あの人が、どうかしましたの
夜見子さんも、その男を見る
あの人に今、オレに触られているみたいに、おっぱいを触られると想像して下さい
な、何でです
オレは、夜見子さんの乳輪を指でこねる
ちょっとそんなことしないで
夜見子さんは抗議するがオレは止めない
誰だか知らない、今、見たばかりの男にこんな風に裸のおっぱいを触られるんです想像して
そ、そんなの嫌よ
夜見子さんは、ブルッと震える
では、その2つ向こうのテーブルに居るスーツ姿のオジサン見えますね
そこには40過ぎの小太りでハゲのサラリーマンが居た
アイスコーヒーを飲みながらハンカチで額や首の汗を拭っている
想像して下さいあの男の人に舐められるこんな風に
オレは、夜見子さんの耳の後ろをペロリと舐める
背筋をビクッと振るわせる夜見子さん
想像してあの人に、夜見子さんは裸の全身を舐められるんです
オレは、夜見子さんの耳にそう囁いて白い首筋をペロペロする
い、いやよ気持ち悪いわあんな人に舐められたくなんてないわよ
震えながらも夜見子さんは、中年のサラリーマンから視線を外さない
じゃあ、その後ろのお爺さん見えますよね
後ろの席では痩せた老人が座っていた
顔はしわくちゃで白髪で角刈り、作業ジャンパーの下に白いポロシャツズボンは青い制服風
ああ工事現場の警備員さんなんだな
ズボンだけ、警備員の制服のままで上だけ着替えたんだ
想像して下さいあのお爺さんに身体中を触られる裸の素肌を舐められるさっきオレがマナとした行為セックスをさせられる
オレは自分のズボンのジッパーを下ろして
勃起ペニスを取り出す
な、何をしますの
いいから触って下さい
オレは、無理矢理に夜見子さんの手を掴み
い、嫌よ怖い
怖くても触ってほら、握るんだ
オレはオレのペニスを、無理矢理に握らせる
あ、熱い
夜見子さんは、男性器の熱さを知る
ほら窓の外に眼を戻して
オレは、オレの勃起を握らせたまま元のコーヒー店の人たちを見るように指示する
あそこにいる男の人たちにもみんな、これが付いているんですよ今、夜見子さんが触っているみたいに、オチンチンを硬くするんです
そしてこの硬くなったモノを、夜見子さんの中に入れるんですお腹の中をゴシゴシ擦って赤ちゃんの素をドクドク流し込むんですさっき見たでしょセックスです
セックス
夜見子さんが、ゴクリと唾を呑み込む音が聞こえた
夜見子さんは、あのお爺さんとセックスできますかあのお爺さんが、どうしても夜見子さんとセックスしたいと言ったら
さっきのマナみたいに裸になって裸を見られて全身を舐められて、オチンチンを入れられるんですよ
あのお爺さんとはできないのならそっちの太ったサラリーマンとは
もっと嫌よあんな人に触られたくない裸を見られるのも嫌ですわ
吐き捨てる様に夜見子さんは言う
じゃあオレとは
ハッとしてオレに振り向く、夜見子さん
夜見子さんはオレとセックスできますか
怯えた眼でオレを見ている
オレに乳房を弄ばれたまま
オレの勃起を握りしめたまま
こ、怖いですわたくし
できない
わ、判らないですただ、怖いんです
オレのペニスを握りしめる手に、ギュッと力が入る
オーケイです放していいですよ
オレも、夜見子さんのおっぱいから手を放す
夜見子さんは、ショックで呆然としたままだ
もう握ってなくていいって言っているんですよ
ずっと握っててくれても、別にいいですけれどね
そこまで言われてようやく、夜見子さんは慌ててオレのペニスから手を放した
夜見子さんは、緊張でジットリと汗ばんでいた
夜見子さんよく聞いて下さいもし、あなたが娼婦になったらあなたは、セックスする相手を選べないんですよ
オレは、夜見子さんの眼を見てそう言う
選べないってどういうことですの
夜見子さんは真剣な眼でオレを見ている
娼婦の仕事は男とセックスすることです裸になって身体中を触られ、舐められ、硬くなったオチンチンを差し込まれ精液を流し込まれるんです夜見子さんとセックスしたいと申し込んで来た男全てと
実際にはミナホ姉さんが、客をチェックする
黒い森は、政財界の大物を顧客としている高級娼館だ
支払い能力の無い者や、品格の無い客はミナホ姉さんが追い返すだろう
だから、誰も彼も無差別に夜見子さんの身体にむしゃぶりつくということは無い
だが娼婦というものはどういうものかということについて
オレは、その本質を夜見子さんたちに理解してもらいたいと思った
今、見た赤いシャツの男の人太った中年サラリーマン痩せたお爺さんいや、今、この車の前を歩いているありとあらゆる男の人その誰もが、夜見子さんとセックスする可能性があるんですオチンチンが付いている人なら誰でも
どうして、そんなことになりますの
どんな男とも、望まれればセックスするのが娼婦だからです
本当はそこには金銭のやりとりが存在する
しかし、それはわざと伝えない
ところで、夜見子さんは男性とキスしたことがありますか
当然、そうだろう
じゃあ、想像して下さい今、この車の周囲にいる男の人全員とキスすることを
とことん生理的な嫌悪感を感じさせる
ほら、向こうからサラリーマンが3人並んで歩いてきますよね夜見子さん、あの人たちにキスしてきて下さい
そんなのできないですわ
キスぐらいできないと、セックスなんて無理ですよセックスができないなら娼婦にはなれません
オレは冷たく言う
夜見子さんあなたは、ジッちゃんに娼婦になると約束したんですよね
娼婦になって、身体で負債を返すと
では、娼婦になるためにセックスの練習をしましょうどうぞ、あそこにいる男の人とセックスしてみて下さいそっちで電話しているオジサンとも若い人、老人、太っている人、痩せている人、でっかい人、背の低い人色んな人とのセックスを経験した方がいいですね
ゾッとしている夜見子さん
そうとりあえず、今夜中に10人いや、20人とセックスしてみましょうか何しろ、明日にはジッちゃんに結果報告をしないといけないんですから
じゃあ、夜見子さん裸になって車の外に出て下さいそして大きな声で、わたしとセックスしたい男の人は並んで下さいって、みんなに言って下さいそして、並んだ人全員とセックスしてみましょう
夜見子さんの顔は、蒼白になっていた
い、嫌ぁぁヨミ、できないそんなの
へえ、できないんですか
オレは太い声で刺すように告げる