そうね愛は、自分からはどうにもならない子なんでしょうね
寧、可奈センパイ
じゃあ、どうするのオレたちは、このまま愛さんを放り出すのか見捨てるの
オレの言葉に愛さんが、ブルッと震えた
いや、オレの言葉の内容を理解しているんじゃない
ただ単に見捨てるという言葉に、反応しただけだ
それはあなた次第よ
あなたこの子が欲しいどうする
今の愛さんはね言ってみれば、道に落ちている500円玉みたいなものなのよ
愛さんが500円玉
見ての通り今のこの子は、可愛いわこのまま、放っておいたらこの可愛らしさは、萎れていくだけでしょうけれど、あたしたちならもっと輝かせることができるわ
さっき、あたしはこの子にあなたの人生なんだからって言ったけれどどうせ、この子、自分の人生を失敗するわよそれは、あなたももう判っているわよね
オレは愛さんを見る
この期に及んでも下を向いて、うつむいているだけ
誰のことも、自分からは見ようとはしない
相変わらず、おどおどしてか弱い自分をアピールしている
誰でもいいから、自分を助けてくれる相手を待っている
ただ待っているだけ
こんなんでやっていけるハズがない
こういう子たちもいるのそして、ただ可愛いだけの子には、こういう子が多いのあなたにだって、助けられないわよだって、自分から助かるための努力はしないんだからその方法も、どうしてそうしないといけないかも理解できない子なんだから
だから、愛さんを見捨てろってこと
このまま放り出せと
違うわ世の中には、こういう箸にも棒にもかからないどうしようもない子がいるってことを、まず理解してあなたも、寧ちゃんたちも
寧と可奈センパイそれに、イーディとヨミとルナが頷く
でも、愛さんの可愛らしさには価値があるわよね多分500円玉と同じくらいの価値だと思うけれど今のこの子は、本当に道端に落ちているだけの子なのよあなたは、この子拾う
オレが愛さんを拾う
あなたが拾わなければきっと、誰かが拾うわそれは、さっきのあたしの馬鹿話の通りのヤリチンのクソバカ男かもしれないしたまたま、良い人に巡り会うかもしれないそれは、判らないけれど
あー、克子お姉ちゃんあたしは、ヤリチンだと思うなー
あたしも、そっちに賭けます
寧と可奈センパイが言う
まあ、何にしてもあなたが拾わなくても、誰かがこの子を拾うわそして、その結果、幸せになろうと不幸になろうとあなたには、一切関係が無いだって、あなたはこの子を拾わなかったんだから
でも、今はあなたは、決めることができるわこの500円の価値しかない、可愛いだけの女の子を拾うか、見捨てるかあなた自身で
あ、あのあたしあたしは
愛さんが、何か言っている
ごめん、ただパニックになっているだけだからボクにもよく読めないです
ああ、ただ肌で感じているんだ
このままだと、自分が大変なことになっちゃうんじゃないかって
でも拾うって言っても
オレが拾ったら、愛さんはどうなるんだ
判らないのヨッちゃんあたしたちには、ヨミちゃんがいるんだよ
はーい、ヨミでーす
ヨミがニコッと微笑む
この愛ちゃんはさ自分というものが、全く無いんだよ自分でこの先どうしたいのか、どうなりたいのかのイメージもプランも、何も無いただ、ポワワワンと、こんな風になればいいなーって夢想しているだけの女の子なんだよ
だからこそ、オレはオレたちは、愛さんに何もしてあげることはできない
愛さん自身が、何も持っていないからだ
例の愛さんが好きだというテニス部の先輩を今のカノジョと別れさせて
愛さんとくっ付けたとしても
愛さんは、オレたちに感謝すらしないだろう
ポワワーンと何となく望んでいたら、いつの間にかそうなったとしか、感じない子なのだから
だからオレたちにはどうすることもできないじゃないか
えー、何でヨミできるよっ
ヨミならこのお姉さんの意識から、変えることができるんだから
巫女の従わせる力か
わたくしなら、このお姉さんを全然、違う人に変えられるよそれこそ先生の望む通りに
オレの望む通りに
そういうことよこの可愛いだけとか取り柄の無い子はあなたの望み通りに、改造することができるわ
でもそんなこと
してもいいものなのか
だから言ったでしょこの子は、道に落ちている500円玉だって拾って、活用するかどうかは、あなた次第よ
でも、あなたが拾わなければ、誰かが拾うそれだけよ可愛そうだとか、思わないでねこの子が、そもそも何も無いことが問題なんだから
相変わらず、下を向いて震えている
オレたちの会話に怯えているんじゃない
ただ、この緊迫した状況に恐れているだけだ
あなたが、いらないならそれでいいわあたしも寧ちゃんたちも、この子からは手を引く後のことは知らないわこの子が、この先どうなろうとね
もう一度克子姉は、オレに言う
これからのあなたは、何度もこういう選択を迫られるのよそして決めないといけないの拾うか拾わないかそう思って決めなさい
ヨッちゃん、正直になろうよ
もう一度、愛ちゃんをよく見て
可愛いよね正直に答えて、愛ちゃんとセックスしてみたい
愛さんが、ブルルっと震えて驚きの余り、オレを見る
ああ、こういう眼をしているんだ
正面から見ると
二重の大きな綺麗な瞳をしている
この顔を、セックスで感じさせてみたいな
オレは、愛さんの笑った顔も見てみたい
やりたいよ、セックス
だから拾うよオレは愛さんを
待ってましたっ
ヨミが、パンッと手を打ち鳴らす
ルナが、ヨミの肌に触れて力を加速させる
びっくりした愛さんがヨミの眼を見た瞬間
ロック・オン
巫女の力が迸るッッ
付き合った男を次々とストーカ化させる女は実在します
しかも、男は途切れない恐ろしい
母に付き合って、新橋演舞場で芝居を観てきました
というか、母は店をやっているのですが
区の商店街連合会の貸しきり観劇会でした
区長の挨拶から、始まるという
わけがわからない
開演時間は4時からなのですが
母チケットは、劇場へ行ってから引き替えてもらう方式だから
母だからあなた、午後1時30分に行って引き替えてきて
私え、何で開演は4時なんだろ
母せっかくなら、なるべく良い席で見たいじゃない
というわけで、昼前に都知事選挙に行って
それから1人で先行して新橋演舞場へ
でも、あの辺は何も無いんですよね時間を潰せるところが
雪が残っていて、寒いし