アニエスそれ、誰が教えてくれたの
克子お姉ちゃんですの
大人になるまで待たないと、判らないことはいっぱいありますのでも、すぐには大人にはなれませんのゆっくりですのたくさんご飯を食べて、たくさん眠ってたくさん、色んな人のお話を聞いて、たくさんお勉強しないといけませんのだから慌てないで、我慢ですの
良いこと言うね克姉はさ
寧がニコッと微笑む
メグちゃんは、ヨッちゃんのこと嫌い
そんなはず無いじゃないですか
この家族の中に居たい
はい居たいです
そう答えたメグに寧は
だったら、食らいついていくしかないんじゃない
食らいつく
あたしたちもそうだから自分たちのできることを、必死で探してヨッちゃんとこの家族のために何ができるか毎日、食らいついているだけだからさ
寧の言葉にメグは黙り込む
あたしたちが、メグちゃんより才能があるから、色んなことをやっているっていうんじゃないんだよあたしたちは、あたしたちで必死なだけだからさ
か細い声で謝った
オレは、メグを抱き締めてやろうと思ったが
ヨッちゃんから動いちゃダメだよっ
寧がオレに釘をさす
自分から食らいつかせないとメグちゃんのためにならないから
アニエスなら、幾らでも抱き締めてあげていいんだよでも、メグちゃんはアニエスちゃんより、ちょっぴり大人のはずだからさ
そうそう次は、マナの番のはずだよ
月子さん交代してくれる
月子が、オレと離れる
好きだよお兄ちゃんお兄ちゃん愛してる
マナは、オレを抱き締め情熱的にキスをした
この感触が好きお兄ちゃんとのセックスも大好きだけどお兄ちゃんはいつも絶対に、マナをギュッと抱き締めてくれるから
オレの胸にすりすりと頬擦りした
絶対に離れないからねお兄ちゃん
マナの眼は本気だった
これが、食らいつくってことだよ
お兄様マナさんの次は、瑠璃子が予約致します
瑠璃子がマナの次の抱擁を求める
あたしは寧ちゃん、替わってあたしも自分が抱き締められるより、背中から旦那様を抱き締めてあげたいですわ
はーい、ミィちゃーん
寧がみすずに場所を譲る
ぱ、パパルリお姉ちゃんの次、アニエスもいい
アニエスもオレに食らいついてくる
メグはまた、考え込んでいる
落ち込んでいるのは、判るけれど
今はオレから声を掛けるなと寧の眼が、言っている
ぷはぁぁ
熱いですわ
熱いノネ
サウナ室からルナ、夜見子、イーディの3人が出て来た
うちの父はそこそこ良い会社にお勤めだったのですが
そこの同期会の人たちと川越の町を散策
オレ1人だと、よく判らなくなっちゃうかもしれないからお前、案内係で付いて来てくれ
ということで最終的に、年輩の方たちを引率して参りました
メンバーは、男5人と女の子が2人来るから
えーと昔の女の子ですね
父の昔の部下ですから
70歳近くの女の子2人と
80歳近くの男性が5人
しかも、皆さん、元・部長さんとか子会社に出向して、最後はそこの会長さんになられた方とか
ぶっちゃけ同期で父が一番、出世しなかったようで
私元、演劇の裏方でその後は、ずーっとワーキング・プアなんですが
話は付いていけないし昔の会社のこととか判らないし
歩みはみなさん遅いし眼を離すと、行方不明になっちゃうし
観光地図を片手に、知らない町を案内して
食事や休憩のお店を探したり
会話は基本的に、病院と手術とお知り合いが亡くなったという話ばかりですし
くたびれました
こんなに、精神力と体力が削られるとは
ちなみに、川越には等身大の天海僧正像があります
692.くちゃいですの
いかがでしたかイーディ
ルナと夜見子と一緒に、サウナ室から出て来たイーディに美智が尋ねる
NO PROBLEMバッチリネ
イーディは笑顔で、そう答えた
そうですかでは次は、わたくしたちの番ですあちらへ参りましょう
美智は、月子を見る
あちらってサウナ室か
月子は、そう言って湯の中から立ち上がろうとする
何の話なんだ
オレは、不思議に思った
サウナ室に連れて行って何をしているんだ
力のコントロール特に、スイッチのONとOFFのやり方を教えていたのネ
イーディが、オレに答える
先ほどの一件で、鷹倉様たちは、わたくしたちと心を通じ合わせましたからある程度の制御の方法はご理解いただいているようですが
これから先は完全に力をCUT OUTできるようになっておかないと大変なのネ
力を完全に止める
そうでないとツキの巫女の力は、やたらと周りの人の心の声が聞こえて、うるさいです
完全にカットできないと何かの拍子で、力がアクティブになってしまったりするネそんなんだと、電車とかエレベーターとか、乗れなくなるヨ
周りの人の心の声が、雑音みたいに響いてきたらうるさくてたまらない
ラジオとかと同じネ電源が入っていたら、音量をミュートにしておいても誰かがぶつかったりして、音量ボタンに触れたら最大音量になっちゃったりスルヨ
例えば、たまたま肩がぶつかったとかでも相手の心が、読めてしまう
初対面の知らない相手の心とかが、わーっと自分の頭の中に入り込んで来たら
ちょっと、困るよな
ヨミの巫女の力も同じです昨日までの夜見子様なら、力によって直接対面している場では相手を従わせることはできても時間が経てば、力の効力は薄れますその程度の能力でした
ああ、命令されても家に帰った頃には、何でオレ、あの女の子とあんな約束をしたんだろうぐらいになっている
だから、京都で夜見子に力で命令されたていた、みすずは東京に戻ってきたら、夜見子に対する激しい違和感を感じていたんだ
夜見子の力が絶対だったら命令は、当然なものだと認識したままになるだろうから、あんな違和感を感じるようなことは無いはずだ
でも、これからは違うネちゃんと、力をカット・オフしておかないとジョークの1つも言えなくなるネ
ああ日本人を皆殺しにする虐殺皇女みたいなことになっちゃうんだねっ
寧がよく判らない例をあげて、納得する
つまりさっ友達とケンカして、つい死んじゃえ、バカとか言ったら相手が
だから、きちんと力の電源を切っておく方法を覚えておかないといけないノネ
イーディは、言った
わたくしとイーディの技は、気を扱いますからやはり、能力のオン、オフの切り替えを習得しております
美智とイーディは気を察知する
しかし、24時間いつでもどこでも、気を張り詰めていたら疲労は極限に達するだろう