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なるほど判りやすい

一番人気があって、踊りの上手い歌舞伎俳優の踊りを任されている流派が隆盛を極める

みすずや瑠璃子さん香月家の継承者ですら、日舞を習うとしたら、この教室に入るしかなかったんだろう他に選択肢は無い

あたしは日舞なんて嫌いよ芸者さんじゃあるまいし着物を着て踊るなんてさ和服って、身体をギュッと締め付けるじゃないあんな状態で、踊るなんてどうかしているわよ血の巡りが悪くなるわよ

雪乃がそう言うが

メグもマナも美智も、無視している

完全スルーだ

あたしは、あんたに話しているのよっ

お、オレか

そうよっどうせ、他の人はあたしと会話する気なんて無いんでしょっ

雪乃が、プンプン怒っている

美智さん舌切り雀って話があったでしょ

はい、ございました

雪乃さんも舌をチョン切ったら、少しは静かになるんじゃないかな

猿轡で充分だと思います

美智さん持っているの、猿轡

あのような物荒縄があればすぐに作れますご要望とあれば、すぐに用意致しますが

いや、いい雪乃の今の格好に、荒縄で猿轡したらホラー映画だ猟奇的過ぎる

おっしゃる通りです

わ、判ったわよ、あたしは黙ってればいいんでしょっ何よっ個人的に日舞は嫌いだって話をしただけじゃないっ

雪乃さんいいから黙って、そこで趣味のオナニーでもしていれば

マナの言葉に雪乃は黙り込む

マナ品が悪すぎるぞ

オレは、マナを叱った

雪乃のことはスルーしろって、言ったよな

罰として

お仕置きしてくれるのお兄ちゃん

マナが嬉しそうに微笑む

逆だマナとのエッチは一回抜きにする

罰なんだから、仕方無いだろ

その点、メグは偉いなちゃんと雪乃のことはスルーしたから

当たり前よその人のことを話すだけで、口が汚れるもの

この姉妹たちが和解する日なんて、永久に来ないのかな

突然、場内にブーと開演を知らせるブザーが鳴った

ヨシくん始まるみたいよ

メグが、オレにそう教えてくれた

拍子木の音が鳴る

舞台の緞帳がスルスルと上がった

場内から、拍手が起こる

舞台の上には小学校低学年の女の子たちが、10人ほど並んで居た

発表会は、一番小さい子供たちの合同舞踊からスタートするようだ

三味線と歌に合わせて女の子たちは踊り始める

藤のぉ花っ藤の花ぁ

さすが、家元の教室の発表会だ

録音で無く、三味線も歌も専門の人がその場で演じている

10人の女の子たちはそれぞれで、面白い

気張りすぎで、ガチガチになっている子

ニコニコ笑いながら、ふわふわと踊っている子

他の子を見ながら踊っているため、一人だけタイミングが1テンポ遅れている子

逆に何でだか、一人だけテンポが早い子

振り付けを間違えたらしくあっと叫んでしまう子

それでも、みんな一生懸命に踊っている

いい加減に踊っている子は、一人もいない

みんな可愛いわね

ヨシくんあんな子が欲しい

メグがオレの耳に囁く

オレは想像する

オレとメグの間に、女の子が生まれて

それで、こんな風に自分の娘の発表会を観ることができたら

すごい幸せな気持ちになれるだろう

うん欲しいな

あたしも、欲しい

マナが、オレとメグの良い雰囲気を感知して

もうこっちの手は、マナのねっ

マナが反対の手を握った

二人とも、オレにべったりと寄り添っている

ホント可愛いね、お兄ちゃんっ

マナも、子供たちの踊りを観てそう言った

マナもお兄ちゃんに観て欲しかったな

マナはダンス部だったっけ

確か中学で、創作ダンスの部活に入っていたはずだ

うん学園祭で発表するはずだったんだけどマナ、もう今の中学へは行かれないから

白坂創介の娘としてお嬢様学校に通い続けるのは、もう不可能だ

新しい学校へ入ったら、そこでまたダンスを始めればいいじゃないか

えー、2年生のこんな中途半端な時期に入部したって、ロクなことにはならないよ

でもマナはダンスが好きなんだろ

それは、そうだけどあ、創作ダンスは嫌いだよあれは変な踊りだから

そう言った後マナは、オレの顔を見る

何か変だねこういう話、あたしママにもパパにもしなかったのに

お兄ちゃんが、一番家族みたいな気がする何でも話せるし、何でも相談できるの

ああ、何でもオレに相談しろよどんなことでも、一緒に考えてやるから

マナは、オレの手をギュッと握りしめて、そう言った

あ、でも恋愛相談だけはしないからねっ

マナが顔を赤くして、そう言った

あたしはもうお兄ちゃんだけなんだから

そう言ってオレの手を自分の素肌の足に触れさせる

他に好きな人ができたらオレのことなんて気にしなくてもいいんだぞ

オレが、そう言うとマナは怒って

そういうことは、冗談でも言わないでっ

あたし身も心も、もうお兄ちゃんの物なんだからお兄ちゃんに助けて貰ったことに対して、マナは一生掛けてご奉仕しなくちゃいけないのよっあたし、お兄ちゃんのセックス奴隷にして貰ったことに誇りを感じているんだから

マナにはマナのプライドがある

女としての人間としての

お兄ちゃんがマナのことをもう、いらない、他の人にあげるって言うのなら諦めるけれど

オレはそっと、マナを抱き締める

そんなことはしないよ絶対に何があっても、オレはマナを捨てない

だったら一生、側に居ろって命令してよ他の男のことは好きになるなって、命令して

マナが、女の顔でオレを見る

あたし、お兄ちゃんにメチャクチャ束縛されたいの奴隷なんだから

このセックス奴隷は、いつも注文が多い

判ったずっと、オレの側に居ろオレだけを好きになれ他の男とは、口もきくな

はいっ、お兄ちゃんっ

マナの顔が、明るくなる

あっあたし、どうしよう

えへへマナ、濡れちゃった

オレの束縛の言葉に、愛液を漏らしてしまったらしい

この14歳は、とっても汁が多い

エッチな娘だなマナは

お兄ちゃんだから、エッチになるんだよっ

マナが、オレの耳の後ろにチュッとキスする

マナ、そこまでにしなさいっ

メグが注意する

一生懸命踊っている子たちに失礼でしょ

そう言いながら、マナは小声でオレの耳に囁く

お兄ちゃんどこかで隠れて、エッチしようか

マナの身体に火が付いてしまっているらしい

劇場内は無理だよどこもかしこも、警備の人間が居るよ

おトイレの中とかは

そういうところこそ、厳重警戒されているよ白い方のヴァイオラが潜入したことで、警備体制が強化されたはずだから