うんあなたは、旦那さんの山登りの趣味が嫌なんですね
ルナが愛のお母さんを見て、そう言った
いつも、旦那さんが友達と一緒に、山へ行ってしまって取り残されるから
愛のお母さんはギョッとする
ああ、若い頃からそうなんですね旦那さんとは見合い結婚でああ、あなたのお父さんも、旦那さんと同じ会社に勤めているんですね
愛の母方のお祖父ちゃんもお父さんと同じ会社
だから、あなたは旦那さんが、出世のために嫌々、上役のお嬢さんと見合い結婚したんじゃないかって思っているんですね昔から、あなたの旦那さんはお休みになると大学時代からの登山仲間に会いに行ってしまうから夏休みも、山へ行ってしまってあなたの相手はしてくれないから旦那さんは、あなたを一度も山登りに誘ってくれないから
ルナが、愛のお母さんの心を読んでいく
心を開きなさいそして率直に思っていることを話しなさい
ヨミがそう命じる
夫に誘われても、あたしは行きません山なんて
愛のお母さんは、そうポツリと呟いた
あの人はあたしのことなんて、初めから愛してはいなかったんですよ
だからあなたは、娘さんを溺愛しているんですね娘さんだけを見て娘さんの世話をすることだけに人生をかけて
娘だけがあたしの生き甲斐ですから
まだ、ダメネちょっと待つノヨ蒸らした方が、お茶は美味しいノネ
台所から、愛を叱るイーディの声がする
でも、何から何まで、お母さんにしてもらっている愛は人に頼るだけで、自分では何もできない子になっています
それが何だって言うんですっあの子には、あたしが付いているんですこれからも、ずっとそうだから、いいんですっ
よその人が、口出しすることでは無いわよっ
鋭くオレに怒りを向ける愛のお母さん
心を読まれたこと、自分の恥ずかしい思いを公表されたことその怒りがオレに
オレは、口を出すつもりはありませんただ、愛にオレのチンコをブチ込むだけですから
あ、あなた何を言っているのよ
愛はもうお母さんの小さな娘じゃないんですもう、高校生ですからセックスだってしますよ
そんなことあたしが許しませんっ
許すとか許さないとかじゃないんですよオレが、愛を犯すんですから
あ、あなた何の権利があって、そんなことを
お母さんが、憎しみの眼でオレを見る
権利とかじゃないですもちろん、義務でも無いおたくのお嬢さん愛は、とっても可愛いじゃないですか誰が見たって高校生なら、みんな、愛とセックスしたいと思ってますよオレもそうですだから、するんです
絶対に許さないわっけ、警察を呼びますからっ
お母さんは、ブルブルと震え出す
あの子は愛は、あたしの全てなのよっ絶対に、あたしがママが守るわっ
ねっ、お母さんはさ愛ちゃんが、ここ10日ぐらい、ずーっと柔道部の男の子にセクハラされていたことは知ってるの
ソファの方から、寧が言った
セクハラ
驚く、お母さん
そうだよオレと付き合えとかオレに裸の写真を送って来いとか、それからオレのチンコを見ろって、その人の勃起したオチンチンの写真が何枚も送られてきたりとかさっ
本当ですあたしたち女子テニス部の上級生に、愛が相談してきましたから
可奈センパイが、寧の言葉に裏付けをする
そんな話あたしは聞いていないわよ
お母さんの顔が蒼白になる
ちょっと、愛どういうことなのそんなの、あたしはママは聞いていないわよっ
台所から愛が顔を出す
小さく、小刻みに身体を震わせて
お茶はアタシが配るネ今のこの子だと、こぼしそうダカラ
お盆に茶碗を乗せて、イーディが現れる
さすが体幹が、安定している
お茶をススッと、みんなの前に並べていく
まだオレの命令が効いているから愛は大きな声では、喋れない
今の話、本当なの愛にハレンチな要求をして来た人がいたっていうのはそ、それは本当
愛はうつむいて、答える
どうして、ママに相談しないのそんなのママがすぐに警察に相談して、それから弁護士さんと学校にも話に行ったわよママ、愛のためなら何でもするんだからっ
愛のお母さんは血走った眼で、そう言った
だから相談できなかったの
だって、ママだと大変なことになっちゃうからあたし愛、学校に行かれなくなっちゃうよ恥ずかしくて
あなたのためなのよあたしは、いつもあなたのためだけを考えてだからよママ、一生懸命やっているのよ愛のために
叫ぶ母
本当にそうなのカナ
ストッと、愛のお母さんの前に茶碗を置いてイーディが言った
アナタがしているのは、アナタのためのことじゃないのカナ
あなたに、あたしたち家族の何が判るっていうのっ
そんなのは判らないし判ってあげる気もありませんただ、オレはこのままじゃ、愛がダメな子になるってことだけは判っています
子供のクセに、大人に説教するつもりなのっ
憎しみの眼が、オレを刺す
でも、オレは平気だ
こんな憎しみよりも、もっと痛い視線に何度も晒されている
説教するつもりは無いです宣言するだけです
愛はもうあなたの自意識を満足させるための愛玩動物ではありませんオレの女にしますオレを身体で満足させられる大人の女にしますから
け、警察を呼ぶわよっ
呼べないですオバサン自分で自分の身体を自由に動かせないでしょ
ヨミが、ニコッと微笑む
こんなのおかしいわよ何で、あたしがこんなことに愛はあたしの娘なのよっ
でも、もうオレの女ですから
オレは愛を見る
こっちに来いよ愛
オレは、愛を呼ぶ
ほら、返事は
愛は、ゆっくりとオレの方へ歩いてくる
愛、何でそんな子の方へ行くのよっ
お母さんが怒鳴るが
あたしもママと同じなのよこの人に逆らえなくなっているのよ
ああ、大きな声が出せないようにしておいて正解だった
声を抑えることで心が、オーバーヒートするところまで行かないで済んでいるみたいだ
よし、ここへ座れ
愛は、オレの隣に座る
オレは、愛の細い腰に手を廻し抱き寄せる
おっと、さすがに緊張のレベルが上がるか
オレに抱かれたまま、愛は大きく深呼吸する
これ、愛が入れてくれたお茶だな
オレは、さっきイーディが置いてくれた茶碗を取る
オレは、ススツと一口飲んだ
うん美味い初めて入れたにしては、良い味だと思うぞ
オレは、そのままゆっくりとお茶を飲む