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ちょっと心配になる

麗華は、渚と真緒ちゃんを送ってはいけない

多分、今日の渚たちの護衛は学校に居る恭子さんに頼むことになるだろう

ミナホ姉さんの精神状態のチェックは、克子姉が側にいてくれれば平気だろうし

今日は、開店準備はミユキにお願いしてきたから開店時間までに着けばいいわ

ミユキさんは、渚の店の店員さんだ

それなら学校から、恭子さんに来てもらってから出発しても間に合うな

オレさアニエスをちょっと、庭で遊ばせたいんだけど

あら、良い考えね

オレは、瑠璃子とマナに挟まれたアニエスを見る

アニエス、一緒に行ってみようよ

アニエスは、怖がっている

大丈夫よアニエスちゃん

わたくしたちが、一緒ですからね

二人が、アニエスに微笑む

アニエスちゃん、なんで、こわがっているの

真緒ちゃんが不思議そうに言う

アニエスはね、お外に出るのが初めてなんだよ

オレはしゃがんで真緒ちゃんと視線を合わせて、言った

そうなのアニエスちゃん

真緒ちゃんが、アニエスを見る

だから、真緒ちゃんからも、アニエスに言ってあげてみんな一緒だから、怖くないって

アニエスちゃん、こわくないよっだって、パパがいっしょだもんっえへへっ

真緒ちゃんの言葉に、アニエスの緊張が緩む

アニエス、ほらっ

オレは、アニエスをお姫様抱っこする

あ、いいなあマナもそれやって欲しい

オレは、マナを見て

うん、この小柄な肉体なら大丈夫だろう

うん、後でやってやるよ

本当じゃあ、次のエッチは、お姫様抱っこしてベットまで運んでねっお兄ちゃんっ

つくづく思うが

このオレのセックス奴隷は何かと注文が多い

まあ、いいか可愛いし

ああ、約束するよ

えへへ、やった

オレは外へ出る前に、屋敷の廊下を振り返る

雪乃が監禁されている応接室はすぐそこだ

玄関からは、そんなに離れていない

オレは、アニエスと一緒に玄関の外へ

真緒ちゃん、渚、マナ、瑠璃子イーディまでが付いてくる

今日は、良い天気ね温かくて良かったわ

青い空五月の太陽が輝いている

お兄ちゃん、こっちの芝生のところがポッカポカで気持ちいいよっ

マナが、オレたちを誘う

アニエスは、心配そうに周囲を見廻しながらオレにしがみついている

ほら、なにもこわいことなんてないって

真緒ちゃんが、アニエスに微笑む

そうですよ、アニエスさん今日はお天気、とっても気持ちいいです

ああ、ここの芝生がずっと続いて中庭の方にまで生えているんだ

どうしたんですマナさん

瑠璃子の問いに、マナは

あ、あたしね、はじめての時は、中庭の芝生でお兄ちゃんにレイプされたのっそうだったんだよねっ、お兄ちゃんっ

マナは、とんでもない笑顔でそう言う

初めてがお外

うんまたしようねっ

いやあの、マナ

お外だとさすっごいドキドキするしホントに、お兄ちゃんにメチャクチャにされちゃっている感じなのっあ、ルリお姉ちゃんも、そういうの好きなんじゃないっ

うん想像してみてっお兄ちゃんと、お外でセックスするって

でも泥だらけらなっちゃいますよ

それがいいんじゃんっ

マナは、ニヒヒと微笑む

泥だらけにならないでする方法もあるのよ立ったまま片足を上げたり、後ろからしたりとか

まあ、確かに緑の中で、新鮮な空気を吸いながらするのって、気持ちいいわよ開放感があるし

瑠璃子が、オレの顔を見る

それでしたらわたくしも、してみたいですお兄様

ママ、なんのはなしをしているの

真緒ちゃんが尋ねる

ええっとそうねえ

もしかして、おとなのはなし

真緒ちゃんが、不機嫌そうに母親を見上げる

真緒おとなのはなし、きらーい

あ、ごめんね、真緒ちゃんもう、真緒ちゃんの判らない話はしないからっ

マナが、真緒ちゃんの頭を撫でながら詫びる

うんほら、そっちの芝生に座ろうアニエスちゃんも、こっちに座ろうよ

マナが、オレの腕の中のアニエスに、そう言うが

あ、ちょっと待って、マナちゃん車の中にレジャーシートがあるからそれを敷いてから座って

パタパタと渚は、自分の車へ向かう

麗華は、ずっと運転席の中に閉じ籠もっていた

渚が、トランクからシートを取り出しながら麗華と何かを話している

はーい、お待たせ

子供向けのイヌの絵の付いた可愛いレジャーシートだった

ありがとう、渚さんアニエスちゃん、こっち来て

マナがアニエスを誘う

大丈夫だよ怖くない

オレは、アニエスをシートのマナの隣に、下ろしてやる

あ、あなたそこじゃなくて、こっちの影になっているところの方がいいわ

どうしてお日様がポカポカしてて、気持ちいいじゃん

マナが、疑問を持つが

あんまり直射日光を浴びるのは、よくないと思うのよだから

ああ、アニエスはずっと地下室の中で暮らしてきて

日光は、天窓から差し込む光しか浴びてきていない

こうやって外の光で見るとマナや瑠璃子と比べたって、青白い肌をしている

白人とのハーフということを間引いても白過ぎる

ちょっと、待ってあたしの帽子があったと思うから紫外線が眼に悪いのよ真緒も帽子を被りましょうね

再び、渚は車の方へ

あれ、麗華が車から降りている

手に、コンピューターのパッドを持って立ったまま、液晶画面を読んでいる

はい、これちょっと大きいと思うけれど

渚は、アニエスにつば広の帽子を被らせた

こういう、おしゃれな感じの麦わら帽子は、何て言うのが正式名称なんだろう

真緒ちゃんもお揃いの麦わら帽だ

うん、これでいいわね

渚は、いつもこれを被っているの

ええ陽射しが強い時は紫外線は、お肌の敵だからっ

じゃあ、しばらくみんなでアニエスと遊んでいて

うん、あ、真緒アニエスちゃんに、四つ葉のクローバーをとってきてあげるっ

真緒ちゃんが、すっくと立ち上がる

あ、待って、マナも行くっ

どうぞアニエスさんは、わたくしが一緒にいますから

レジャーシートの上に、アニエスと瑠璃子

マナと真緒ちゃんは、クローバー探しと別れる

あれイーディは

あそこにいるわあなた

渚の指差す方向を見ると

イーディは、庭の樹に向かって何やら格闘のポーズを取っている

瑠璃子庭の樹を折ったりしないように言ってくれ

瑠璃子がすらすらと英語で話す

イーディーも、何か答える

大丈夫ですわイーディさんは、樹と対話しているだけだそうですから

樹と対話する

そのまま樹に向かってスッと手をかざす、イーディ