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だから、ほらアニエス、大きな声でキョーコさんは、とっても綺麗なお姉さんですって言って

オレと一緒にほら

オレは、アニエスと一緒に大声で宣言する

キョーコさんは

とっても綺麗なお姉さんです

とっても綺麗なお姉さんですっ

ホントにですの

おい、アニエス

ホントにそうだってば

じゃあ、ホントにそうですのっ

アニエスは後ろを振り向き

ルナとコヨミちゃんもそういうことになりましたですのそれからえっと

可憐でございます

うん、可憐ちゃんもいいですの

うんとりあえずいいか

じゃあもう少し待っててくれあっちのパーティ会場の方も、しばらくは同じ学校の子たちだけで歓談することになっているから

アニエスをお披露目するのは、もう少し後でいい

月子ここの部屋のこと頼む

月子が、笑顔で返事をする

一番年長で、落ち着いている月子が居てくれれば、心配は無いだろう

Darling、アタシもここに残るネ

アタシ、綺麗で若々しいキョーコはいいケレド綺麗で麗しいアノ人は

ミス・コーデリアのことは、苦手なんだよな

イーディは、あの人の同性愛のペットにされそうになった経験があるから

判ったじゃあ、イーディもここに居てくれ

イーディが居れば安城姉妹も、抑えられるだろうし

わたくしも、その方が良いと思いますわ

それと、公様もしもの場合は、善処させていたたいてもよろしいですか

もしもの場合

月子が、巫女の力を行使するということか

色々と抱えていらっしゃるようですから

ニコッと、月子は安城姉妹を見る

この姉妹はこの部屋を抜けだして、鞍馬さんたちを連れて、この屋敷から脱出するぐらいのことは考えているんだな

この子たちは思いきったことを考えて、実行する胆力がある

キョーコ・メッサーに、スカイラブ・ハリケーン・ミキサーをカマすような武闘派姉妹なんだから

何か物騒なことを考えていることを月子が、この子たちの心から読み取ったんだな

うん許可するイーディも月子と協力してくれ

ニヤッとイーディが微笑む

先生、任せておいて下さいませ

兄さん、大丈夫ですから

ヨミとルナも、オレの思考を読んでそう答えた

巫女の力のある鷹倉3姉妹+コヨミちゃん、それにイーディも居るんだから

心配ないか

じゃあ、みんな仲良くな

オレはアニエスの美しい乳白色の髪を撫でてそう言った

ジッちゃんの声がした

オレはドアを開けミナホ姉さんと中に入る

うんご苦労だったまあ、どこでも好きな所に座れ

20畳ぐらいはありそうな大きな部屋に大きな椅子に座ったジッちゃん

その後ろにはジッちゃんの2人の専任警護人、大徳さんと張本さん

部屋の反対側には、キョーコさん、ミス・コーデリアがソファでくつろいでる

それから、入り口のドアに近いところのソファに鞍馬姉妹が怯えた表情で座っていた

お前、せっかくのパーティだというのに、何も飲み食いしていないだろう克子くん、こいつにお茶を入れてやってくれないかね

ジッちゃんは、まるで秘書の様なタイトスカート姿の克子姉にそう言った

あ、お茶はいいよみすずや瑠璃子もほとんど飲み食いできていないんだからオレだけここでお茶を飲んでいたら、あいつらに悪い

パーティの主催者だということと狩野さんや鳥居さん、さらに歌晏さんといった他の名家のお嬢様たちとは異質な子たちが同じテーブルに来てしまったことで

みすずも瑠璃子も、自分のテーブルから離れられなくなってしまった

いや、あいつらのテーブルには鳥居の娘がサンドイッチを運んで行ったろうそれに歌晏の娘が来たことで、飲み物や食べ物も頻繁にメイドが持って行っておる

ああ、歌晏さんは遠慮なくこっちに持って来てって言えちゃうタイプだもんな

だから、あの子たちの方は心配するな全然飲み食いできていないのは、むしろお前の方だ

オレは乾杯のグラスだけだもんな

そうよお茶ぐらい飲みなさい

克子姉が、オレにお茶を運んで来てくれた

とりあえずジッちゃんとキョーコさんの真ん中辺りに座る

ミナホ姉さんも、オレの隣に座った

しかし、歌晏の娘が言っていた通りお前は良いな邪魔にならないところが良い

ジッちゃんは、いきなりそんなことを言う

あれだけ女しかいないところに居て舞い上がらず、余計な自己主張もせずに平然としている

だってうちは、オレ以外はみんな女の子だし

もう慣れた

毎日、あれだけたくさんの女の子と一緒に暮らしているんだから

24時間、いつも誰かと一緒なんだし

風呂も夜寝るときも

それでもだあの少女たちも、きっとお前については良い印象を持ってくれていると思うぞ

いや、良いも悪いもオレ、ほとんどの子とは話していないし

それがいいのよ名家のお嬢様たちはガツガツしている男の子にはウンザリしているから

みんなパーティとかに行かなきゃいけないでしょそしたら、**家のお嬢様でございますかってニヤケた男が次々と近寄って来るんだから

ああ香月仁とか、角田とか

ああいうナンパ男は、いっぱいるんだろうな

男というのは、ニヤニヤしながら自分を売り込んで来るものなんだって皆さん、思っているのよ警戒もしているわだって、今日、いらしている方々はホンモノの名家のお嬢様たちだけだから

ミナホ姉さんも、オレに言う

うかつに変な男と知り合って付き合うどころか、噂話になるだけでも不名誉なことなのよあの家のお嬢様は、お尻が軽いなんて言われたら、恥ずかしくて生きていけないわ

そんな世界なのか

あの学校に通う子たちには名家の一員である名誉を徹底的に教え込まれる自分が恥しいことをすれば、一族と先祖に申し訳が立たないとな

今の時代に箱入りのお嬢様を作っておるそうでないと名家は守れん成金の娘や芸能人の娘を入学させないのはそのためだ親が下品なら、娘も下品になるそして、悪貨は良貨を駆逐する下品な人間と知り合うと、どんなに品良く育てた娘も慎みを失う品の悪いゲスな男と付き合って、そういう子供の子を宿すそうなれば、名家全体が下品な連中に浸蝕されることになる

名家の娘と結婚すれば財力も、色んな権力者とのコネも手に入る

何とかして、食い込みたいとお嬢様たちを口説きまくるヤツだっているだろう

人間の教育は20歳までだよ私は、そう思う人間は、20歳までに学んだことを基礎にして、その後の人生を組み立てていく

みすずたちの学校を卒業した少女たちの多くは名門の大学へ進む今は、女子だって高等教育を受ける時代だからなだが、あの子たちは大学へ進んでも決して、馬鹿な男子学生との酒を飲む会とか、下らない会合などには所属しないそういう一見、楽しそうなモノが、実は何の意味も無いものだということを高校までに学んで来ているからなそういう活動をやっている男には、決して近付いてはいけないということを