困惑するジッちゃん
瑠璃子様はまだ、15歳でいらっしゃいますわっ
オレは鋭く言う
ああ、15歳だもう、セックスもできるし子供だって産めるオレの子供を
キッと、オレを見る美子さん
あなたなんて大嫌いですわ死んでしまわれればいいのにっ
18歳の美しい顔がオレを罵る
美子さんあなたには、もうどうすることもできないんだよ
ジッちゃんとにかく、今からオレが瑠璃子とセックスすることについては反対しないんだろ
美子さんが縋るような眼で、ジッちゃんを見る
ジッちゃんが、瑠璃子を取り返しに来るにしても何年か先のことだろ今すぐじゃないよね
ジッちゃんは答えない
それまでに瑠璃子が子供を産んでいるのも、構わないよね瑠璃子の性欲を安定させるには、それが一番なんだから
美子さんはゾッと背筋を振るわせる
いつか瑠璃子のことについて、ジッちゃんと闘うことになるかもしれないオレは絶対に、瑠璃子を手放す気は無いけれどその時に、瑠璃子がどういう気持ちでいるかは判らないしねとにかく、何でもジッちゃんの思惑通りにはいかないしさせないから、それは覚えておいて
ジッちゃんは、小さく答えた
で今からのことだけど、オレは瑠璃子を抱くよジッちゃんの意志とは、関係無くそれでいいよね
好きにしろ
香月様っ
瑠璃子の性欲を封じ込めるのにはこいつが最適だそれは事実だこいつに、瑠璃子を任せる
任せるじゃないよ瑠璃子は、オレのものなんだから
ああ、そうだったなでは、遠慮無しに徹底敵に、犯せお前の好きにしろ
低い声でジッちゃんは、言う
絶望する美子さん
当たり前だろ瑠璃子も、オレにそうして欲しいって、願っているんだから
ドアが、ノックされる
克子姉だろう
紅茶が届くはずだ
オレが応える
失礼致しますわ
入って来たのは
申し訳ございませんがお話は、全て伺ってしまいました
みすずと美智
お前たち、どうして
関さんにお願いして連れてきていただきました
私はそんな報告は、受けておらんぞ
はい関さんは、もうあたしたちの家族ですから
みすずは、ニッと笑う
香月セキュリティ・サービスのお仕事よりも家族を大切にして下さいますわ
みすずと美智の後ろから克子姉が、ワゴンを押して現れる
さあ、二人も座ってお茶にしましょう
はい、克子お姉様
祖父を無視してみすずたちは、オレの隣のソファに座る
お前たちも、私よりもそいつを選ぶのか
ジッちゃんの嘆きにみすずは
はい、あたしは旦那様のペットですし
わたくしは、玩具にしていただきました
美智も答える
愛していますし、愛されていますしとっても、幸せですから
みすずは、微笑む
ジッちゃんは、うなだれる