ミナホ姉さんは、そう言い切る
それから気付いた愛さんのお母さんとコヨミさん
判らない溺愛していた娘を男に寝取られたばかりの母親とほんの少し前に、母親を失ったばかりの娘
眼の前で、愛がオレに犯されたことで愛のお母さんの中での無垢な自分の娘は、消滅してしまっている
コヨミちゃんはお母さんの清美さんを先週失ったばかりだ
あたしはコヨミさんの母親役は、渚か克子に任せれば良いと思っていたわ適材適所じゃないけれど今居るメンバー、身内で何とかしなければいけないって思ってたから
でも、そうじゃないのね最適な人材は、外部から見つけてくるしかないのよ
身内だけで済むわけが無い足りるわけが
人を増やすことにためらいのないあなたに良信に、教えられたわ
ミナホ姉さんは、ニコッと笑う
あなたも知っている通りコヨミさんは、まだ身体が未熟よあなたのいつもの流儀セックスでは、救ってあげられないのよ今はまだ
あの子は、普通の12歳の女の子よりも幼い肉体をしているのだから
愛さんのお母さん有効に使わせていただきましょうあの方、ちょっと過剰だけれど娘思いの良い母親であったことは間違いないんだから
コヨミちゃんの心の安定は愛のお母さんで何とかするのか
それも1週間後が楽しみね
今日、たまたま母校の前を通ったのですが
前も書きましたが、私は高校は男子校でした
なので、同窓会も1度もありませんし卒業式以来、学校の近くにはまったく行く機会がありませんでした
ということで、実に20数年ぶりに母校の前を通ったのですが
絶句です
記憶と全然、違っています
いや、もちろん建物とかも、変わってたりしているんですけれど
道の幅とか、通りの長さなんかも記憶と違う
学校の周囲のお店とかも、全然覚えていなかったり
唯一覚えていたのが、昔、本屋があったビルだけ
いかに自分の記憶というものが曖昧というか
もはや、夢ですね昔のことは
本当にこの学校に通っていたのかも確信が持てなくなってきました
生きているということは、夢なんだなあ
かつて、あったものあったと覚えているものさえ、本当かどうか判らないんだから
821.セックス・キングダム /3日後
結局のところ愛の変化に、1週間も掛からなかった
あれから、3日が経った
もう、愛さんそこは邪魔だから
いつもの昼休み
いつものパン販売
たくさんの生徒が並んでいる慌ただしい売り場の内側でメグが、愛に叫んだ
は、はいあうぅ
慌てて、返事をする愛
愛ちゃん、こっちを手伝って
寧が、愛を呼ぶ
これとこれとこれ下さい
女生徒が、パンを選んで指で示した
はい、ありがとうねっ愛ちゃん、幾ら
寧が、愛を見る
3つで440円ですぅ
愛は、パンを見てすぐに答えた
これでお願いします
はーい、1000円札からねっ
おつりは、560円ですぅ
愛は、記憶力が良い
パンの種類とそれぞれの値段は、あっという間に覚えた
それから、暗算も得意だ
これとこれ
はいっ、240円ですぅ
こういう能力は、愛の母親が愛を抱え込んでいる限りは、誰にも気付かれなかっただろう
値段の計算以外のパンを袋に入れて渡したり、お金の受け渡しなんかの作業はどうにも遅い
焼きたてのパンをササッと売り場に並べるみたいな、テキパキやらないといけないような仕事は、相変わらず苦手みたいだ
とにかく愛の身体がみんなの速さに追いついていない
あ、愛ちゃんそれはあたしがやるわそっちのお客さんのパン、計算してね
うぅぅ270円ですぅ
今はまだ寧や克子姉のサポートが必要だ
それでもまた3日目で
大分、パンの売り子の仕事に慣れてきた方だと思う
もう、それはやらなくていいからっ
あぅぅ、ごめんなさいっ
あららまた、メグに怒鳴られたのか
それ、アタシがやるネアイは、こっちを
どうやら、イーディが助けに入ってくれたようだ
はいよっ第2弾、上がったよ
オレは、業務用の大型のパン焼きオーブンを開けて叫ぶ
次々と、パッドの中に焼きたてのパンを並べていく
はーい、ヨシくん持っていくわ
手際よく、メグが工房の中へ飛び込んで来る
メグちゃん、安い方のパンがなくなりかけているわ
判りましたそっちから先に出しますっ
克子姉の指示で、メグが50円安いシリーズのパンから売り場へ運んで行く
次、これネ
イーディが、次のパッドを
オレは、どんどんパンをオーブンから出していく
愛ちゃんは、売り場から動かなくていいからねっ
次のパッドは、寧が取りに来た
やっぱ、人数が増えると楽ねえ
パン工房の中で、雪乃と一緒に先に昼食を食べていた可奈センパイが、そう言った
ヨシくん、これで最後
ああ、このパッドの分で全部だよ
ご苦労様っ
メグが、オレの唇にチュッとキスをした
後は、あたしたちがやるからヨシくんは、お昼休憩にしてねっ
そう言って、パンの詰まったパッドを運んで行く
第2弾のパンが焼けたら、オレの作業は終わりだ
さっさと昼食を食べて、作業場の片付けとなる
売り場の方は、克子姉が仕切ってくれているし
メグちゃん、積極的になったわよねえ
可奈センパイが、そんな感想を言う
前はさ、あそこでノブにチュッとかそういうアプローチをする子じゃなかったでしょ
恵美は今、お尻に火が付いているのよ
あの愛って子が来てから張り切らざるを得なくなっているのよね恵美は
はーん愛の存在が、良い刺激になっているってこと
刺激っていうか恵美からすれば、ようやく自分と同じレベルの真っ正面から、がっぷり四つで闘わないといけない好敵手が現れ、必死な状態って感じなんだと思うわ
雪乃は、箸を止めてそう言う
ほら今までの連中はさ寧やアニエスは、恵美と比べたら遥かに底抜けの美人だし香月家の2人には家柄と気品で負ける鷹倉一族には、謎の超能力があるし、イーディと美智には気力と体力で負けるとにかく、恵美からしたらさみんな自分よりも、トンデモなく凄い人たちで、もう最初から戦わずにして負けましたって感じだったのよあの子って元々、劣等感が強い子だし
その上、体育会系思考だからあたしとか克子さんとか、年上の人には絶対に逆らわないもんねぇ