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脇役やお手伝いなら、そんなに判らなくても

主役なんかをやってしまうと、そこの劇団の地力がよーく判ってしまうわけで

だって、若い子をわざわざ抜擢して主役をやらせてあげたんだよ普通なら恩義を感じて、劇団のために身を捧げてくれるものだろう

つまりそもそもの

主役をやらせてあげたという感覚が、間違っているわけで

そこそこ顔が良くて、自分に自信のある俳優は自分が主役を演じることになっても、それが当然としか思わないわけで

みんな主役になりたくてその道を志したわけで

今回は主役をやらせてもらったから3年ぐらいは、脇役や裏方を頑張りますなんて子はいないわけで

ここで主役をやったんだから、もっと大きな舞台で自分を試したいと思うわけで

特に、若い子は

**してあげたのにという意識は、相手を下に見ていることで

そういう人間のところには、能力や才能のある人材は残っていきません

その演出家の先生は、もう亡くなられたそうですが

何か考えちゃいますよね

そこから次の仕事に繋がる何かがあるのならそこで必死に頑張ることもできるけれど

一度主役をやらせてもらっただけでそこの劇団に居る限りは、より上へ行ける道が無いと感じたら、そこには留まれない

留まっているとしたら、その人はさらに上に行くだけの能力も才能も無い人です

そして、留まっている人たちと話してみると愚痴と他人への悪口しか出て来ないし

869.ハイ・ライフ / 通過儀礼

アニエスが、オレたちの連れてきた自分と同世代の女の子たち水島可憐さんや、安城姉妹の妹のキヌカさんを見て、眼を輝かす

えっと違うよこの子たちは、この後、どうなるのかオレにも良く判らないし

水島可憐さんは、みすずがペットにしたがっていることは判っている

しかし、その前に香月家と水島家で、話し合いをしなくてはならないだろう

水島家が、関西ヤクザのスパイが香月家の邸宅に潜り込むのを助けたのは間違いないのだから

ジッちゃんは、水島家に何かしらのペナルティを追わせなくてはならない

そうでないと、今日来てくれた他の名家に対しても示しが付かない

他の家のお嬢様をも危険に巻き込んだことになるのだから

安城姉妹の方も取りあえず、香月家預かりになったけれど

この子たちをどうするつもりなのか

そうですの残念ですわ

アニエスが、オレに可愛いおっぱいをムギュッと押し付けながらそう言う

とりあえずこっちの水島可憐さんは、みすずのお客さんだから仲良くあげてくれ

この屋敷にはみすずの招待で来ているんだものな

確か、アニエスと同じ12歳だよね

暗い顔で、可憐さんは答える

ええ、そうですのっアニエスも12歳ですのっこっちのルナもそうですのっあっちのコヨミちゃんもそうですのっ

アニエスは、ニコニコ顔でそう言う

じゃあ、パパのご命令ですから仲良くしましょうですのっよろしくですのっルナ、コヨミちゃんもこの子と仲良くしてあげてですのっ

ルナとコヨミちゃんも、仲良く返事をする

それでキヌカさんは、13歳だから1つお姉さんだよねミタマさんは18歳でしたっけ

オレの問いに、姉妹はムスッとして

ああ、嫌われているのかオレ

ていうか、この子たちも生まれてからずっと名家である鞍馬家のお嬢様たちの警護役だったんだから

名家の人間でないオレとは口もききたくないというか

なるべく無視したいんだろうな

あなたたちも、しばらくここに居なさい

ミナホ姉さんが、安城姉妹に言う

鞍馬美里様、ありす様とお会いさせて下さるというお話でしたが

でした

ムッとして、安城姉妹がミナホ姉さんを睨む

モノには順序というものがあるわあたしとこの子は、これから香月様のところへご報告に行かないといけないのよ多分、鞍馬さんたちもそこに居ると思うけれどいきなり、あなたたちみたいな子を連れていけると思う

口籠もる、ミタマさん

香月家の本家の当主の居る部屋だ

誰でも自由に連れて入るわけにはいかない

なるべく鞍馬さんたちに会わせてもらえるように交渉してはあげるけれどまあ、全ては香月様次第よ判るでしょあなたたちも、名家に仕えていたのなら

主従の力関係は、よく判っている

香月家の当主に、絶大な力があるということも

アンタたちが変なことをシタラただですら危ういクラマ家がもっとキケンになるネ

鞍馬姉妹の父親はジッちゃんたちの世代の名家の人たちの思い出がいっぱい詰まっていた鞍馬閣の建物と日本庭園をブッ壊して、高層ホテルにしようとした

ジッちゃんたちの反対の声に耳を貸さないで外国の投資グループにダマされて

あげくに、古い建物は完全に失われホテルは建設途中で、資金切れ

このままでは、鞍馬家の全ての事業が滞りグループ企業は倒産、鞍馬家自体は破産することになるだろう

さっき、歌晏様がみすず様に言っていたけれど名家は潰せないのよ鞍馬家だって、それなりに歴史と伝統があるんだから

だから、香月様は、鞍馬家の救済はしなくてはならないと考えていらっしゃるわでもそれなりのペナルティは支払っていただくことになるわ

つまり鞍馬家の当主の娘を高級娼婦にするというのは

鞍馬家の莫大な負債を返済させるためというより

鞍馬の家に不名誉な罰を与えるということなんだと思う

そういうことをさせないとジッちゃんたち、他の名家の当主たちの怒りが治まらないんだろう

今、アンタたちが、アノおじいサンの視界に入ったらご機嫌を損ねる可能性が高いとアタシは思うネ

ダカラ、とにかくココデ待ってるネ

鞍馬さんたちがどんな様子だったかは後でちゃんと伝えますから

オレも、そう言う

えー、パパ、もう言っちゃうんですの

アニエスが、オレにしがみつく

なら、アニエスも一緒に行きますのっ

キョーコさんたちも居るけれどいいのかしら

ミナホ姉さんが、アニエスに言う

キョーコさんて、あのピョンピョン飛び跳ねて暴れる変なオバサン

ああアニエスにとっては

地下室幽閉時代に、突然やって来たキョーコさんのイメージが強いんだな

えっと確かに飛んだり跳ねたりして、暴れて強いけれど変じゃないし、オバサンでもないと思うぞ

どうせ、この部屋の様子も監視カメラで観ていると思う

何たって、そういうことに関しては、ミナホ姉さんの師匠みたいな人だから

そうよとっても綺麗で若々しいお姉さんよ

ほら、ミナホ姉さんもちょっと顔が引きつっている

キョトンとするアニエス

そうだよ、アニエス

パパがそういうんでしたら