い、いたのかマジで
一応、オレたちのテーブルを見るとシエさんもアーデルハイトさんも、主の前に立っている
ミタマさんとキヌカさんも前にいたよなそのまま突進してっちゃったけど
あんたたちぐらいの名家だとほとんどの警護役が、親の代から仕えているっていう感じだろでもさ、家が警護人だからってあんたたちが、その仕事に向いているかどうかは判らないじゃないか
キョーコさんは、そう言う
だからさ親に言われたからとか家の仕事だからとかじゃなく、自分が警護役に向いているのかどうか、もう一度よく考えてみるんだね
主の方も自分の警護役のことを、よく見てあげた方がいいわよもしかしたら合わない仕事を、嫌々やっているだけなのかもしれないんだから
ミス・コーデリアも笑ってそう言った
まったく、レイちゃんたちじゃ言いにくいことを犯罪者のキョーコさんは平然と言う
ああ、それで国際犯罪組織キョーコ・メッサーと愉快な美少女軍団も、新人を募集しているから
キョーコ犯罪結社マランドロでしょ
そうともいうとにかく、可愛い女の子だけ、限定だからあ今、警護役やってる子だけじゃなくて、可愛いんならお嬢様でも入ってくれていいからね
あたしたちが手取り足取り教えてあげるわ
な、何をだ
あんたたちが強くなりたいんならね
キョーコさんは、ニヤッと笑う
あのキョーコ・メッサーさんさすがに、わたくしたちの前で、犯罪組織の新人募集は困るんですけれど
レイちゃんがキョーコさんに言う
まあまあまあ、いいじゃないエキシビジョンも、もう終わりなんだからさ
まだ終わりじゃないヨ
ええ、まだです
イーディと美智が立ち塞がる
イーディは、抱き上げていたキヌカさんを地面に下ろしていた
何だい、あんたたちまだやる気なのかい
ニヤッと笑うキョーコさん
まだ試していない技があるノネ
ああ、そうかいッッ
キョーコさんとミス・コーデリアが同時に飛ぶッ
バウウッ
はぁぁっ
イーディと美智は同時に、強い気を放った
その技は、さっき見たよっ
ミス・コーデリアは、動きを止めたが
キョーコさんはえ、動ける
放出された気を反らすこれって、あんたのところの技術だろ
まさか工藤流古武術
キョーコさんが
あんたの家の技にしろ、ダダドムゥの技にしろ見せてもらった技は、使えるようにしてあるんだよっ
それがキョーコ・メッサーの力
そうか、シザーリオ・ヴァイオラとのホテルの闘いの時も
一番最後に現れたのは他の人の技をチェックしていた
ミナホから巫女の力っていうのの威力も聞いているよっあんたたちは、その鍛錬術で気の能力をアップさせたんだろうけれど
キョーコさんが、美智たちに迫る
だが、あんたたち自身はホンモノの巫女ほどの力はないっ
では、ホンモノの巫女の力を知って下さい
美智とイーディの前に
い、いつからそこに居たんだ
誰だいこのロリ巨乳は
そうだこのぷっくりとした大きな胸は
弓槻ヨミと申しますわ
ニッコリとヨミは微笑む
さすがにマッド・ハリケーンは出せなかった
父ちょっと母さんの帰りが遅くないかい
私ああ、そうだね
父お前、ちょっと家の周りをぐるっと見て来てくれないか
私いや、今日は母は店だから近所じゃないって
父それでもほら、一応
私いや、だから心配なら、電話してみればいいだろ
父電話
その顔で気が付く
私父さん今は携帯電話というものが発明されているんだよ
父はぁ、そうなのか
時々、びっくりするようなことを忘れています
847.ハイ・ライフ / ふたりは
はーい、わたくしに注目っ
ヨミが、キョーコさんの意識を自分に引き付けようとするが
キョーコさんの動きは速いっ
キョーコさんは、ヨミの意識の死角からスバッと一気に接近する
まさか、ヨミを叩くとか
そんなのし、死んでしまうぞ
ヨミは、美智たちみたいにキョーコさんの攻撃を防御する技術は持っていないんだからッ
ぱぁんっ
恭子さんは、ヨミの眼の前に姿を現すとヨミの鼻先で、大きく手を叩くッ
ね、猫ダマシ
驚いたヨミを、ブンっと担ぎ上げて、空中でぐるるんと廻すッ
あわわわわわわッッ
巫女の力ってのは、精神集中していないと使えないんだろッ
ヨミの身体を楽しそうに振り回しながら、キョーコさんは叫ぶ
それに、あんたが心の中で明確に相手をこうさせるというイメージが固まっていないといけないんだよねっ
そうだ相手をどう自分に従わすか、ヨミの中にはっきりとしたイメージがなくては
だから、そんなことを考えている余裕なんてないようにしてあげるよっ
キョーコさんは、ヨミの身体を空中でお手玉のように投げて玩んだ
うわわわわわわぁぁっ
上下左右に揺さぶられ、宙に放り投げられては、受けとめられる
こんなんじゃヨミが力を発揮させることなんかできやしない
巫女は一人きりじゃないですっ
な、何だッッ
ボクを見て下さいっ
今度は、屋敷の中からルナが飛び出して来るッ
まさかの鷹倉神社の巫女2段構えか
残念、こっちも2人なのよ
よ、読まれていた
ルナの背後に、ミス・コーデリアが取りつく
はーい、高い高い高いっ
ミス・コーデリアは、ルナの身体をビヨヨヨーンと宙に放り投げた
ひゃああああああっ
ルナはヨミよりも小さいから、より高く宙に舞う
はい、キャッチ&リリースっ
そして、ミス・コーデリアはルナを両腕でキャッチするとまた空へ放り投げる
キョーコさんも、ヨミを空に投げてはキャッチしている
2人ともボール遊びでもしているようだ
言ったろう巫女の力がどんなものなのか、使い手が何人いるのかを把握した段階で対抗策は考えてあるんだよ
まさか、こんな手で巫女の精神集中を妨害するとは
ヨミもルナもクルクルと空中で回転させられている
あれじゃあ、目が回る
キョーコさんとミス・コーデリアが高く投げあげられた2人を取り落とすと困るから、美智もイーディも攻撃できないでいる
美智は本当に小さいし、イーディだって高く空中に投げられている鷹倉姉妹を受けとめられるような体格ではない
力はあっても、ヨミたちの身体を受けとめきれずに、地面に落としてしまうだろう
しかしこのままでは
空中で振り回されている2人が危ない
はぁぁっ、エイヤッ
レイちゃんが、テーブルを蹴って高くジャンプし空中のヨミを捕らえるッ
そのままヨミを抱きかかえて、ストッと地面に下りた
ヨミに、ニコッと微笑む