Выбрать главу

あ美子さんか

美子さんは、絶望にうちひしがれてぐったりとしている

美子さんを、ジッちゃんと一緒に女秘書さんの調教現場へ行かせるのはマズイよなやっぱり

かといってオレと瑠璃子のシャワーに連れて行くのも

瑠璃子がオレのものになってしまったことに美子さんは、絶望しているわけだし

ドアがコンコンとノックされる

オレが、返事をすると

入って来たのはメグとみすずだった

二人ともギリシャ神話風の白いフワッとした衣装に着替えている

あの御名穂さんが、香月さんがあちらのお部屋へ行かれている間、美子さんのお相手をするように言われました

お祖父様、どうぞ美子様のことは、あたしたちにお任せ下さい

ああやっぱり、ミナホ姉さんは学校から、こちらの様子を監視しているんだ

そしてこの場は

家族の中で一番庶民派で、行儀の良い対応ができるメグと

美子さんのことを昔からよく知っている、みすずに

美子さんのお世話係を任せることにしたのか

美子様、応接室にお茶の準備ができているわあたしたちと一緒に行きましょう

みすずが、にっこりと微笑む

みすず様わたくしに、様を付けるのはお止め下さい

美子さんは、暗い声でそう言う

わたくしは瑠璃子様の臣下です

結局、美子さんは自分が、ジッちゃんの孫娘であるという現実を、どうしても受け入れたくないらしい

それならそれで構いませんわあたしは別にあなたが、どんな人生をお選びになっても、あたしには関係の無いことですから

みすずは、きっぱりと言い切る

お祖父様よろしいですわね

私は、お前たちを信用してはいるが手荒なことはしないでくれ美子は、色々とショックを受けているようだから

手荒なことって

まさか、オレが美子さんまで犯すとか

その様なことは、一切致しませんわそういう野心は、あたしたちにはありませんもの

やんないよするわけないだろオレは、この子たちだけで精一杯なんだから

オレも、ジッちゃんにそう言う

お祖父様がお戻りになるまであたしと恵美さんだけで、別室でお待ち致します他の者とは接触させません旦那様と瑠璃子は、少し休憩していただきたいですし

うむそれなら良い美子みすずたちと待っていなさい

ジッちゃんのの命令に

はい香月様

美子さんは今日、世間に公開されたジッちゃんの孫娘の一人という役を放棄する

あくまでも香月家の使用人として、ジッちゃんの命令に従うのだろう

瑠璃子という主人を失ったことを彼女は、どうしても認めたくないらしい

じゃあ、頼むよみすず、メグ

大丈夫よ、ヨシくん

まあ、この二人の取り合わせなら問題は起こらないだろう

んじゃおジィちゃんは、あたしに付いて来てっ

寧が、ジッちゃんを誘導する

ジッちゃんは、寧と共に退室する

まだ瑠璃子に対しての気持ちが残っているのだろうけれどわざと、瑠璃子を見ないようにして出て行った

では、旦那様わたくしたちも行きます瑠璃子良かったわね

これからは、本当の姉妹ですからね助け合っていきましょうね

はい、みすずお姉様恵美お姉様も未熟な妹でございますがどうぞ、よろしくご指導下さいませ

歓迎するわ瑠璃子さん

メグも、瑠璃子を受け入れてくれた

じゃっ、行きましょう美子さん

メグが、美子さんに声を掛けるが

瑠璃子は、美子さんを見て

わたくしにこそ、様はやめて下さいませわたくしは、もう香月の家の娘ではありません美子様こそ香月家のご令嬢なのですそんな顔はなさらないで

その言葉が美子さんの心をさらに傷付ける

いいえ、わたくしはわたくしは、生涯瑠璃子様のお付きです臣下ですわたくしの様な者に香月家の令嬢は勤まりません

でも頑張って下さいわたくしにはもう、香月様のお側に行くことはできないのですから

なぜなのです、瑠璃子様どうして、そんな殿方に心を奪われるのです瑠璃子様は、高貴なお生まれなのですよ

心を奪われたのではありませんお兄様が、わたくしを受け入れて下さりわたくしも、お兄様を受け入れたのです一生を捧げるべきお方に、巡り会ったそれだけのことです

そんなはずがございませんっ瑠璃子様も香月様も間違っておられますわっ

美子さんは、必死になって瑠璃子を説得しようとする

わたくしはわたくしの人生を選択しただけですこの道を行きます美子様本当に今まで、ありがとうございました

まだ全裸のままの瑠璃子は

絨毯に手を付いて美子さんに頭を下げる

そんなことなさらないでっ

絶句する、美子さん

ごめんなさいわたくしとあなたの道は、すでに離れてしまいましたわたくしは、お兄様たちと先へ進みますどうか、美子様もご自分の人生を前に向かって、お進み下さい

瑠璃子はそう言った

叫ぶ美子さんにみすずが

美子様今は何を言っても無理です少し、頭を冷やして心を落ちつかせる時間を取りなさい

命令ですあたしは、香月みすずですよ

頑なな美子さんの心を挫くために

みすずは、最後の手に出る

あたしの命令が聞けないのですか

わたくしからもお願い致しますどうか、みすずお姉様たちに付いて行って下さい

瑠璃子も美子さんに依頼する

しばらくわたくしとお兄様の二人だけにして

ジッと、美子さんを見る

か、かしこまりました瑠璃子様

あくまでも、瑠璃子の臣下として返答した

では、行きますよ美子様

後はあたしたちに任せてヨシくん

メグとみすずに挟まれる様な形で意気消沈した美子さんが、部屋を出る

最後にもう一度、瑠璃子に振り向くが

瑠璃子は、美子さんに振り返らなかった

パタンッ

ドアが閉じる

瑠璃子は溜息を吐く

美子様は今、悩んでおられるのですわね自分が何者でありこの先、どう生きれば良いのかを

昨日の瑠璃子と一緒だよ

昨日の瑠璃子はそんなことを悩んで、落ち込んでいたろ

オレには今の美子さんが、葬祭場の控え室で落ち込んでいた時の瑠璃子の姿に重なって見える

そうかも、しれませんわね

瑠璃子は呟く

あの時のわたくしも自分のアイデンティティを失って、心が空虚になっていました

だから、美子さんも瑠璃子みたいに、自分の力で立ち上がらないといけないんだ

でも、わたくしの場合はお兄様が助けて下さいましたから

美子さんにだって瑠璃子が居るじゃないか

オレは、瑠璃子に微笑む

今すぐは無理かもしれないけれどいや、ゆっくり時間を掛けたっていいんだよ美子さんが、自分の進む道を見つけることができるならオレたちが、美子さんのために何ができるか考えてみようよきっとあるはずだよ、美子さんをサポートする方法が