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雪乃さんの心をポキッてヤるのは白坂創介の眼の前でだよっそれが一番白坂創介に対する復讐になるでしょ

ああだから、克子姉と寧は

雪乃に手加減していたのか完全に、心を砕かないように

マルゴ様雪乃さんに尾行は付いてました

何も無し外の香月セキュリティ・サービスの人たちも、調査に協力してくれたよ雪乃さんがここまで乗って来たタクシーも特定したし尾行車が付いていないことも確認した市川さんが、何か企んでいるってことは無いと思うよ本当に彼女一人でトイレの窓から逃げ出して来たんだと思う

マルゴさんたちは雪乃が、何か別の目的で送り込まれてきた可能性を考えていたのか

だからさっきの様な尋問をした

市川さんには

ミナホから、連絡してもらうしかないねここに居るってことだけは、伝えておかないと

あたしたちが、雪乃さんを誘拐したとそう思われることにはなりませんか

その辺は、ミナホが上手くやってくれるよ真夜中に突然、訪問してきて迷惑だって言って、向こうの失点にして恩を売ると思う

結局、お嬢様に助けていただくしかないのですね

克子姉は、とても残念そうだった

今夜はミナホ姉さん不在のまま、克子姉中心でお屋敷をまとめる予定だったのに

仕方無いよ対外的なことはミナホじゃないとね

黒い森の裏社会での信用も、敵に廻すと恐ろしいというイメージも全て、ミナホ姉さんが個人で築き上げたものだ

市川老人との交渉は今の克子姉では、勤まらない

まあプラス思考で考えようよ元々の予定では、明日の朝、精神病院に送られる雪乃さんを横から掻っ攫ってくる手はずだったんだから作戦行動の手間が省けたんだから後は、ミナホに任せよう

マルゴさんが、オレたちに微笑む

克子姉も心を落ちつかせる

でも、雪乃さん心が不安定になっているから水と食事は、あたしが持っていくよ克子さんや寧だと、隙を見て暴れ出すかもしれないから

お願いします、マルゴ様

そして克子姉は、オレたちを見る

あなたたちは、もう寝なさい明日も色々と忙しいんだから寧あなたが、みんなを連れて行って

え克子姉は

あたしはお嬢様への報告があるし、マルゴ様の交代で、もう一度白坂家の動向を調査するわもう、一つ二つ、打っておきたい手もあるし

明日いよいよ白坂創介への復讐が、果たされる

その前に不安の残っていることへの対処を、全て終わらせてしまいたいのか

大丈夫だよあたしと克子さんで、交代で仮眠を取るから

マルゴお姉ちゃん、あたしも交代要員に入ろうか

寧は、みんなと戻って寧まで帰って来ないと、恵美ちゃんたちが気にするだろあの子たちも、勘が鋭いから

君も頼むよ明日は、みんな最高のコンディションでいてくれないと困るんだから

ミナホ姉さん、克子姉、マルゴさんの3人は

復讐の計画の当初から関わっている

何年も時間を掛け白坂創介を陥れるために、たくさんのものを犠牲にしてきた

それが明日、完遂する

判りましたでも、2人とも無理はしないで下さいね

後、一日だもの全然平気だよ明日の夜は、ぐっすり眠れるんだから

ありゃ、みんな凄い格好だねっ

オレだけは、部屋を出たときのままバスローブ姿だが

寧とみすずと瑠璃子は

上半身は、裸パーカーで下半身は何も身に付けていない

首輪からは、鎖をじゃらじゃらさせている

それでどうだったヨシくん

メグも起きていて待っていたくれた

もちろん、美智と渚に麗華も

何て言うかいつもの雪乃だった

市川さんに精神病院に入れられちゃうからって、逃げて来たのにあんまり偉そうだから、克姉と一緒に成敗してきたよっ

それで雪乃は

とりあえず監禁してる今、克姉が先生に報告しているよっ先生から、市川さんに電話して貰うことになると思う

電話

マナが、心配そうな顔をする

雪乃さんが勝手に家出して来たのに、あたしたちが誘拐したみたいに思われると困るでしょだから

雪乃さん、ずっとここに居るの

マナとメグにとっては雪乃は、もはや天敵だ

それは無いんじゃない明日中には、出てって貰うことになると思うよっ

寧はそう言って2人に微笑む

そうだよねっよかった

マナに明るい笑顔が蘇る

さあ、お茶飲んで寝ようお兄ちゃん

ヨシくんに言われた通り、用意しておいたわっ

寝る前に、お茶を飲むのは良くないかもしけないけれど

もう一つ、そういうイベントが無いとみんな、気分が落ち着かないだろう

みすずさんも、瑠璃子さんもどうぞ

メグがポットにお湯を注ぐ

むきゅう

お茶の香りを嗅ぎ付けたのか床に引っ繰り返っていたイーディが、ピクッと目覚める

美智眠らせて

はいえいはっ

美智が、イーディに念を送るッ

もげっ

再び、床にコロンとなるイーディ

凄いな

はい、彼女のコントロールは、もう完璧に行えます先ほどの、セックス時のリンクで彼女の心は、掌握致しましたので

美智は平然と恐ろしいことを言う

ただイーディは、ああいう大雑把な人格ですから、今のようなスイッチ・オフか、スイッチ・オンしかできませんが

つまり気絶させることと、意識を覚醒させることしかできない

でもさ、それだけ相手の心に入り込んでいるのなら逆に、美智の方がイーディの意識に引っ張られることは無いのか

それが心配だ

それは大丈夫です未来は判りませんが現在のイーディの気の力は、わたくしよりも劣っていますからわたくしの方が引きずられることはございません

なら、いいけど

え、現在のって

未来は判りませんイーディの方が、わたくしよりも気力が優るようになるという可能性も微粒子レベルでは存在致します

ああイーディに負けるつもりは、全く無いんだな

はい、渚さんもお茶をどうぞ

メグが、渚を誘う

ありがとうそれを飲んだら、あたし

寝ている真緒ちゃんを、見る

真緒を連れて上の部屋で寝るわ

だって明日は、朝から頑張らなきゃいけないでしょ、あなた

アニエスちゃんもう一回ぐらい、気持ち良くしてあげないとね

渚が、寝ているアニエスを見下ろす

アニエスは性の絶頂を感じたまま、眠り込んでしまった

つまりまだ、きちんと性の快楽を理解していない

もう一度、オレと肌を合わせることは気持ちいいことだと、判らせないと

そうでないと処女を奪うところまでは、進めない

朝の真緒は目覚めが良いし、とっても元気だから

それはホテルの時に見て、知っている

真緒が居たらできないでしょ