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よし、良い傾向だ

ハッキリと、自分の気持ちを相手に話すようになっている

したくなくても、しょうがないだろ愛とオレはセックス・フレンドなんだから

オレは当たり前のこととして設定を話す

愛はセックス・フレンドってのは、何をする関係だと思う

率直に事実を答えろ

せ、セックスだと思います

そうだセックスするから、セックス・フレンドだで愛は、さっき宣言したよなオレとセックス・フレンドになるって、みんなの前で誓ったよな

オレは、オレたちの様子を見ている寧たちを愛に示す

証人は、幾らでもいる

そ、それはあ、あなたが

あなたって誰だ

よ、吉田くんが愛に無理矢理、そう言わせたから

苦しそうな愛

最後まで言えよ言わせたから何なんだ

あ、愛は言わせられただけでホントに吉田くんと、キスもセックスもしたくないのおっあああああっ

また再起動

はうぅぅ

思考停止に逃げることは、許さない

明瞭な思考状態に、引き摺り戻す

愛の気持ちなんて、関係無いんだよだって、オレたちは愛、オレとお前の関係は何だ

せ、セックス・フレンドです

オレたちがセックス・フレンドだという設定は、ヨミによって愛の心に刻みつけられている

ただのセックス・フレンドか

いいえ愛は吉田くんがしたくなったら、いつでもどこでもせ、セックスしないといけなくて吉田くんの許可が無い限り、他の人と付き合ったり、セックスしたりしてはいけないんです

何度パニックを起こそうと

オレが愛に下した命令は、愛の心と記憶に刷り込まれたままとなる

だから、諦めろ

で、で、ででも、あたしは

愛の気持ちがどうかなんて、オレの知ったことじゃないんだよ

世の中優しい人たちばかりじゃない

愛の気持ちを察して、何でも愛の望むように手を貸してくれる人ばかりじゃない

さあキスだ

あううううっあうううううっ

オレが近付くと、愛は恐怖にガタガタと震え出す

愛の震えが止まる

ほら、ちゃんとオレを見ていろ愛

愛の美しい顔が、オレを見ている

恐怖に少し引きつった蒼い顔だけれど

愛は可愛いな

ホント、可愛いよ愛は

オレは、硬直している愛を抱き寄せそっと、その柔らかな唇にキスをした

1秒

2秒

3秒

はわわわわわわわわわわっっ

突然愛が暴れ出す

オレのことを両手で、ポカポカと叩く

オレは急いで、愛から身体を離した

ほ、ホントにしたぁぁっ

愛が嫌だって言ったのにホントに愛にキスしたぁぁっっっ

ポロッポロと大粒の涙を零しながら愛が喚く

嫌いっ嫌い嫌い嫌いッッあんたのことなんかダイッ嫌いうわぁぁッッ

愛の涙が、ピタリと止まる

怒りに燃えていた心は、圧倒的な量の消火剤をブチ込まれて鎮火されてしまう

あ、あううう

動くな喚くなそのままだ愛

オレは、もう一度愛を抱き締めキスする

ううううう

うん、この子小柄だけれど

抱き心地は良い胸も結構あるな

オレはチュパチュパと舐めるように、愛の唇を吸っていく

力を抜け、命令だ身体をオレに預けろ怖いことはしないから

愛の眼は、まだオレを睨んでいる

だけど、オレの命令のままオレに抱かれて、好きに唇を吸われていた

愛舌を出すんだほら、命令だぞ

くううっ

小さな唇から生々しいピンク色の舌が出る

オレは、その愛の舌を啜った

あ、あううううううううう

愛は、オレにヤラレ放題になっていた

オレは片手で愛の首の後ろを支えてじっくりと、愛の口の中を堪能していく

シャッター音の方を見ると、寧がデジカメで写真を撮っていた

はーい、記念すべき愛ちゃんのファーストキス記録したよーんっ

ニコッと、寧がそう言った瞬間

あああっわががががががあああああっ

愛がオレにキスされたまま、暴れ出す

オレは、愛の唇から口を離し愛の耳に、そう囁いた

また、愛の心と身体がスワッと弛緩する

よーし、よし、可愛いぞ愛

オレは、再び力の抜けた愛を抱き締め

キスを再開する

今度は、身体も弄った

愛の細い背中を撫で下ろし丸いお尻の感触も楽しむ

抱き締めているから、おっぱいの方には手が回せないけれど

長いキスが終わるまで愛はパニックを再発させなかった

オレは、愛から唇を離す

オレをずっと見ていろと命じたまんまだから

愛の瞳は、オレを見つめたままだ

オレもすっかり脱力した愛の顔を見ている

な、何でこ、こんなことに

愛が、そう呟いた

さあなこれも、まあ運命なんだろうな

オレは、笑って愛にそう答えた

しっかしさ

ずっとオレと愛の様子を見ていた可奈センパイが口を開く

ノブって、ホント、面倒見が良いって言うかよく、そこまで相手をしてあげるよねえ

普通の男ならさ絶対服従なんだよもう、とっくに愛が泣こうが喚こうが、強制的にレイプとかしてるんじゃないの

そ、そうかそうなのか

ヨッちゃんはさ、手間が掛かるからメンドくさいとか、そういうのは全然考えない子だからねえ

時々、感服するわこの人の我慢強さにはメグちゃんや、他の子のことでも一度も、投げ出したりはしなかったものね

メグや雪乃や、最初の頃のマナや瑠璃子や、それから

オレの女は、みんな手間と時間の掛かる子ばかりだったもんなあ

だから、愛のことだってオレは全然、大変だとは思わない

マ、結局、アイもDarlingとのキスに慣れてしまったようダシネ

こうやってオレがまた、チュッと愛の唇にキスしても

愛は呆然としたまま、オレのキスを受け入れている

嫌がることも、パニックを起こすこともなくなっている

どうしたんだ、愛

オレが、愛の頬を撫でながら、尋ねると

何かもうどうでもいいんですあたし

愛はファースト・キス奪われちゃったからもう

ハァと小さく息を漏らす

それだけじゃ判らないよ何がどう、どうでもよくなったのか、オレに判りやすく説明しろこれは命令だからな

愛は、ムッとした眼でオレを見る

あ、あたしはファースト・キスは好きな人としてそれで、それで愛は、誰よりも幸せになるはずだったのにあ、あなたに

よ、吉田くんに奪われちゃったからだから、もう愛は絶対に幸せな子にはなれないんです

全然、判らん

論理が、あちこちで飛躍しまくっている

ああ、なるほどねホントに夢見る夢子のオコチャマなのね愛さんは

この子はね一度も傷を負わずに、完全完璧に綺麗な心と身体のまま、自分が幸福になれると信じていたのよ

だからつまり、この子はこの子の初恋の人とそれも、向こうからロマンチックに告白されてそして、夢のようなファースト・キスをしてそれからも、そのまま辛いことや悲しいことは、何も経験しないで一生、幸せに生きていけるって信じていたのよそういう人生ロードを自分は突き進むものだと、信じていたのよ