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そうかしらあたしには、すっごくリアルに聞こえるんだけれどさ

不安そうな愛さんに、可奈センパイは言う

そうやって、何人もの男にヤられまくっていくうちに今のあなたの可愛らしさなんて、消え失せちゃうわよまあ、下地は美人のまんまでしょうけれどヤサグレて、みっともなくなってくわあれね動物園の檻の中で、神経をやられて円形脱毛症になったフラミンゴみたいな感じよね元は綺麗なハズのものだっからこそ、かえって無残さが目立つことになるわ

それもリアルだわ

可奈センパイの言葉に愛さんは、ゾッとした表情をする

まそれでもまだ、世話をしてくれるお母さんが元気なうちはいいわよでも、あなたを守ってくれる人がいなくなってしまった後はあなたみたいな子は、急激に劣化するわよおしゃれもお化粧も、自分1人ではちゃんとできないんでしょうからただでさえ、どんどん 年だけ取って、若さも瑞々しさも失っていくんだしね

克子姉は、さらに愛さんを追い込んで行く

そうねそれでも、25歳までに結婚できたら、まだ違うかもねそれも、お母さんに何とか、お金持ちの人を探してもらってまだ、あなたの可愛らしさが残っているうちにゴールインできちゃえば

け、結婚に、25歳までに

そうよあなたみたいな、ポワワワーンとした可愛らしさは、25歳が限界よそれより上で、まだそんなオドオド・キャラやってたらそういうのが好きなマニアしか寄って来ないわよ可奈さんとかはマニアは好き

克子姉が、可奈センパイに尋ねる

間に合っています

寧ちゃん、可奈サンに座布団1枚

寧が、その辺にあったクッションを、可奈センパイに手渡す

可奈センパイは、そのクッションを自分のお尻の下に敷いて

でそれから、愛はどうなります

えーとね

克子姉は先を続ける

何とか結婚できたとして今のお母さんの代わりに、お金持ちの旦那さんに依存することができれば、この子としては幸運なんでしょうね

あ、あたし結婚が幸運

あでも、やっぱりダメか

ええうっ

突然の克子姉の言葉に、愛さんは絶句する

うーんあなたみたいな子の場合は結婚生活は、長くは続かないわよねほら、あなたって、結局、自分のことだけが大好きなわけだから自分の奥さんが、自分のことを全然愛していないって気付いたらどんな旦那さんも、離婚を決意するんじゃないかしら特にお金持ちならあなたがダメなら、次を探せばいいわけだし

どんどん克子姉は論理《ロジック》を使って、愛さんを追い詰めていく

ほら元芸能人でさ、IT関連社長とか、青年実業家と結婚した女の子たちはみんな、そんな感じで離婚しているじゃない結局、お金だけじゃ上手くいかないのよそれに、今時の男はさどんなにカッコ良いことを言っていても、イザとなると、あなたのお母さんのようにはあなたのことを守ってはくれないわよあの人たちだって重荷になれば、あっさりとあなたのことを切り捨てるわ結婚相手だって、結局は他人なんですからね

愛さんは落ち込んでいる

本当に、このテキトーなシミュレーションが、自分の未来を指摘していると思っているんだ

この子本当に、メンタルが弱いな

で、離婚したのが20代後半から、30代過ぎぐらいだとするわよねその頃のあなたは、どんなになっていると思う

学生時代から、次々とヤリチン男たちに弄ばれてバツイチもう、お肌の張りもなくなっている今の可愛さなんか、欠片も残っているわけがないわあなたのご両親も、もう高齢であなたのことを助けてはくれないそんな女、その先、誰が相手をしてくれるのかしら後は醜く老いていくだけよねどうするあなた諦めて、死んじゃう

今時の女性は20代後半から、30代なんて、まだまだみんな綺麗だっての

でも、16歳の愛さんは

今現在、とっても瑞々しい潤いと可愛らしさに包まれている愛さんは

克子姉の言葉をあっさりと信じてしまう

あ、あ、ああたしあううう

あたし、どうしたらいいんですって聞いていますけど

ルナが翻訳する

知らないわよあなたの人生だものあたしが知ったことじゃないわ

克子姉はフフッと笑って愛さんを突き放す

ほ、星崎せ、先輩

愛さんは、可奈センパイに振り向くが

ゴメンあたしも、愛の人生にまでは責任持てないし持ちたくないていうか、愛がヤリチン男にと付き合った段階で、関係を断ち切るわよ

可奈センパイも、愛さんに冷たい

あううっあのでもあたし

そんな人とは、お付き合いしませんって言っていますけれど

愛さんの言葉をルナが代弁する

今は、そうでもそのうち、そうなるわよ今のまんまの他人に頼ってばかりの愛ならさ

きっぱりと可奈センパイは言った

うんそうだねえ今の愛ちゃんみたいにずっとオドオドして、誰かが助けてくれるのを待っているってのはさ言い換えれば、常に人に自分の弱みを見せているってことでしょ

弱みを晒している以上は悪い人たちの食い物にされるのは、仕方ないことだってば隙を見せれば、襲って来るのは当たり前だから世の中って、厳しいから

そうねホント、愛の場合は今まで、たまたま運が良かっただけなんでしょうねでも、こんなのずっと続くわけないわ悪い人っていうのは、どこにでもいるんだから

今、愛さんを取り囲んでいるオレたちは

間違いなく、悪い人だ

で、でもあ、あのあたし

あ、いいの、いいの愛ちゃんの意見とか、あたしたちはどうでもいいからっ

寧が、ニヒッと笑う

だって、愛ちゃんはどうせ、自分からは何もしないもの今だって、そうやって弱い自分をあたしたちに見せて、どうにか助けてもらおうとしているだけでしょ自分から、自分自身を変えていこうっていう意思は全然無いんだよね

あううう

というよりこのお姉さんの場合は、自分の何が悪いのかもなぜ、自分が変わらないといけないのかもどうしたら、自分を変えることができるかも全て、理解していないみたいです

そりゃ、そうだよこんな風に、切羽詰まって自分の人生を顧みたことが、今まで一度も無かったんだろうからさっ

寧は、そう言ってオレを見る

だからこの子に、自己改革を求めるのは無理だよヨッちゃん

克子姉から、自分の暗い未来についてのシミュレーション結果を聞かされて

それで、不安になってはいるけれど

だからといって、自分の生活を改めようとか

自分の人生について、もっと色々と考えてから行動しようとかは

思わないんだろうな

結局、この子は頭でものを考えて生きている子じゃないから肌であ、何か今のあたしはヤバイかもって感じたら、助けてくれそうな人に寄っていくただ、それだけで世の中を渡って来ちゃった子だからさっ