アタシにも無理ヨDarlingにも大人の相手は、大人でないとネミナホやカツコやナギサそれでもダメなら、もっと年上の大人に頼むしかないノネそして、そういう人たちでも解決できるかどうかは判らないことなのネ
イーディの答えに、コヨミちゃんはうな垂れる
コヨミちゃんは愛のお母さんを助けたいんだ
心の中のどこかで、糸が大量にこんがらがっちゃっているこの人を
そうだよボクだって心は読めるけれどだけどどうして、この人がこうなってしまったかは、理解できないもんボクにはさコヨミちゃんだって、そうでしょ
コヨミちゃんも読めるんだな人の心と記憶が
だから、愛の母親が何でこんな人間になってしまったのか
他の男の子を宿しながら、愛していない夫と結婚し
娘だけを溺愛してそれだけに集中して生きてきた経緯は読み取れる
でも、どうしてこの女性が、こうなってしまったかは理解できない
コヨミちゃんは、まだ12歳なのだから
自分の恋愛経験は皆無だし、自分の両親の夫婦関係しか見て来ていない
清美さんと、旦那さんの関係も普通じゃなかったんだよな
鷹倉神社の巫女の血と力に、関西ヤクザの問題まで絡んでいたし
仕方ないノネコヨミの力は、全能ではないノネ
巫女の力がどれだけ強くても、12歳の少女には中年女性の歪んだ心を何とかすることはできない
下手に力でネジ曲げれば精神崩壊する
コヨミのお母さんみたいになるヨ
清美さんが月子たちの母親の絶望の波動によって心を病んで、自死してしまったように
震えるコヨミちゃんを、ルナが背中から抱き締める
大丈夫だよボクたちがいるから
ギュッと強く、同い年の従妹を抱いた
そうヨアタシたちがいるネそれから
イーディは、ニヤッと笑った
コヨミの力では、どうすることもできないケレドコヨミ自身には、まだまだやれることは残っているノネ
ハッとしてコヨミちゃんが、イーディを見る
治すことはできなくテモ癒やすことぐらいは、できるハズヨ
治すではなく癒やす
愛の母親の歪んだ心を
ダカラ、今はこれ以上、壊れないヨウに、崩れないヨウに大事にネ
コヨミちゃんの不安や絶望が伝わっちゃっているんだよだから
ルナが、そう告げた
イーディさんは、ちょっと勘違いしていますコヨミちゃんは別に、兄さんを試そうとしたんじゃないんですたまたまなんです
ああコヨミちゃんが、わざと愛の母親を興奮させたんじゃないのか
コヨミちゃんの心の不安が、愛の母親の心に放射され
それで、愛の母親が一気にワーッと、エキサイトしてしまったのか
コヨミちゃんあのさ
オレは言葉を探す
こういうこと口で、言葉で言っても信用してもらえないと思うけれどでも、言わないよりは良いと思うから、言うんだけれど
オレはオレたちは、もうコヨミちゃんのことを家族だと思っているから
オレは、コヨミちゃんの眼を見て言う
家族っていうのはつまり、ずっとずっとこの先、何があっても永久にオレたちが死んだ後でも、家族だから
コヨミちゃんは、ジッとオレを見ている
オレは別に、コヨミちゃんに何も求めないよオレとああいうことしなくてもいいしアニエスが、何て言おうととにかく、今は、オレたちの家がコヨミちゃんの家で、コヨミちゃんはあそこにずっと居てくれていいんだそれで今すぐは無理だけれど、もう何年かして今よりも周りの状況が良くなって、コヨミちゃんが1人でも暮らしていける年齢になったらオレたちから離れてくれてもいいそれは、全部コヨミちゃんが自由に決めてくれていいんだオレたちは、何も強制はしないから
うまく話せているだろうか
オレの気持ちは、伝わっているのか
でも家族だからコヨミちゃんが将来、オレたちから離れてもどこか、遠くの街へ行ってしまったとしてもそれでも家族だからずっとずっと家族だから
ああもどかしい
言葉が、出て来ない
家族だと、どうなんですか
コヨミちゃんは言う
それで、わたしに何かいいことがあるんですか
寂しくなくなる
家族がいればそれも、こんなにたくさん家族がいれば、世界のどこに居たって例え、宇宙船でたった1人で火星とか木星とかに送り込まれたとしても、寂しくない
寂しいですよ宇宙に1人だったら
コヨミちゃんが、オレを見て呟く
寂しくない独りぼっちでも、寂しくないんだだって、家族がいるんだから
オレは、断固としてそう言い切った
バカみたいホント、頭が変なのよ狂っているのよ
愛の母親が、静かにそう呟く
ルナに抑制されているから、さっきまでみたいに喚いたりはしないけれど
でも、愛のお母さんがこんなことを呟くのは
それはつまりコヨミちゃんの不信感が、伝播しているんだな
2人の心は、リンクしいる
どこが信じられない
オレは、率直に尋ねてみた
それはあの、矛盾しているから
コヨミちゃんは、そう答える
何が矛盾しているんだ
あなたは愛さんには自分で自分のことができるまで何でもやらせるって強制しているのにわたしには、自由にしていいって言ってる
コヨミにも制限はあるノネ少なくても、関西の人たちの動きが鎮まるマデは、うちに居てもらわないといけないし外で暮らせるようになっても、香月セキュリティ・サービスの監視は続くヨ
イーディの言うとおりコヨミちゃんに巫女の力があるのなら、裏社会の人間がコヨミちゃんに接触しないように常に見張っていないといけない
それは判りますけれどでも、何か違うんですこの人の中で、わたしと愛さんに対する気持ちが心の色が違うんです
コヨミちゃんは、オレの心を読んでそう感じたのか
わたしだけ違うんですアニエスちゃんやルナちゃんとも違う違う心で、わたしを見ています
そんなの当たり前じゃないこのバカはあんたとは、まだセックスしてないんでしょ
ていうかさ、見境無しのこのバカでもさすがに、あんたみたいな幼すぎる子には手を出さないのよねあたし、ホッとしたんだからこのバカが、ホンモノの真性ロリコン、ベトファリア野郎だったらどうしようかって泣こうが、喚こうが裂けようが、千切れようが女の子の身体に深刻なケガをさせてでも、無理矢理オチンチンをネジ込もうとするような外道人間だったら、あたしが包丁でこのバカを刺して、恵美も殺すつもりだったんだから
いや何で、自分も死ぬじゃなくて、メグを殺す
あたしはほら、大事な仕事が残っているから
雪乃はポンと、自分のお腹を軽く叩く
1人で死ぬと寂しがって、化けて出るかもしれないでしょだから、恵美だけは地獄への道連れに送り込んであげようって思ったのよ感謝しなさいよねっ