こうなったら、オレもルナも可奈センパイも愛もシャワーを浴びないといけないし
バスタオルは、この家のを使わせてもらった方が良いと思った
ついでにちょっと喉が渇いちゃった愛ちゃん、何か冷たい飲み物とかある
寧が、愛に尋ねる
もう、こうなったらさタヒボベビータでも飲むよ、あたしは
寧さん、タヒボベビータって何ですか
すかさず、可奈センパイが尋ねる
ええっと名古屋の人なら、すぐに思い出すよっ
あたし、名古屋の人じゃありませんし
ガキ水とかペプシしそ味とか維力とかと同じジャンルの飲料だよーっ
そんなの判らないですよ
そういえば昔北新宿の変な自動販売機で、缶に動物のサイの絵が描いてあるサイダーを飲んだことがあるっあれは、味はただの普通のサイダーだったけどサイ味だったら、面白かったのにさ
動物のサイ味って、どんな味なんだよ
とにかく何か冷たいものが飲みたいよっ
愛、ヤッちゃんと一緒に台所へ行って、何か持って来てくれ全員の分だ
ここいらで、一旦ブレイクを取るべきなんだろうな
ほら、早く命令だぞ
よろよろと、愛は立ち上がるが
ようやく自分が裸身のままであることを思い出して
胸と股間を手で隠す
隠すなもう、愛はオレたちに全身を恥ずかしいところまで、全部見られたんだからそのまま裸で行けさあ
愛が行こうとすると
ちょっと待って、愛さん
ルナが、愛に声を掛ける
これだけは見てもらわないと
ルナは、ニコッと笑って
愛の眼の前で、オレのペニスを膣から引き抜く
ほら、ルナも愛さんと同じだよ
ポタリポタリと、ルナの割れ目からリビングの床にオレの精液が、垂れ落ちる
そうそうあたしたち、全員そうだからねっみんな、ヨッちゃんの精液を、子宮に貰っているんだから
そうよ愛だけじゃないし、愛とあたしだけでもないホントに、ここにいる綺麗な子は、みんなそうなんだから
何なら、次はヨミが先生としているところを見せてあげますわっ
寧、可奈センパイ、ヨミと
3人で、愛に言う
アタシもそうよダカラ、愛も仲間ネ
な、仲間
キョトンとしている愛
そうそう、仲間だから早く、飲み物がどこにあるか教えてちょうだい
寧が裸の愛を抱き締めて奥の台所へ連れて行く
2人の姿が消えるのを確認して
さてそろそろ核心に入りましょうか
克子姉が、愛のお母さんに振り向く
ヨミによって肉体を支配され、喋れなくなっている愛のお母さん
ルナちゃんあなたは、もうしっているわよねこの方の心と記憶を読んでいるんだから
ルナは、答える
ヨミも知っていますわ
ルナと心がリンクしているのだからヨミにも伝わっている
克子さん何の話なんです
どうして、この人が愛さんを溺愛しまくっていたかっていうことよこの人たちの親娘関係の全ての基点のことよ
ギョッとする愛のお母さん
あたしはお嬢様と事前調査をしたから香月セキュリティ・サービスの調査員まで、使ってねだから判っているのよ
愛とお母さんには秘密がある
どういうことなんだ教えてよ克子姉
オレの問いに、克子姉は
愛さんはこの人の旦那さんの娘ではないのよ
この人は愛さんのお父さんと結婚する前に、妊娠していたそして、そのことを隠したまま結婚して愛さんを産んだのよ
あかんです
久々に、キッツイ風邪でブッ倒れています
あんまり頭が廻りません
はふー
817.セックス・キングダム / 風呂場にて
ヨミの力で喋ることのできない愛の母親が、必死で何かを訴えようとしている
誤魔化そうとしてもムダだよボクは、あなたの記憶を読んでいるから
ルナが、愛の母親に言う
愛さんの本当のお父さんはこの人の学生時代の家庭教師だった人だよ
この人は、その家庭教師の人が好きだったけれどお父さんの命令で、今の旦那さんと見合い結婚するしかなかっただから、愛さんをその家庭教師の人の子供だけでも、身籠もることにしたんだ
驚く、可奈センパイ
もしかして今の旦那さんは、そのことに気付いている
可奈センパイは、リビングの壁の山岳写真を見る
真実はそうなんでしょうね元々、学生時代から山登りが趣味だったのは確かだけれど旦那さんが、この家に居着かない理由はそれしか考えられないわ
見合いで結婚して奥さんとのセックスは、数回しかしていないんでしょうそれで、愛さんが生まれてそれからは、ずっとセックスレスで成長していく娘が、自分に似ていないことに気付いたら何が真実なのか、気付いてしまったんだと思うわ
でも、判ってしまったら離婚するとか、そういうことにはならないんですか
そういうのは、ケース・バイ・ケースよこの人の旦那さんの場合は会社の上の人のお嬢さんと結婚したわけだし自分に非の無い離婚だとしても、離婚してしまえば、社内での評価が下がるわ
どうしてです旦那さんは知らなかっただけなんですよね
人の不幸は蜜の味って言うでしょ他人の娘を託卵されて、養育させられているなんてバレたら、物笑いの種よ世間の人からはねどれだけ仕事のできる人だとしてもね世の中って、そういうものよ特に男の人たちの世界は、メンツというものが大切だから
だから、気が付いていないフリをしている
家に帰るのが嫌だから休みごとに、山登りに出掛けるし
単身赴任も、喜んで受け入れた
まあ、旦那さんお仕事の方は、楽しくバリバリやっていみたいだしいいんじゃないの自分の本当の子供が欲しいっていう気持ちも無いみたいだしこのまま、ずっと付かず離れず家族ごっこを続ける覚悟を決めているみたいだし
むしろ、それで切羽詰まっちゃったのはこのお母さんの方よ旦那さんが、さっさと腹を括ってしまったから罪悪感にさいなまれているわけ
愛のお母さんはブルブルと震えている
本当のお父さんの元・家庭教師は、ブルッちゃって逃げ出して行方不明だし今更、真実を自分の両親に話すわけにもいかないし旦那さんとは、上手に会話することもできなくなっているだからこの人の心は、全て、愛さんに集中してしまったのよ自分の生んだ娘であり好きだった人の面影がある愛さんにね
それで愛を溺愛しちゃっているのね
ということは、結局この人が全て悪いんじゃないですか
ヨミが、ムッとして愛の母親を見る
この人が原因でこんな歪んだ家族になっちゃっているんじゃないですか
愛の母親は、ギッとヨミを睨む
まるであたしは何も悪くないと言うような眼で
ヨミ、責めてもダメなんだよこういう人は
こういうタイプの人は何が起きても、絶対に自分のせいだとは思わないから