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オレが瑠璃子の処女を奪い何度も何度も膣内射精する姿を見せられたんだ

瑠璃子は不幸のどん底に居ると感じているはずだ

今だから言えることですけれど

みすずが、口を開く

あたしも瑠璃子も香月の家に生まれたことで、普通とは違う歪んだ感性の娘に成長してしまったと思います

それは常に、周りの人々から注目される、香月家という名家に生まれたということだげでなく

ジッちゃん香月家当主、香月重孝が、自分の趣味嗜好で孫娘たちの成長に深く関わったからだ

みすずも瑠璃子も男からは、徹底的に隔離されてきたし

瑠璃子と美子さんはセックスについての知識も、与えられなかった

本当に旦那様に巡り会っていなければ、不幸な結果に陥っていたと思います旦那様だからこそこんな歪みきったあたしたちを、真っ正面から受けとめて下さいました

いやオレは

そんなことを言われたって

みすずお姉様のおっしゃる通りですこのご恩は、一生、お仕えすることでお返し致します

瑠璃子もそう言ってくれる

でも美子様は、あたしや瑠璃子ほどは、歪んでいないと思うんです

うんあたしも、そう思うなみすずや瑠璃子は確かにちょっと歪んでいたけれど、心は骨太なんだよ香月家のプレッシャーに、生まれてからずーっと耐えきってきたわけだから

でも、美子さんはお付きとして、瑠璃子の影に隠れていたわけだからそんなに強く無いんだよねっ

あたしも、そう思うわさっき、ずっと同じ部屋に居て感じた印象だけど

メグもそう言った

そりゃそうだよお付きなんて立場なら、別に香月家の将来を背負うことなんて考えなくてもいいんだしずっと、瑠璃子にくっ付いていることしか考えていなかったんでしょ自分の未来とかも、何もかも自分では考えていなかったんだろうし

美子さんは自分の将来は、ジッちゃんが良い様に決めると思っていただろう

瑠璃子がどこかの名家に嫁ぐ日までは一生懸命、お付きを勤め

自分自身は、ジッちゃんの命で香月家の臣下の誰かと結婚させられる

それでも一生、瑠璃子の臣下として、関わり続けられれば、それで良いと覚悟していたはずだ

良く言えば腹を括っていたってことなんだけれど

悪く言えば自分の将来について、思考停止に陥っていたということだ

でも香月家の後継者の一人となるってことは、自分からアクティブに行動していかないと周囲の人にブッ潰されちゃうよねっ

香月家の分家や臣下グループ企業の連中

さらには、香月家と縁続きになりたいと願っている他家の人々まで

一気に美子さんに群がってくる

みすずお姉様の相手は、お兄様だとすでに、香月家の臣下たちには伝えられておりますしわたくしは、父の件で香月様から見捨てられたということになっております

オレとみすずの仲は日舞発表会の舞台上のキスで、世間にアピールした

瑠璃子が遠ざけられていることは葬儀の席で、ジッちゃんの近くに座らせられなかったことで示されている

このままですと様々な方々の思惑が、全て、美子様お一人に向けられることになりますわ

瑠璃子の言葉は、重かった

何とかしないといけないですわね

みすずも、嘆息する

香月家の二人の孫娘は同じ運命を背負っている、もう一人の従姉を心から案じているようだ

はいはい、この話はそこまでねっ

渚がパンパンと手を叩く

今夜は、これ以上話し合っても、何も出て来ないわよ

明るい笑顔でみすずと瑠璃子に微笑む

ここのところバタバタと色んなことが起きたでしょだから、みんな少し考える時間を持つべきなんじゃないかしら

この一週間余りにも慌ただしく色々なことが起きている

少しさ考え方を変えてご覧なさい

渚が、瑠璃子を見る

例えば瑠璃子ちゃんて、美子さんがお付きになってから、離れ離れで夜を過ごすのは初めてなんじゃない

はい、おっしゃる通りですわ

こうやって離れて別々に夜を過ごすことは、寂しいかもしれないけれどお互い離れてみることで、見えてくることもあるんじゃないかしら

どんなことでも自分に起きたことを、肯定的に捉えてこの先、生きていくことに役立たせていかないとね今日、明日ぐらいは今までの自分たちを振り返ってみることと、これからの自分たちの関係を考えることだけに使った方がいいと思うわ

つまり結論を急ぐなということか

ありがとうございます渚お姉様のお言葉通りに、させていただきます

瑠璃子は、渚に深々と頭を下げた

みすずちゃんもしばらくは、状況を見ることいいわね

明日は、どうしたって白坂創介の件に、一日を費やさないといけない

美子さんのことまでは、手が回らないし

ジッちゃんが、瑠璃子を失ったことから立ち直るのにも、時間が要る

慌てちゃダメだ

あのささっき、瑠璃子今まで、一度も美子さんと離れて過ごしたことは無いって言っていたけれど

同じ家に暮らしていたし

学校も同じ

そりゃ瑠璃子は中等部で、美子さんは高等部だけれど

学校の行き帰りは、いつも一緒に香月セキュリティ・サービスの護衛に車で送迎されていたんだろうから、離れずに済む

学校で泊まりがけの旅行とか無かったのか修学旅行は

学年が違うんだから学校行事での宿泊は、別々のはずだろう!

わたくしたちの学校は中高が繋がっていますから、修学旅行は今年の秋ですわ

ああ、瑠璃子は中3で受験勉強が無いから

でもわたくしは、お休みする予定でした

実は、今までも小学生の時にも、移動教室の様な行事があったのですが全て、欠席しています

そういう行事では先生方は、全ての生徒を平等に扱わなければなりませんよね

そりゃ当たり前だ

つーか、それが学校教育というものだ

ですが香月家の娘が、皆様と同じ生活をするわけには参りませんから

そうね食べ物は良いとしても他の生徒と相部屋というわけにはいかないわね本来なら瑠璃子ちゃんだけ、他の子たちよりもグレードの高いお部屋できれば、最上階のスイート・ルームに泊まらないといけなくなるものね

香月家は、名家中の名家ってことよ常に他の家に対して格の違いを示さないといけないのそういうことが、許されない状況なら学校行事でも何でも、最初から参加しない方がいいのね

みすずもか

オレは、みすずに振り向く

もちろんですわ中学の時は、行ってません

げげっマジなのか

いや、でも前にオレに、修学旅行に一日だけ顔を出してくれとか言ってなかったけ

確か高校の修学旅行先は、イタリアだ

それは夢として、申し上げました

みすずは答える

はい現実には修学旅行へは行けませんから