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アーデルハイトさんはムスッとして、そう答える

ですからそんな方にお仕えするよりは、まり子お嬢様の方がまだマシなのではないかと思いまして

え、そういう消去法なの

何か問題がございますか

そんなことでもなければアカデミーで学んだ、わたくしが極東まで参りませんわたくしを捨てた父の故国になど

ああこの子にも、色々と事情があるんだ

でも、ヨーロッパでは雇い主を見つけられなかったのよねだから、ブラジルとか日本とか遠いところへ行くしかなかったんでしょ

他には中国でも、わたくしのような年の若い警護役を探しているというお話がありましたがそちらも、条件がよろしくはありませんでしたので

というよりあなたの年齢では、何らかの組織に加入していない限り、まともな依頼は来ないわよ

まだ13歳の警護役だもんな

大きな組織が、身元を保証してくれなければまともな人は雇いいれないだろう

普通はあなたぐらい有望な子なら、アカデミーが卒業時に、どこかの組織に推薦してくれるはずだと思うけれど

ヨーロッパのアカデミーの事情も知っている翔姉ちゃんが尋ねる

わたくしのプライベートに関わることですのでお話することはできません

アーデルハイトさんは、冷たい口調でそう答える

そうそれなら、聞かないでおくわ大体、想像も付くしね

翔姉ちゃんは、優しい笑顔でそう言った

アーデルハイトさんが、ヨーロッパで雇い主を見つけることができなかった理由って何なんだろう

お話は、そこまでにして鳥居さんたちも、お風呂へどうぞいつまで、外にいらっしゃるの

みすずが、2人に言う

ああ、そうですわねでは

鳥居さんが、さっき可憐さんが使っていた湯桶を使って、サブッとお湯を浴びる

背中と前と、股間を丁寧にお湯で流して

ま、まり子お嬢様っ

いきなり、鋭い声でアーデルハイトさんが言う

何どうかしたの

浴槽の縁で、アーデルハイトさんを見上げる鳥居さん

す、透けていますわ

そうだ予想通り

鳥居さんの着ている白ビキニは、とても生地が薄かった

お湯を浴びたら、素肌にぴっちりと纏わり付いて下の肌が完全に透けている

肌の色も乳首の桜色も

股間だって、割れ目の形がクッキリと浮かび上がっている

ああ、そうみたいねそれがどうかしたの

いや、あのだって、まり子お嬢様水着の下の肌が透けるのは、お恥ずかしくはございませんか

そう言うアーデルハイトさんに、鳥居さんは

だから、何で

わたくしは、こうやってちゃんと水着を着ているわ裸じゃないんだから恥ずかくはないわよ

と、鳥居さん

この人は男の前で、裸になることは恥ずかしいことだと、上流階級のお嬢様としての知識として知っているだけなんだ

性的な知識に欠けているんだから

だから、さっきあんなに可憐さんが、オレの前で全裸になることに抗議していたけれど

あれは、オレみたいな男に、名家のお嬢様が裸を見られることを恥辱だと感じているだけで

男に裸見られること自体には余り、気にしていていないんだ

だから、透け透けになっても水着1枚でも着ていれば、メンツは保たれるのだから

それで問題は無いのだと思っている

まり子お嬢様を主に選んだのも間違いだったかもしれません

アーデルハイトさんは、ハァと溜息を吐く

何言っているのよほら、あなたもお湯を浴びなさい入るわよ

鳥居さんは、アーデルハイトさんに湯桶を押し付ける

はい仕方ありませんね

アーデルハイトさんは、胸と股間を片手で隠してお湯を浴びた

ちゃぽんとお湯に入る、鳥居さん

アーデルハイトさんも、主人に続く

あら意外と温いんですわね

お湯の温度が熱すぎないことに、鳥居さんは驚く

はい温めのお湯に、長時間は入って身体の芯まで温めるのが、香月家流ですわ熱いだけのお湯は、心臓に悪いですし

それとオレたちは、よく風呂の中でもセックスするから

温くないと、心臓がバクバクして息苦しくなる

まあ、香月様は熱い方がお好みだと思っていましたわ

ああオレと同じ風呂に入っていることは、完璧に無視することにしたようだ

でも、なかなか良いおっぱいだな

腰つきも締まりが良さそうだ

香月家は元々は京都の家ですから熱いお湯を好むのは、江戸の伝統でしょ

ああ、そうですわねわたくしのお祖父様はとにかく熱いお湯で、ご自分が一番風呂でないとお怒りになられますそうですわね確かに、鳥居の家はずっと東京ですから

そんな話を続けている

さてとようやく、皆さんで一緒にお風呂に入れましたから

みすずが、話を変える

さ、わたくしたちは先に身体を洗っていましょうねみすずお姉様たちは、お仕事のお話をなさるみたいですから

ヨミが浴槽から立ち上がり外のアニエス、ルナ、コヨミちゃんに言う

あの子たちは、わたくしにお任せ下さい

大きなおっぱいをプルンと揺らして、ヨミがオレに微笑んだ

わたくしも、あちらに今日のことは、全て、みすずお姉様にお任せしておりますから

瑠璃子も洗い場へ向かう

で、ではわたくしも

オレとみすずのすぐ横で小さくなっている可憐さんも、ヨミと瑠璃子に続いて浴槽から脱出しようとするが

あなたはダメよ、可憐もう少し、お湯に浸かって温まらないと

みすずが、可憐さんを制する

旦那様、ちょっと可憐を抱き締めてあげていて下さい逃げ出さないように

ビクッと震える可憐さん

背中から優しく抱き締めていただきなさい旦那様に身体を預けてリラックスするのよあなた、ちょっと緊張しすぎているから

そうネ、それがイイノネ

みすずの言葉に、イーディが乗っかる

いやあのい、いいんですか

アーデルハイトさんが、鳥居さんに言う

もう、こうなったら何でも同じよ一緒のお風呂に入っているんだから

鳥居さんは、風呂の中でオレと可憐さんが肌を接触させることには反対しない

生理的な嫌悪感があったとしても、自分がオレに抱き締められるわけではないし

性的な意味合いを理解していない

アーデルハイトさんも、まだ13歳だ戸惑っている

しかし、みすずの提案に大人の翔姉ちゃんや、レイちゃんも抗議しないのだから

それ以上は、何も言えない

可憐さんおいで

オレは、可憐さんに声を掛ける

可憐さんは、お湯の中で体育座りで身体を固く丸めたまま、震えている

大丈夫ですから公様ですもの

フッと、月子が柔らかな微笑みでそう言った

巫女の力で可憐さんの身体の力が、スーッと抜けていく

おっと、危ないよ

オレは背中から12歳の裸身を抱き締めた