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今は、交通機関が発達致しましたから地方からいらしても、お泊まりになられるなんてことはなくなりました

お祖父様がおっしゃっていましたわ新幹線が開通する前の方が、地方への出張が楽しかったって

はい朝、東京駅から列車に乗られて関西圏ですら現地に着くのが、夕方ですわその日は、お仕事になりませんから、そのままホテルに入られて2日目になって、ようやくお仕事の相手にお会いになって、夜の宴席では現地の美味しいものを食べますそして、3日目に少しだけ観光みたいなことをしてから、東京へ帰られるんだそうです

地方出張が、2泊3日コースなんだ

今みたいに、日帰りなんてできませんものちょっとした旅行みたいで、とても楽しかったとおっしゃっていましたわ今は何でもスピーディになって、面白味にかけるそうです

ゆったりと電車に乗って、風景が変わっていくのを見ながらの旅だったんだろうな

もっとも、お祖父様がお若い頃のお話ですから、そういうことを楽しむだけの余裕があられたんだと思いますわ

みすずは、ニコッと微笑んで浴槽に入って来る

月子が、ススッとみすずの入る場所を作った

そうだよな今のジッちゃんの体力だと、長い時間、電車に乗り続けせれたりしたら、それだけでグッタリしちゃうんだろうな

みすずが、オレの左側に肌を寄せる

右は、月子背中はアニエス

あらあの子たち、どうしたのかしら

みすずは、開けっ放しのガラス戸の方を見て、そんなことを言う

ルリルリ、どうしたの

瑠璃子も、来ているのか

ああ、パーティが終わったからみすずは瑠璃子の呼称をルリルリに戻している

済みません鳥居さんたちが

脱衣場から、裸の瑠璃子が顔を出す

どういうことですの、納得がいきませんわっ

まだ服を着たままの鳥居さんが、アーデルハイトさんと現れる

それから水島可憐さんも

みんな、裸になってオレと風呂に入ると知って真っ青になっている

みすず様、瑠璃子様と一緒に入浴せよというご命令でしたら喜んでお受け致しますわでも

鳥居さんは、チラと横目でオレを見る

どうして、わたくし黒森さんとまで入浴しなければなりませんのっ

アーデルハイトさんが、鳥居さんの後ろに隠れるようにして身を小さくしている

そのアーデルハイトの後ろに水島可憐さんが

さっき、申し上げましたわうちにお残りになるのでしたら、香月家の家風に従っていただきますって

みすずはキッパリとそう言う

でも黒森様は、殿方ですわ

鳥居さんの言葉に

アーデルハイトさんと可憐さんも、ウンウンとうなずいている

何か問題がございますの

瑠璃子キョトンとしてが、鳥居さんに尋ねる

だって男の人と一緒に、おっ、お風呂なんてそんな破廉恥なこと、誰かに知られたら

誰も話しませんわよこの家でのことは

ニコッと、瑠璃子が微笑む

ええ、そうですわ鳥居さんがご自分でご放言なさらない限りは外部の人間に漏れることはございませんわ

浴槽の中から、みすずが言う

眼をパチクリさせている鳥居さん

瑠璃子早く来いよ裸のまんまだと、風邪を引くぞ

オレは脱衣所に、いつまでも瑠璃子が全裸のまま居るのが心配になる

はい、お兄様今、参ります

瑠璃子が、風呂場へ入ってくる

瑠璃子の裸身もまだ15歳なのに、いつの間にか色香を感じさせるようになっている

桜色の乳首に白い肌

別に、体付きが大きく変化したわけでは無いんだけれど

セックスを覚え、楽しみ、満足しているエッチな美少女の裸身だ

オレの公式なパートナーであるみすずはともかく瑠璃子までが、オレに平然と肌を晒す様子を見て鳥居さん、アーデルハイトさん、可憐さんは、驚いている

み、見られてますわよ

み、見てますあの方

ああ、名家のお嬢様たちにとってはオレが、名家でない子たちイーディや、月子や、ヨミや、ルナや、アニエスや、天童乙女と入浴していることは、さほどショックでは無かったらしい

ただ自分より格上のみすずや瑠璃子が、平然と裸を晒していることには驚きを隠せないようだ

名家の令嬢というものは、特別な存在だと思っているから

あら、わたくしも、いつも入浴はお兄様と一緒ですわお兄様のお身体を洗って差し上げますし、わたくしも洗っていただいておりますし

そうよ我が家の家風ですからみんなでお風呂は

みすずが、オレに裸身を預けてそう答える

わたくしも、いつもご一緒させていただいております

鳥居さんの後ろからついっと、全裸の美智が浴室に入って来る

堂々と裸を晒して

相変わらず、小柄でつるぺたの胸で、無表情な顔付きの飛びきりの美少女だ

美智ってホント、日本人形みたいに綺麗だよな

つい、感想を述べてしまった

多分さ、人間国宝とかのクラスの工芸作家の先生が作った日本人形のさ着物を脱がして、裸にしたらこんな感じなんだと思う

うんそういう特異な美しさが、美智にはある

あ、ありがとうございますご主人様

無表情だった美智の顔が照れて、赤く染まる

白磁の陶器のように傷一つなく、つるるんとしている肌がほんのりと赤く染まる

ホント何であの体で、あんなに動けるのよ

鳥居さんと同じで服を着たままのアーデルハイトさんが、ジッと美智の裸の背中を見ている

美智の裸身を、闘う女の身体としか見ていないんだなこの13歳のハーフ美少女は

あっちの人の方はまだ理解できるんだけれど

アーデルハイトさんの視線が、イーディに移る

天童乙女に対処するために、浴槽の縁に座っているイーディ褐色の肌の健康美少女の裸身に

イーディは、尖ったおっぱいをプルッと揺らしてアーデルハイトさんに手を振る

いつまで人の身体をジロジロ見ているノネ

あ申し訳ありません

アーデルハイトさんと一緒に、水島可憐さんも頭を下げた

やっぱり色んな子たちの裸に、ついつい眼が向いてしまっていたらしい

あのやっぱり、警護役としては、お風呂まで入らないといけないものなんでしょうか

アーデルハイトさんが、イーディを警護役の先輩と見込んでそんなことを尋ねる

違うネこれは、ウチのルールなのネ

仲良くなるためには、みんなで一緒にお風呂なんですわ

ヨミが、弾けるロリ巨乳を風呂の湯に浮かせてそう答えた

そうそうウチでは大切なことなんです

ルナも、明るい笑顔で答える

コヨミちゃんも、優しく笑っている

一方、アニエスはオレの背中にしがみついて、鳥居さんたちを睨んでいる

よそ者に対して厳しく警戒している

はぁなるほど、これが家風ってことなんですわね