両手で、大きなバスケットを運んで来た
首輪とスタンガンとあと、面白そうだから、揃いの衣装を持って来たわ
ほら、あの子ウインドブレイカーを着ていたでしょそれに対抗しようかと思って
対抗するって克子姉
うふふーん、どう、ヨッちゃーんっ
裸パーカーって言うのよ、確か、こういうスタイル
克子姉も、楽しそうに言う
ちょっと、恥ずかしいですわね
でも、可愛いわよ瑠璃子
瑠璃子とみすずも、お互いの姿を見て感想を述べ合う
オレは全員に首輪を填めてやった
彼女たちは全裸に首輪その上に、薄地のパーカーを1枚だけ羽織っている
いわゆる裸パーカー状態
このパーカーがピチピチサイズだ
しかも、丈が短いから下半身は剥き出しだ
上半身だけを灰褐色のパーカーで覆っている前は、胸元の肌を強調するように大きく拡げている
そこに首輪から垂れた銀色の短いチェーンが揺れている
まるで胸の谷間を強調するように
これ、フードは被った方が良いんですか
人それぞれでいいんじゃないあたしは被るけれどっ
スタンガンを持っている人は、フード被ってた方が雰囲気が出そうだからさっ
寧は警棒型のスタンガンを振り回して、言った
じゃあ、あたしもフード被るわ
スタンガン装備は寧と克子姉だけだ
みすずと瑠璃子は、ヨッちゃんの左右に付いてイチャイチャしていて今だけは許すからっ
寧の言葉に二人がオレの左右に
旦那様失礼します
お兄様お手を
オレだけはバスローブ姿のままだ
みすずと瑠璃子と腕を組んで廊下を進む
克子姉は、オレたちの前を
寧は、後ろから付いてくる
ここの部屋よ
克子姉が雪乃を連行した部屋を示す
ノックの音にマルゴさんの声がする
克子姉がドアを開きオレたちは、中へ
遅くなって済みません
オレはマルゴさんに言った
マルゴさんはスポーティなジャージ姿だった
それが彼女の部屋着というか寝間着なのかもしれない
いや、構わないよ
雪乃はすっかり、ムスッとして部屋のソファにどっしりと座っていた
まだ、ウインドブレイカーを頭から被ったジャミラ状態だ
眼にもサングラスを填めたまま
口のマスクだけは、息苦しいのか外していた
あマナの言っていた通りだ
足に履いているスリッパには、W.Cの文字が輝いている
ちょっと何していたわけ
ひどく不機嫌そうに、雪乃は言った
遅いじゃないっ遅いわよっ遅すぎるってーのっ
本当にこいつは何様なんだろう
ごめんねっみんなで、今年の幸運な方向を向いて、ヨッちゃんのオチンチンを丸かぶりするっていう儀式をやっていたからっ
寧が、平然とそう言った
どっちが恵方だか判らなくてそれで時間が掛かっちゃったんだよっ
オレのチンコは恵方巻きか丸かぶり寿司か
ええ、とっても美味しかったわよね瑠璃子
意味が良く判っていないだろうに瑠璃子は、みすずと話を合わす
ああ、そう言えば
この二人は、飛びきり賢い上に、度胸も満点な完璧美少女だった
すっかり雪乃も呆気に取られている
わたくしもお兄様にセックスしていただきましたこれからは、お兄様のセックス奴隷として、一生ご奉仕させていただきますわ
にっこりと、優雅に瑠璃子は雪乃に告げる
もちろんこのことは、お祖父様のお許しを得ていますあたしと瑠璃子は、二人ともお兄様に可愛がっていただくことになりましたから
みすずも雪乃の機先を制す
それがどういう意味か雪乃さんなら、お判りになりますよね
みすずは、オレの後ろには香月家が付いていると遠回しに告げる
て、ことだからもう、ヨッちゃんは、雪乃さんが気軽に話し掛けて良い様な人じゃなくなっちゃったんだよ頭の良い雪乃さんなら、よーく判るよねっ
寧が、手でスタンガンの棒をパンパンと叩きながら言った
雪乃はうっと、声を詰まらせる
マルゴ様、ありがとうございます後は私たちでやりますもう、お休みになって下さい
克子姉が、マルゴさんに言う
マルゴさんは、わざと大きくあくびをして
じゃあ、頼むよあたしは、もう眠いからさっ
それは演技だ
お屋敷の警護人であるマルゴさんは雪乃の件が方付くまで、寝てしまうはずがない
おそらく別室でこの部屋の様子を監視してくれるのだろう
今夜は今後、ミナホ姉さんが居なくなっても黒い森の運営ができるかのテストになっている
克子姉とマルゴさんのツートップが、屋敷内の全てを正常にコントロールしないといけない
もちろん、学校からミナホ姉さんは、オレたちの様子を逐一観ているだろう
ありがとうございました、マルゴ様
お休みなさい、マルゴさん
お休みなさいませ
お休み、マルゴお姉ちゃんっありがとねっ
ご苦労様でしたマルゴお姉様
オレたちは、口々にマルゴさんに言う
うん、じゃあ、また明日
マルゴさんは、部屋から出て行く
さて、ここからが勝負だ
で雪乃さんあなた、こんな時間に何をしにいらしたのかしら
克子姉が尋問を開始する
あ、あたしはさっちょっと、あんた、こっち向きなさいよっ
苦手な克子姉を避け雪乃は、オレに向かって怒鳴る
ヨッちゃんに話し掛けないでっ
寧が、ビッとスタンガン棒を雪乃の眼の前に突き出す
これの威力覚えているわよね
雪乃は前にこのスタンガンでさんざん嬲られたことがある
ええあなたの話は、あたしたちが聞きます
克子姉が、穏やかに言う
寧が突っ込み役で、克子姉が抑え役そういうチームプレイで行くつもりらしい
とにかくさ人と話をする時は、サングラスは外しなよっ常識でしょ
寧の言葉に雪乃は、おずおずとサングラスを外す
ああ、寧と克子姉のペースに、填まっているんだ
ヨッちゃんは、そっちのソファに座っててよみすずと瑠璃子の身体でも楽しんでればっこの子の尋問は、横から聞いているだけでいいからさっ
克子姉も、うんと頷いた
寧お姉様が、ああおっしゃって下さっていますし旦那様
お兄様こちらへ
オレは、二人の美少女に引っ張られて雪乃の眼の前の長ソファに座る
オレの左右に、みすずと瑠璃子がくっついて座る
二人とも、オレに抱きついてきて
左右から、オレの頬にキスする
その様子を雪乃は、悔しそうな眼で見ている
はーい、みすずのおっぱい触って下さい
みすずがパーカーの前を開いて小振りだけど形の良い胸を露わにする
瑠璃子のおっぱいもお兄様のものですわ
瑠璃子もジジーッと、パーカーのジッパーを下げる
あんた、何を見てるわけっ今は、あたしたちと話をしているわけでしょっ