ああ、それは良い考えかもしれませんね、ミッチィ
えー、イーディさんの場合はお兄ちゃんと100回ぐらいしないと、落ち着かないんじゃないかなあ
ぐりとぐらみたいな
瑠璃子とマナというコンビから
今度は、瑠璃子と美智
少しずつ人間関係が化学反応を起こしていきます
426.パパと呼ばないで / お兄ちゃまへ
ということですのでご主人様、お願い致します
と、美智がオレに襲いかかってくる
オレのバスローブの仲に、白い指先を潜り込まそうとするが
ちょっとちょっと待て、美智
待てません性教育のお時間ですっわたくしが、お手本とならなくてはなりませんっ
美智の手が、バスローブの胸元を開く
そりゃ、確かにアニエスにはセックスを見せないといけない
それは、最初からの予定だったけれど
ダメだっての真緒ちゃんが居るだろ
幼女の前で、セックスはできない
寝ています
起きちゃうだろ
静かに致せば、問題はありませんっ
だから、暴れるなって
ご無礼致しますっ
おいっ美智
美智は小柄で、見た目は華奢で人形みたいに可愛いのに
オレよりも力がある
何より、素早い
ていうかオレは、セックスの連戦したばかりで、体力が消耗している
あっという間に、美智に裸に剥かれて、組み敷かれてしまった
さあ、お覚悟下さいませご主人様
美智はスカートに手を入れて、パンティを脱ぐ
いつも、無表情のクールガールなくせに
こういう時だけ、眼がキラーンと輝いている
はい、そこまで
渚が美智の首根っこを捕まえる
お放し下さいませ
ダメよいい加減になさい
いつも穏やかな渚が美智を叱る
まだお茶を飲んでいる途中でしょちゃんと休ませてあげないと可哀想だとは思わないの
美智の力が弱まる
嬉しくて浮き浮きしているのは判るけれど自重しなさい
あなたが、そんなに頑張る必要はないでしょ今は
メッと、渚は美智を睨む
ああやっぱりそうなんだ
美智は、ずっと同年代の女の子たちとは仲良くできなかったから
瑠璃子やマナが、自分の姉妹になったことが嬉しいし
イーディという、一緒に武術を鍛錬できる友達ができたことも嬉しいんだ
確かに度が過ぎておりました申し訳ございません
美智はショボーンとなる
少しぐらい、自分が他の子よりも進んでいるからってみんなの先生気取りは、よくないわよあたしたちから見たら、美智さんだって、まだまだ子供なんだから
大人として渚は叱る
美智はマナに対しては、一つ年上の姉であり
瑠璃子に対しては、オレの女としての先輩であり
イーディに対しては、先に心月をマスターした先達だ
中学生シスターズの中では自分こそが、先頭に立ってみんなを導く存在だと感じていたのだろう
だからちょっとばかし、いい気になっていた
大変、お見苦しい姿をお見せ致しました猛省致します
美智が、オレに頭を下げる
あ、落ち込んでるまずいな
このままだと、1人で外へ行って一晩中、反省のために腕立て伏せとかやりねない
一々、やることが極端なんだよな美智は
ほら、美智来い
オレは、裸のまま美智を抱き締める
後でまたしてやるから今は、ちょっと休ませてくれ
だから、しばらくお前は、オレの抱き枕な
美智が、恥ずかしそうにオレに答えた
ご主人様あったかいです
うん、よしよし美智は可愛いぞ
と、美智はきゅうううーんと、子犬の様に身体を震わせる
セックスよりもいいだろ
セックスもいいですが抱き枕にしていただくのも、大変気持ちいいです
そんな美智を見てマナが
もう、美智お姉ちゃん、いいなあほら、イーディちゃんが呆れているよ
イーディは呆れるというよりぽかーんと、大口を開けてこっちを見ていた
さっきまで武術の稽古で凛々しい姿を見せていた美智がオレの腕に抱かれて、デレデレしているのに驚いているようだ
彼女にはいきなり、あなたと美智さんのセックスを見せるより、この方が効いていると思うわ
美智さんが、信頼しきっているご主人様だものね
ああ結果的には、これで良かったんだな
そら、マナもこっちに来いよ瑠璃子も手を伸ばせ
瑠璃子は、腰が痛くて動けないから手だけ繋ぐ
マナは、オレの背中側に引っ付く
オレの裸の首筋にキスして
お兄ちゃんの背中好き
お兄様の手あったかいです
中学生シスターズは、オレを介して接触し合っている
3人で、仲良くしろ誰がリーダーとか無いからなマナが年下だからって、オレの女になったのはマナの方が先だし、オレとのセックスの回数だって多い
瑠璃子だってお前とは違う魅力のある女の子だいいか誰が先とか、誰が後だとか、誰に力があって、誰には無いとかそういうことは考えるなお前たちは、みんなそれぞれ別の魅力と美しさを持っている女の子だオレは、そう思うオレは3人とも大好きだ
ぽろりと美智の眼から、涙が零れる
美智お姉ちゃんマナも美智お姉ちゃんのこと、大好きだよっできの悪い妹だけれど、これからずっと仲良くしてねっ
わたくしも世間知らずな女ですから、ミッチィに助けていただくことになると思いますどうか、よろしくお願い致します
瑠璃子も美智にそう言う
わたくしは生意気でしたごめんなさいどうか、仲良くして下さいっ
ほら、泣くな美智
オレは美智に頬擦りしてギュッと抱き締めてやる
ご主人様ぁぁ
こんなに泣く抱き枕は無いぞ美智
申し訳ございません申し訳ございません
泣かないでよ、美智お姉ちゃん
ミッチィ大丈夫ですからね
うん、これでこの3人はさらに仲良くなる
オレは、そう確信した
うん、さすがね
渚がそんなオレたちを見て、言った
それじゃあ、その3人はもうオッケーということでこっちの2人を紹介するわね
こっちの2人って
渚はアニエスと麗華を、オレたちの方に連れて来る
はい、アニエスちゃんご挨拶なさい
穏やかに優しく渚は言う
アニエスは、緊張してモジモジしている
さっき話した通りあたしたちは、みぃーんなこのお兄さんの家族なんだからアニエスちゃんも家族にならないとみんな、もうアニエスちゃんに会いに来なくなっちゃうわよ
昨日、今日とアニエスのこの監禁部屋に、オレたちが押し掛けて
最初は、ただ警戒しているだけだったけれど
今日のアニエスはもう、真緒ちゃんを始めとして何人もの人たちに心を開くようになってきている
真緒ちゃん、マナ、瑠璃子、克子姉そして、渚
イーディと美智は、よく判らないけれど敵でないことは、もう理解してくれているだろう